【感想記】アイドルタイムプリパラ 第43話「燃えよにの」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2018.01.30

今週もプリパラがおもしろいから辛い。 

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第43話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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まぶたを閉じるな

しゅうかもファララとガァララの救済に加わり、いよいよ一丸となりつつあるゆい達。当人であるガァララはしゅうかと交わした「夢を奪わない」という約束を守るため、和太鼓と目覚まし時計が鳴り響くなかで極度の睡魔と戦っていた。まぶたをセロテープで開いたままにしたり、生のコーヒー豆を食べたりと凄惨な状況である。ただ予告で見た際はおっかないシーンかと思ったが、脚本家ふでやすかずゆきのおかげもあってコミカルかつ緊張感があまり無くて安心した。

トモダチと離れたくない!」という感情が今のガァララを支えており、また「昼と夜を分けるシステムが無かったら、ファララともトモダチになれたのかなあ……」と思いを馳せてもいるようだった。前回におけるしゅうかとの一件は、ファララとガァララの和解へのきっかけにもなるのかもしれない。

Don't think. FEEL !

ファララとガァララを救う具体的な方法だが、古代メガネによれば「時をさかのぼるコーデ」が必要であり、そのカギとなるのが「壁を乗り越えること」と「聖なる獣」であるらしい。そんななか乗り越える壁が真っ先に思い浮かんだのがにのだった。それは言うまでもなくシオンである。にのがシオンを超えることができればチュッペが聖なる獣として目覚めるということらしい。にのとしては第24話のリベンジという意味合いも大きいだろう。

そんなわけで例の空き地でシオンと対峙するにの。シオンが提案してきた勝負方法は「シオンの頭の王冠を奪ったら勝ち」というどこかで見たようなものだった。しかし囲碁チャンピオンであるシオンは相手の行動を何千手も先読みできるのでまるで歯が立たない。

そこでサブタイトルの元ネタとなる「考えるな。感じろ」の展開へと繋がっていくわけである。にのの最大の強みは困っているおばあさんを助けたときのように、考えるよりも先に行動をする精神性にある。それはシオンでも不可能な、にののオリジナルである。そしてシオンからのヒントを得て、ペアライブ中に無我の境地へと達したにのは、見事に王冠を奪取した。シオンから「二重丸にじゅうまる、いや百重丸ひゃくじゅうまる」と褒められて目に涙を浮かべるにのが実に健気だ。

一方でにのの奮闘の裏ではチュッペが死◯遊戯的な特訓でズタボロになっていたが、正直なところ意味があったのか無いのかはよくわからない。とはいえこれでチュッペも「聖なる獣」として認定され、条件を満たしたことで必要なコーデのひとつである「朝のコーデ」をゲットすることとなった。

今後はこれと同様の流れをゆいとみちるがクリアしていくことになるのだろう。ただ、にのの場合は元々の目標が明確だったから順調だったという側面もあるのかもしれない。残された二人にどのような壁があるのか、そしてその壁をどのように乗り越えるのかというのが焦点となっていきそうだ。

次回、第44話「みちるさまとお呼びなさい」

そういうわけで次回はみちるがメインのお話。どうやら壁に設定されたのはあろまのようだ。予告を聞いた感じではあろまとみかんがパパラ宿を離れるようにも聞こえるが、実際には果たしてどうなるのか。

あろまが学校のテストで赤点を取ってしまった。追試で合格点を取らないとパパラ宿追放の危機にさらされるという。そんなニュースを聞いたみちるは、自分があろま達より年上である利点を生かし勉強を教えてあげようとする。しかし、あろまは意地を張ってみちるの言うことを一向に聞かないが、それでもみちるはあろまを超えるためにあろまに向き合う。

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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