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光と影
「やろう!ルビー=ラズリのライブを!」と突然言い出す会長。前回のグランプリで獲得した殿堂入りコーデ「ローズグランプリコーデ」を着てライブをしようと意気込んでいるようだ。学校中がその話題で色めき、会長もステージに立つのを心待ちにしている様子。しかしそのなかでタマキだけが浮かない表情をしていることが気がかりだ。
そんな悪い予感は当たり、コーデチェンジの際にトラブルが発生。気がつくと二人はステージではなく、モノクロの生徒会室に立っていた。そこに現れたのは今まさに身にまとうはずだった「ローズグランプリコーデ」だった。「今の二人に私を着ることはかないません」と二人に告げるローズグランプリコーデ。その言葉にハッとするタマキ。どうやらタマキの心に迷いがあり、そこに答えを見出さなければコーデを着ることが許されないらしい。
タマキの迷いの根源。それはデュオにおける自身の役割を重く見すぎていることにあるようだ。ルビー=ラズリにおいて、サクラが光であれば自分は影でもいい。そう思っていたはずが、周囲の変化を見て「私だけ今のままでいいの?」という葛藤が芽生えていた。今いちどファッションを学ぼうと意気込むタマキだったが、それもどこかズレているように見えてしまう。
ひまりのファッションレッスンは象徴的なシーンであったと思う。「街に友達とお出かけするときのコーデ」というお題に、ひまりはオムライスコーデという奇抜な格好を用意してくる。明らかにお題に沿わないコーデを見て眉をしかめるタマキに対し、会長は「似合っている」と楽しげだ。様式にこだわるタマキと、自由な発想を尊重する会長。ここに二人の差があるのかもしれない。
クールさとダイナミックさ
そんなタマキの心を見抜いたのは会長だった。タマキが赤い薔薇ではなく、青い紫陽花を選んだのは直前にアイムゥから「タマキは青が似合います」と言われていたからだろう。求められる期待に応えようとすることは美徳ではあるが、タマキの場合はそれが原因で本当の自分を押し殺してしまっている。「それは本心か?違うだろ」という会長の言葉に、「本当は私も輝きたい」と抑えてきたタマキの想いが溢れていく。会長はタマキの根本にある情熱的な側面を理解していたのだろう。そしてそんな会長でなければタマキの迷いを払拭させることはできなかったと思う。
「私はステキにオシャレしてアイプリをするのが大大大大好きなんだ!」と本心を叫ぶタマキ。ルビー=ラズリの初ライブの際に、公式ポストでは「クールでダイナミックなライブが魅力」とチームが紹介されており、クール担当がタマキなのだろうと考えていた。しかし今回を視聴するとルビー=ラズリは二人共がクールさとダイナミックさを内包しているのだと気付かされる。シンボルマークの青い薔薇も、タマキの中にある熱情を表現したものなのだろう。
アニメ『 #ひみつのアイプリ 』
— アニメ「ひみつのアイプリ」公式 (@PrettySeriesPR) April 21, 2024
✨キャラクターのチーム紹介①✨
「Ruby=Lazuli(ルビー=ラズリ)」
スターアイプリのサクラとタマキが組んでいるチーム!💗
クールでダイナミックなライブが魅力のデュオです💘
今後の活躍をお楽しみに!
#プリティーシリーズ #アイプリ #ルビーラズリ pic.twitter.com/HoXIc2ySVy
再び二人の前に現れたローズグランプリコーデ。影ではなく光としてステージに立とうとするタマキに、ローズグランプリコーデも心を許したようだ。ステージ上の二人は同じ色のコーデをまといながらも、これまでとはまるで違う色を放っているように見えた。
高みからさらに上へと飛躍したルビー=ラズリを前に、リンリンは「どんどん遠くなる……」と圧倒されている様子。そしてライブを見ていたひまりも同様に衝撃を受けているようだった。前回はルビー=ラズリに敗北したことからアイプリへの想いを燃やしたひまりだったが、果たして今回はどうなるのか。
次回、第14話「とどけ!ひみつのライブ」
気になっていたひまりの過去について明らかになりそうだ。
ひまりは10日以上、アイプリバースに姿を見せていなかった。ルビー=ラズリのライブを見て、すっかり自信をなくしていたのだ。そんな時、ひまりはプリうさのムギちゃんから、声をかけられた気がする。そのまま夢の世界に入っていくひまり。そこには、つむぎがいた。笑顔を忘れていると、つむぎから教えられるひまり。ひまりは、自分がどうやって笑っていたのかも、わからなくなってしまう。それを知ったみつきは、ひなたと八雲に相談。 ひまりの笑顔を取り戻すため、ひなたにひまりの過去を聞く。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
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