【感想記】アイドルタイムプリパラ 第3話「ゆめかわ!メイキングドラマ!」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2017.04.18

「メイキングドラマ作り」と言えばプリパラではお馴染みの回。どのような内容になるのかも気になるが、どちらかと言えば「どのような過程で作られていくか」を見ていくことに醍醐味がある。

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第3話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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空想力がメイキングドラマ作りに活きた

今回はゆいとらぁらがトンネルを補強する場面から開始。相変わらず女児向けアイドルアニメらしからぬ背景でストーリーが展開されていく。この回から視聴を始めた人は混乱に陥るに違いない。

とは言うものの、今回は「メイキングドラマ作り」というプリパラにおいては王道の内容である。大会を近くに控えているということもあり、ゆいはオリジナルのメイキングドラマの作成に着手することとなった。ただ例によってアイデアよりも妄想が先走ってしまい、作業は遅々として進まない。ゆいの場合はメイキングドラマの内容が「思いつかない」のではなく「思いつきすぎて選べない」のである。

ゆいの無尽蔵の空想は3歳の頃からアイドルになる夢を抱いていたことに起因する。書き溜めてきた「ユメカワデザインノート」は部屋を埋め尽くすほどの量であり、それによって蓄えられたゆいの「夢」は尽きるところをしらない。そんなゆいのプリパラに対する想いは誰よりも純粋である。ただし今回のメイキングドラマ作りに限ってはその溢れ出る想いが抑えきれず、それに自分自身が翻弄されてしまっているようだ。

そんな中、ゆいはらぁらのアドバイス(みれぃの受け売り)によって今の自分が伝えたい事が「み~んなにプリパラの、女の子アイドルのユメかわいさを伝えたい。そしてプリパラをキラキラのアイドルでい~っぱいにしたい」であることに気がつく。

メイキングドラマ作りの材料は元より十分。必要なのはそのアイデアを結びつける何かであった。そしてゆいはまどろみの中、「3分間」「鳩時計」「三日月」という三つのキーワードを繋ぎにしてついにメイキングドラマを完成させる。「アイドルタイム」から着想を得たらしいが、何回見てもこの要素から発想が生まれるゆいの脳内がよくわからない。

そして完成したメイキングドラマは「ゆめかわ!マジカルクロックランド!」。三日月に乗ったゆいが汽車に飛び移り、そのまま鳩時計に突撃。そして本来は鳩が出てくるはずの部分からゆいがビョーンと出てくる、という奇想天外の内容だった。おそらくは世界中でゆいにしか作れないメイキングドラマだろう。彼女のヤバさと天才性を同時に垣間見た気がする。

徐々に増えてきた他キャラとの絡み

第3話を迎えたということで徐々に他のキャラクターとの関わりが増えてきた印象である。ド直球ネームの地獄ミミ子(CV:上田麗奈)は1キロ先に落ちた針の音も聞き逃さないという地獄耳の持ち主。その能力を存分に活かすべく風紀委員長を務めている。その仕事ぶりは引くほど徹底しており、寮の廊下を徘徊し、室内で缶詰の音が聞こえれば直ちに没収し(規則で20時以降の食事は厳禁)、謎の液体の中に放り込んで処分していく。彼女もいつの日かライブをしたりするのだろうか。そのときには中の人的にハイレベルなステージを意外にも見せつけてくれるかもしれない。

また今回の大きな進展としてメインキャラクターである虹色にの(CV:大地葉)と正式な絡みがあった。第2話で「さんかくっす。あたした!」などといった謎言語を駆使していたので変な子なのかと心配していたが、今回に限っては普通に礼儀正しい子だった。早いうちにプリパラでアイドルデビューして盛り上げてほしいところだ。

また庭師の大神田川ババリオ(CV:三宅健太)は校長の旦那説もあったが、ただの兄であることが判明した。謎の存在だが意外と重要キャラだったりするのだろうか。

次回、第4話「まいどぷり!みれぃやで!」

みれぃがパパラ宿のプリパラに来ることが確定! ストーリーが気になるのはもちろんだが、それ以上にライブの内容が気になって仕方がない。順当に考えれば、らぁらとの「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」、大穴で「ぷりっとぱ~ふぇくと」といったところだろうか。いずれにせよ、みれぃファンとしては楽しみすぎる。

パパラ宿のプリパラはオープンしたてでアイドルやお店も少なく、寂しい雰囲気に包まれていた。ゆいとらぁらが先頭に立ち、盛り上げようと努力するが道は険しい。そんな中、オオサカ・プのプリパラに所属している神アイドルのみれぃがパパラ宿に遊びに来ることになった。2人は慌てて活気あるプリパラに見せようと、あの手この手を使うが・・・。

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

コメント

  1. Sabottender より:

    記事が丁寧すぎ!プリパラ愛の大きさが伝わってきます!