本放送日:2018年11月11日
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
みらいの秘めたる想い
キラ宿では「その姿を見かけると願い事が叶う」と言われる「ホイップさん」が噂となっていた。例によってホイップさんを追跡する番組を作ることにしたみらい達は聞き込みをするなかでキラキラのお姉さんが、ホイップさんが口笛で奏でていた曲を貰っていたことを知る。さらにお姉さんは「ミラクル☆キラッツに歌ってもらったほうがもっとキラッとすると思うもの」とキラッツにその曲をプレゼントしてくれた。お姉さんは「こうなるのをきっとホイップさんもわかっていたのかもしれないわ」と意味深なことを言っていたが、曲作りもこなすあたりホイップさんの謎は深まるばかり。
さっそく三人はライブに向けて曲を完成させていくこととなった。思えば『SUPER CUTIE SUPER GIRL』はりんかが中心となって作った楽曲であり、歌詞だけとはいえ三人で曲作りをするのはこれが初めてのことになる。そのなかで個人的にはみらいの成長が見て取れたことが印象的だった。みらいはホイップさんに叶えてほしい願いとして「ミラクル☆キラッツがもっともっとたくさんの”キラッと”を届けられますように」と言っていた。第10話でさらに質問された段階ではみらいはプリ☆チャンを頑張った先にあるのものを見通せずにいたが、今回で初めてそれについての明確な答えを聞けたように思う。
他にもメルティックスターのチームとしての完成度に対しての不安を吐露したり、だからこそ三人で力を合わせる大切さをえもとりんかに伝えたりと、チームの中心としての役割を存分に発揮していた印象だ。普段は自己主張をあまりしない彼女だが、だからこそ秘めたる想いを言葉で表現するときの彼女は実に魅力的に映る。
もちろん成長したのはえもとりんかも同じである。チーム結成から時間を経たこともあり、今の三人には“キラッツらしさ”を正確に理解しているように見えた。溢れ出る言葉が止まらないのか作詞もスムーズに進み、無事に新曲完成となった。ホイップさんの登場から新曲の流れになるとは誰が予想できただろうか。曲名は『乙女アテンションプリーズ』。各々がチームに対する想いを込めていたとおり、三人であれば誰にも負けないという信念が表現されている楽曲だ。
今回は新曲作成＆披露という最も盛り上がる展開だったが、そのなかでミラクル☆キラッツというチームが大きく成長したこともストーリーのなかで大きな意味合いを持つように思う。ここ数話はメルティックのチームとしての強力さが目立っていたが、今回でその差はなくなったのではないだろうか。次の直接対決は面白くなりそうである。
次回、第33話「さらちゃんがモフモフしてみた！」
クールビューティー・緑川さらの弱点に迫る。
かわいいマスコットが溢れる、キュートフェスティバルの応援サポーターに任命されたミラクル☆キラッツとメルティックスター。
人気キャラクターのイベントでそれぞれテンションが上がるメンバーだが、何故かさらだけ元気がない。
不思議に思ったみらいが思い切って事情を聞いてみると……
エピソード キラッとプリ☆チャン｜テレビ東京アニメ公式
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