【感想記】キラッとプリ☆チャン 第15話「りんか、やってみた！」

本放送日:2018年7月15日

『キラッとプリ☆チャン』アニメ第15話 先行カット・あらすじ到着 | アニメイトタイムズ

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りんかがデビューを拒む理由

作詞やダンスなど、あいかわらずアイドルとしての高い資質を見せるりんかに、みらいとえもはプリ☆チャンデビューすることを再度勧める。しかしこれまでと同じように「マネージャーだから」という理由で拒まれてしまう。本音ではステージに立ってみたい気持ちはあるようなのだが、どうやら過去のある出来事が後ろ髪を引いているようだ。

その理由には兄のユヅルが関わっていた。りんかとユヅルは共にプリ☆チャン動画を撮っていた過去があり、りんかは兄と遊べるその時間をとても楽しみにしていた。しかしユヅルはりんかよりも友人たちと動画を撮ることのほうが次第に多くなっていき、りんかはそのことに寂しさを覚えていた。

ついに堪えきれなくなり本音をぶちまけると、ユヅルは意外にもあっさりと自分と遊ぶ時間を作ってくれるようになった。しかし後から知ったことによると、そのことがきっかけとなってユヅルは友人グループから抜けることになってしまい、プリ☆チャン動画も撮らなくなってしまったらしい。

つまり、りんかとしては自分のわがままで兄にプリ☆チャンを辞めさせたのに、当の自分がどの面を下げてデビューできるのかという思いがあるわけである。あの能天気なユヅルのことだからそのことを恨んでいるわけでもなければ、りんかがデビューしたところでまったく気にしないとは思う。ただどちらかと言えば、りんか本人が自分自身を許せないという理由が大きいのだろう。

ステージから見る世界

公園で悩むりんかの眼前に突如として現れたマジシャン・マジカルレーン（CV.釘宮理恵）。彼女はりんかを手品で元気づけると去っていったが、この出会いきっかけに彼女の楽屋潜入番組をミラクル☆キラッツが配信することになった。公園で出会っただけなのに、まんまと番組にしてしまうあたりが相変わらず抜かりがない。

配信終了後、マジカルレーンの提案でりんかは助手としてショーに参加することになってしまった。最初こそ緊張した表情のりんかだったが、自分が関わったマジックで喜ぶ客席を見て、りんかは「ステージから見た世界」にどんどん惹き込まれていったようだ。

その様子を見ていたみらいとえもは、どうやら同じことを考えていたようだ。「今日ライブ頑張るのは私たちじゃないよ」「今からライブやるのはりんかだよ！」二人にそう言われたりんかは最初こそ躊躇していたものの、実際にはその心の内はもう決まっていたように思う。みらいとえもから激励の言葉をかけられると、決意を秘めた表情でりんかは扉へと向かうのだった。

りんか、デビュー！

長かったような、意外と唐突だったような不思議な気持ちだが、ついに青葉りんかがプリ☆チャンデビューとなった。ブランドが「Secret Alice」であることからもわかるように「不思議の国のアリス」がモチーフのコーデとなっており、みらいとえもと違ってクールさが押し出されている。

曲名は「キラリ覚醒☆リインカーネーション」。即興で歌詞を作っていくあたりに、りんかの才能の凄まじさを感じる。曲としては普段の彼女の落ち着いた雰囲気は残しつつも、ところどころで艶っぽさもあり、青葉りんかの新たな魅力に気がつくことができる。曲名や歌詞のとおり、これが生まれ変わった彼女の姿ということなのだろう。

待ち焦がれたりんかのデビューは単純に嬉しいが、それ以上にミラクル☆キラッツがいよいよ三人編成となったことに興奮を禁じ得ない。アンジュが言ったように「最後のピースが揃った」ような気分だ。またこれを機にメルティックスターも三人組を目指していかざるを得ないだろう。今後の展開が非常に楽しみだ。

次回、第16話「心の迷いを抜けてみた！」

肝心な問題が解決していないと思ったが、それは次回で解消されていく模様。憶測にすぎないが、ユヅルがプリ☆チャンをやめた理由はりんか以外の部分にあると思っている。

デビューライブを無事に終え、ステージで思う存分輝けたと自信をもつりんかと、喜ぶえもとみらい。だが、アンジュから、まだまだ輝ききれていない、と指摘されてしまう。りんかは、プリ☆チャンにまつわる過去の苦い記憶を思い出していた。

エピソード　キラッとプリ☆チャン｜テレビ東京アニメ公式

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