【感想記】アイドルタイムプリパラ 第42話「ディア・マイ・トモダチ!」

【感想記】アイドルタイムプリパラ 第42話「ディア・マイ・トモダチ!」 アイドルタイムプリパラ

本放送日:2018.01.23

「失敗の失敗は成功なのだ」 by ガァルル

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第42話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】2014年7月から『プリティーリズム』シリーズを継承し、3rdシーズンまで放送された『プリパラ』が新アニメ『アイドルタイムプリパラ』として2017年4月より放送中! その第42話「ディア・マイ・トモダチ!」より先行場面...

場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

ガァルルのありがたいお言葉

互いを理解できずにケンカ別れとなってしまったガァララと華園しゅうか。しゅうかはいつもどおりに振る舞おうとはしているが、やはりその落胆は隠しきれず、目の下にクマを作るなど凄い顔になってしまっている。二人の仲があのまま順調であればしゅうかもトモダチの大切さを理解し、よりアイドルとしての高みに近づいていたはずだ。それが再び「誰にも頼らずひとりで」トップアイドルを目指すという考えに陥ってしまっているのは残念でならない。

一方でガァララとしては理由もわからぬまま初めての友達を失ってしまったわけで、ただただ悲しみにくれていた。そんなガァララの相談相手となったのがガァルルだった。悩みを吐露するガァララの言葉を聞いていると、彼女にとってもしゅうかが大切な存在になっていたことが理解できる。夢を奪うことは彼女の存在を確立させるためなわけだが、大好きなしゅうかはそれを否定する。そのジレンマに苦しめられているのが今のガァララなのだろう。

そして仲直りのきっかけを作ったのもガァルルだった。ガァルルはプリパラでは珍しい常識人であり、また高潔な精神性を持つ存在でもある。しゅうかが怒った理由を冷静に分析し、さらには「トモダチは仲直りをしないとダメ」と真っ直ぐな言葉でガァララにアドバイスする。かつて同じように孤独な境遇だったガァルルだからこそ共感することができたのだろうし、それだけに彼女の言葉のひとつひとつには重みがある。

立ち上がるお姉ちゃん

一方のしゅうかもガァルルを許せないという気持ちを抱えつつも、それ以上にトモダチを失ったことを悲しんでいた。本音では仲直りをしたいけど、その勇気が出ない。そんなしゅうかを見かねて、これまでは無能感が尋常じゃなかったセインツ・みあがようやく本領発揮。妹の背中を押すためにライブを決行する。アイドルタイムは足りていなかったものの、ご都合主義でゴリ押しした。

曲は『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』にてOP曲&挿入歌だった「Dear My Future ~未来の自分へ~」。振り付けも当時と同じものになっており完全リメイクと言っていいだろう。あのダメ人間がステージ上では瞬く間に神アイドルに変貌するギャップがたまらない。

勇気を出して今、一歩踏み出そう

未来の自分を信じて!」そんな気持ちを込めたみあのライブはしゅうかを素直な気持ちにさせ、ガァララには仲直りするための勇気を与えた。ふたりとも互いが大切な存在というのはわかっていたのだろうし、必要なのはほんの少しのきっかけだったのだろう。しゅうかとガァララは仲直りの印として互いのトモチケをパキることにした。「トモチケパキるの、ずっとずっと、ずーっと夢だったの!」と目に涙を浮かべながら笑うガァララは本当に幸せそうだ。あの悲惨な過去を知っているだけに涙なしには見ることができないシーンだった。

また今回の一件でしゅうかが協力的になったことも大きい。友だちであるガァララに夢を奪うという酷いことをさせないためにはシステムを変更するしか方法はない。ゆい達はファララを目覚めさせるため、しゅうかはガァララを守るためだが、結果的に目指す方向は同じとなった。大きな進展と言えるだろう。

次回、第43話「燃えよにの」

ストーリーが大きく動き出したが、独占欲の強いパックの行動に不穏さを感じてしまう。

自分にとっての試練を乗り越えることが、ファララとガァララ救出のヒントに繋がると分かったゆい達。にのは最大の目標であるシオンの元へ一目散に向かう。今回こそはと打倒シオンに燃えるがシオンはにのの勢いを物ともしない。一方チュッペもにのに負けじと最大の壁・ネコ姐さんに勝負を持ちかける。

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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