【感想記】ひみつのアイプリ 第2話 「みつきのひみつの約束」

ひみつのアイプリ
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春アニメ『ひみつのアイプリ』第2話あらすじ&先行カット | アニメイトタイムズ
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破ってしまった約束

史上初のバズリウムチェンジを発動させ、華々しいデビューを飾ったひまり。親友の晴れ姿を嬉しげに見守るみつきだったが、幼少期に交わした“一緒にアイプリデビューする”という約束を違えている現状に気がつく。

みつきがひまりにアイプリであることを隠しているのは、自分だけが先にデビューしてしまったことを悔やんでいたからだった。みつきはアイプリデビューを夢見る親友の助けになるためアイプリバースへと通っていたが、いつしか自分も心からアイプリに憧れていることに気がついた。その気持ちが抑えられずデビューしてしまったが、同時に親友に対する秘密を抱えることにもなってしまった。

一方、学園へと戻ったひまりを待ち受けていたのは生徒会四人衆──一条寺サクラ(CV:日比優理香)、二階堂タマキ(CV:鈴木杏奈)、三ツ葉 アイリ(CV:徳井青空)、四之宮リンリン(CV:和多田美咲)──だった。個性豊かな四人なだけに、そのうち個々を掘り下げていく回などにも期待したいところだ。アイプリを自粛する学園長の目から守るために生徒会のプロデュースを受けることになったひまりだったが、そのかわりアイプリデビューしたことを誰にも話さないことを義務付けられてしまう。同じくしてみつきとの約束を思い出したひまりは、それを破ってしまったこと、そして打ち明けたくてもできない現状に思い悩んでいく。

同じ秘密を抱えたまま寮で会話するひまりとみつきだったが、親友に隠し事をしている罪悪感からどうしてもギクシャクしてしまう。どちらも相手のことを大切に思っているからこそ簡単に打ち明けられないというのが歯がゆいところだ。

そんな二人は行動パターンも似通っているのか、悩みを兄へと相談しにいく。「ひまりちゃんとお友達じゃいられなくなるかも」と深刻に思い悩むみつきに対し、兄・八雲(CV:田丸篤志)は静かに耳を傾けつつも、そっと背中を押す。一方、ひまりの兄・ひなた(CV:石橋陽彩)はギガバーガーを用意して元気づけながら真っ直ぐにひまりの言葉と向き合っていた。それぞれが対照的でありながらも的確な態度で妹を勇気づけるなど、良き兄としての姿がどちらも目立つシーンだった。

同じ「ひみつ」

みつきは「今日のアイプリバースで、ミーの本当の気持ちが込められたライブを見てください」とひまりに手紙を残し、ステージへと足を運ぶ。今回は「デュエルオーディション」という形式が取られ、みつきはクラスメイトの真実夜チィ(CV: 大地葉)とライブ対決をすることになった。

披露された「シークレット・ドリーム」はひまりとは対照的に少し大人な雰囲気を感じさせる楽曲となっている。約束は違えてしまったが、それでもひまりと夢を追いかけたい──ライブに込めた彼女の気持ちに応えるかのようにバズリウムチェンジが発動し、オーディションはみつきが勝利を収めた。

ライブ後、みつきはアイプリでの活動名を「ミー」から本名の「みつき」へと変えることを宣言。ひまりの元へと戻った彼女は、すべてを明らかにして謝罪する。そんなみつきに対し、ひまりも約束を破ってしまったことを謝罪。勇気を出して互いに胸の内を明かしたふたりは無事に仲直りを果たすのだった。同じ悩みを抱えて同じように悩んでいた二人だったが、今後は同じ「ひみつ」を共有することでその仲をより深めていくことだろう。

シリーズでは恒例の仲直り回ではあったものの、互いを思いやるからこそすれ違っているふたりの優しさや深い絆が際立っていたように思う。またキャラの濃そうな生徒会四人衆に加え、早くもライブシーンをちら見せしてきた真実夜チィ、大切な役割を果たした兄貴たちの登場など、濃密な内容だった。次回は“アニメの方向性が見えてくる”と勝手に思っている第3話を迎えるが、正直なところ現時点で普通に面白いアニメになっていると思う。

次回、第3話「生徒会のヒミツのレッスン」

生徒会のプロデュースの一環でひまりがアイプリのレッスンを受けるようだ。生徒会と本格的な関わりが増えていくのはもちろんだが、たびたび登場している「謎の少女」とも接触するようだ。楽しみにしよう。

いよいよ本格的なレッスンがスタート!しかしついていけず苦戦するひまりは少し自信をなくしてしまう。すると、そんなひまりの前に謎の少女が現れて…。

ひみつのアイプリ 生徒会のひみつのレッスン(テレ東、2024/4/21 10:00 OA)の番組情報ページ | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)

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