本放送日:2017.05.30
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
今回の主役はヒツジ隊・ちあ子
脇役なのにキャラが濃すぎるヒツジ隊より、今回はちあ子(CV:相良茉優)が主役に抜擢。毒舌と「~っての」という語尾が特徴の女の子である。前回の記事でも言ったが自分はヒツジ隊でこの子が最も好みだったりする。
先週に引き続き勧誘活動に勤しむゆいとらぁらだったが、そこに通りかかったちあ子をプリパラへと拉致。メイクの得意なちあ子に「おしゃれスタジオ」のヘアメイクアーティストを担当してもらうためである。その腕前は確かのようで、お客さんに対して「ボケナス」「黙ってろっての」という数々の暴言を吐きまくるものの、逆にそれが堅気の職人のようで好評を博し、スタジオは大繁盛することとなった。彼女がお店を開かないときはプリパラの来場者数がガクッと減ったらしいので、その集客効果はかなりのものだったのだろう。
最初こそ得意の毒舌で文句たらたらのちあ子だったが、ヘアメイクアーティストになるのが彼女の夢だったということもあり次第にやりがいを感じるようになっていく。結果的にゆいとらぁらの作戦は大成功と言えるが、一方でそれがきっかけとなりちあ子とヒツジ隊のメンバーとの間に軋轢が生まれてしまうのだった。
ヒツジ隊の友情
今回はちあ子だけでなく、その他のヒツジ隊(チアガール部)のメンバーも主役とも言える。他のメンバーは男プリを応援することに命をかけているわけなので、当然ながらプリパラへ行くちあ子を許せない。それは友情への裏切り行為であると主張するわけである。一方のちあ子としてもメンバーとの友情が大切なことは理解しているが、だからといってヘアメイクアーティストになる夢も捨てられない。答えを出すことができず、結果的にちあ子は孤立してしまう。
元々が仲の良いヒツジ隊ということもあり本音では全員が仲直りを願っているのが見て取れるのだが、やはり拗れてしまった関係はそう簡単には修復できない。そんな泥沼状態に責任を感じたゆいとらぁらのサポートという名の茶番もあり、ヒツジ隊のメンバー全員をプリパラに呼ぶことに成功する。
そこでメンバーが見たのは今まで見たことないほどに充実した表情をしているちあ子の姿だった。プリパラで夢を追いかけるちあ子の姿を目の当たりにしたことで、ヒツジ隊のメンバーは考えを改めはじめる。友情も夢も、それは二者択一のものではない。
「ちあ子は友情もプリパラも、どっちも選ぶべきですわ」
ちあ子がその両方を追いかけられるように自分たちも彼女を応援しようと思い直したのである。「夢も友情もどちらも大切で選べない」という正直な想いを吐露したちあ子。「友情もプリパラもどちらも選ぶべきだ」とちあ子の背中を押した他のメンバー。そのどちらもが立派である。狂ったシーンは多いものの、やはり『プリパラ』は最高に熱いアニメだと再認識させられた。
次回、第10話「助っ人アイドル始めたっす!」
虹色にのが次回でアイドルデビューすることが告知された。これでかなり話の幅が広がっていきそうである。また予告にてシオンらしき人物の後ろ姿も見られた。修行の成果はあったのだろうか。
ゆいとらぁらは、あと一押しすればにのがアイドルデビューしてくれるのではないかと、今日もスカウトに向かう。一方にのは、2人があらゆる手段を使ってプリパラに自分を勧誘する熱意を尊敬しつつも、アイドルデビューには興味がない様子。そんな時、意外な人物がにのの心を揺さぶって・・・。
エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式
また公式サイトにてガァルマゲドンの新しいコーデのビジュアルが発表された。「アニメの中でどのように登場するのかは、ぜひ放送でご確認ください!」と書かれているので、そう遠くない日に彼女らも登場するのかもしれない。
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