
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
変わったこと・変わらないもの
ニコニコ動画にて第1話無料配信中!
期待と不安の入り交じるスタートだったが思いのほか違和感なく楽しめた。良い意味で最高にイカれたアニメだと思う。プリパラを評価するときの基準がいつも「狂気」や「カオス」なのもどうかと思うが、それを楽しみに見ている側面もあるので仕方がないのかもしれない。
まず主人公の「夢川ゆい(CV:伊達朱里紗)」はキャラが立ちすぎていて「これが主人公か?」という印象を持った。ただ今作はらぁらとのダブル主人公という形式なので中和されていいバランスになるのかなと思った。喋るときに「ユメおまたせ」「ユメ拒否!」など語頭にユメをつけたり、妄想モードに入るときの目が怖かったり、隙あらば自前の炊飯器(炊き上がるとダンディボイスで「タキアガリマシタ」と言う)のご飯を貪ろうとするなど、挙げようとする特徴には事欠かない。前作のキャラで例えれば、大食い・お馬鹿・だみ声などの要素から「白玉みかん」を思い出した。そんなカオスな存在でありながら初ライブを単独で完璧にこなすなど、主人公らしく潜在能力の高さを感じさせる。舞台のパパラ宿のプリパラはまだ誕生したばかりだが、今後は彼女を中心に発展を遂げていくのだろう。
今作ではパパラ宿へと左遷された真中らぁらだが、転校となった理由は現状では明らかになっていない。おそらくは神アイドルとなったことを契機にプリパラの浸透していない街へ布教するべく派遣されたのではないかと思う。また前作からの橋渡しとしての役割もあるのだろう。いずれにしてもらぁらを見ると安心感を覚えるのは確かだ。ゆいとの組み合わせによってらぁらの新たな魅力が見られることに期待したい。
『アイドルタイムプリパラ』の特徴として男子アイドルが登場することがある。彼らは「ダンプリ」と呼ばれる場所で活躍しており、パパラ宿ではむしろそちらが主流であるらしい。この街では女子がアイドルになるというのは異端なのである。個人的には男子が登場することは別に構わないし、むしろ相乗効果が期待できるのではないかと思っている。ダンプリの看板アイドルである「WTH」にはゆいの兄である「夢川ショウゴ(CV:山下誠一郎)」がおり、兄妹間の絡みなども面白くなっていきそうだ。
まだ1話なので総合的な評価をするには情報が乏しすぎるが、個人的には『プリパラ』の流れを円滑に汲むようなストーリーだっただけで幸いだった。また140話まで継続することを願いたい。
次回、第2話「ここ掘れ、アイドル」
開店したてのパパラ宿のプリパラでアイドルデビューの夢をを叶えたゆい。プリパラをもっと活気づけようと意気込むゆいとらぁらだったが、ひょんなことからゆいはプリパラに行けなくなってしまう。悲しむゆいを救うため、らぁらは破天荒な作戦を思い付く。
エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式
いきなりライブができなくなってしまったらしい。展開としてはプリパラ1期を思い出す。
コメント