【感想記】ひみつのアイプリ 第14話 「とどけ!ひみつのライブ」

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『ひみつのアイプリ』第14話あらすじ&先行場面カット | アニメイトタイムズ
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笑顔を忘れたひまり

ルビー=ラズリのライブ以降、ひまりは10日以上もアイプリバースに姿を見せていなかったらしい。「ルビー=ラズリみたいなスターアイプリになりたい!」と宣言したひまりだったが、前回を上回る完璧なライブを見せつけられて打ちのめされてしまったようだ。またひまりにとってアイプリは“楽しむ”ものだったが、そこに“勝ちたい”という気持ちが芽生えたことで戸惑っているようにも見える。

気がつくとひまりは夢の中にいた。そこでひまりは自身が笑い方さえ忘れてしまっていることに気がつく。うなされていたところをみつきに起こされたひまりは「アイプリって楽しいのかな……」と口にするなど、自体は想像以上に深刻なようだ。今回のひまりは口を開けば「無理」などの悲観的な言葉ばかり吐いており、以前の彼女と比較するとまるで別人のようである。

ひまりの過去

心配したみつきはひまりの兄・ひなたに相談をする。そこで断片的にひまりの過去が明かされることになった。ひまりはもともと病弱で、昔は父親と小さな島で暮らしていたらしい。そこにはひまりの他に子供がおらず、そんな彼女にとって唯一の友達が人形のムギちゃんと、カエルのピョコ太郎だったとのことだ。ムギちゃんのおかげでひまりは外にある花畑で遊ぶことが多くなり、笑顔も増えた。

「だからあの海が見える花畑でムギちゃんと会ったときのこと思い出せたら、ひまりは笑顔になれると思うんだ」

みつきの置き手紙で学園の丘の上へと呼び出されたひまり。そこでひまりはつむぎのライブを見ることになった。つむぎのライブを通じ、ムギちゃんと出会った頃の景色を思いだすひまり。めが姉ぇの協力で、つむぎのライブではひまりの思い出の花畑やそこから見える海の景色が再現されていた。毎日が楽しかったあの頃を思い出すことで、ひまりは失っていたものを取り戻す。

「思い出したよ。大切な気持ち。一緒に楽しむ気持ち!」

アイプリを楽しむ気持ちを思い出したひまり。しかしその目からは涙が溢れていた。そこには自分のためにここまでしてくれたつむぎやみつきへの感謝もあれば、大切な思い出すら見失っていたことへの自責の念もあるのかもしれない。

その様子を見ていたみつきが寄り添うと、ひまりの表情には笑顔が戻っていた。再び立ち上がったひまり。今後、彼女の心はそう簡単には折れないことだろう。

感動的な回だったが、個人的には唐突に出現したカエルのピョコ太郎が何らかの伏線なのかが気になって仕方がない。

次回、第15話「めざせ!グランプリ優勝」

ひまりが復活を果たしたということで、次回はグランプリ回。デュオで挑むとのことだが、今度はみつきの様子がどこかおかしいようだ。

スターアイプリのルビー=ラズリから、第2回アイプリグランプリが開かれることが宣言される。ひまりとみつきはデュオで出場し、優勝することを誓う。そのために、猛特訓にはげむ二人。しかし、ある日、ひまりは寝坊をしてしまう。特訓の計画を立てていたみつきは、台無しになってしまったことに怒り気味。悪気がなく、謝ってくれないひまりに、とうとう怒ってしまうみつき。そんなに怒んなくてもいいのに!と言い返すひまり。グランプリを前に、二人はケンカをしてしまい……。

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