【感想記】ワッチャプリマジ!第39話「灼熱ドリーマー 御芽河阿智彦」

ワッチャプリマジ!
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TVアニメ『ワッチャプリマジ!』第39話 先行場面カット・あらすじ公開! | アニメイトタイムズ
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テレビ向け阿智彦

今回は個人的にかなり期待していた回である。まずタイトルの段階ですでに面白い。いい年をしたおっさんが「灼熱ドリーマー」という肩書で呼ばれていることに笑いがこみ上げてくる。御芽河阿智彦のドキュメント番組を追っていく内容の回ということだが、その冒頭が阿智彦の逞しい裸体から始まることにより神回への期待がいやが上にも高まってくる。

実際にはこれまでのデュオを振り返る総集編的な回ではあったのだが、プリティシリーズはこういう回でもしれっと重要な情報を盛り込んでくるので興味深く見ることができる。それにデュオライブは披露されたのが一度のみなので、それを振り返る機会は単純にありがたい。

肝心の阿智彦のドキュメント番組だが、彼の発言には疑問を抱く内容が数多く存在した。挙げようとすれば切りがないが、最たるものは「ライバルは必要ですが、プリマジは潰し合いじゃない。戦いじゃダメなんです」という内容だろうか。阿智彦はエキシビションで5人センターが決定した際、それに対して「華やかなステージ、笑顔の裏で飛び散る火花、互いにぶつかり合う闘い」こそがプリマジだと断言していた。それ以外の発言についてもこれまでの態度と明らかに矛盾する箇所が多い。番組内での発言内容はあくまでテレビ向きに耳触りの良い言葉を並べているだけで、彼が本心を語っていないのは明らかだろう。

個人的に幸いに思ったのは、その矛盾にあうるが気がついていたことだ。あうるが父親に依存して、彼の言うことを真に受けてしまったら、彼女の未来には暗雲が立ち込めることになってしまう。そのような展開にならないことに安心しつつ、あうるの明晰さに改めて感心した。そのことに気がつけず、無能の烙印を押されてしまった祈瑠とは対照的である。

また今回の大きな進展として、まつりがかつての同僚である道人の娘であることに阿智彦が気がついたことである。いくらなんでも気がつくのが遅すぎだと思ったが、その原因は道人の名字が変わっていたことにあったようだ。道人は陽比野家に婿入りしたため、結婚前は違う名字だったのだろう。

それがきっかけとなったのかは定かではないが、阿智彦はジェニファーと接触。彼女にグランドフェスへの出場を依頼する。明らかに浮かない顔のジェニファーと、それを眺める太陽のエレメンツと思われる存在。

デュオ編が終わったということでストーリーが動き出すのは理解していたが、想像以上に情報量が多くてワクワクさせられる。とはいえ今はまだ具体的にどのような展開となっていくかは示唆されていないため、その点については次回に期待していきたい。

次回、第40話「You are MY Sunshine」

ジェニファーの過去についての回となるようだ。ロリジェニファーが可愛い。気になるリューメについての件も明らかになるだろうか。

「リューメを取り返す為」と言う阿智彦の言葉に促され、結局グランドフェスへの出場を決めるジェニファー。その開催が迫るなか、ジェニファーは自分とプリマジの出会い、プリマジに自分を導いた御芽河阿智彦、自分に続くプリマジスタ達、そしてリューメ、その全てに思いを馳せる。しかしそんな想いとは裏腹に、阿智彦は、祈瑠、あうるに自身の野望の為に、プリマジを通じた新システムの稼働を急がせるのだった…

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