【感想記】アイドルタイムプリパラ 第12話「打て!アイドルタイムグランプリ」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2017.06.20

カオスなのに熱い。

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第12話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】

場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

にのとゆいの考え方の違い

前回に引き続いてソフトボール回。地獄委員長の大飛球をゆいが(反則まがいの)ファインプレーでアウトにするも、その際に足を怪我してしまう。にのも魔球を打ち崩すことができず、これまでに積み上げてきた自信を失いかけている。

このような窮地でもゆいは「ユメパワー」によって希望を持ち続けているが、にのは現実主義的な人間なのかゆいの話に取り合おうとしない。考えてみればこの二人は対照的である。ゆいは「プリパラアイドルになる」という叶うかどうかもわからない夢に向かって一心に努力してきた。それに対してにのは日頃の鍛錬はしてきたものの、それは目先の目標を繰り返し達成してきただけであり、ゆいのような最終的な夢は持っていない。それがこの状況への捉え方に如実にあらわれていると言える。ゆいは大局的な考え方をするが、にのはどうしても局所的な考え方に陥りやすいのである。

とうとう試合が終わらないまま出番の時間を迎えてしまい、ゆいはライブ会場へ向かうこととなった。当然ながら足の痛みでまともに歩くこともできないのだが、そこは得意のユメパワーで痛みを誤魔化しつつ森の中へと駆けていった。

ゆいは自身の足の痛みはにのの心の痛みに比べれば大したことないと考えており、だからこそ決して辛い姿を顔に出そうとしない。また「神アイドルのらぁらがついている」こともゆいの自信に繋がっており、なんだかんだでらぁらを信頼している様子。このシーンはゆいの性格もあってシュールさが目立ってしまってはいるものの、彼女の友達を思いやる心が見て取れて個人的にはなかなか熱い展開に感じた。

ソフトボールは7回裏2アウトから

抜けたゆいの代役として、迎えに来たらぁらが助っ人として参加することになった。しかし試合は瞬く間に最終回2アウトを迎えてしまい絶体絶命のピンチ。そこに現れたのは都合よく近隣で屋台を開いていたドロシー&レオナであった。助っ人として参戦し、二人とも見事にヒットを放ってチャンスメイクに成功。ちなみにドロシーは右打席、レオナは左打席と、ドレッシングパフェの曲や『Twin mirror♥compact』のライブと同様の立ち位置となっている。

らぁらも「か・し・こ・ま」のリズムでヒットを打ち、ホームランを打てばサヨナラの場面でにのに打席が回ってきた。相変わらず自信喪失中であったが、らぁらの粋な計らいにより、ゆいのライブを見ることに。怪我をおしてライブに励む姿に感化されたにのは見事に逆転サヨナラホームランを放ち、わりとあっさりと試合は終了を迎えた。

謎の存在・ファララ登場

今回のライブはゆいの『チクタク・Magicaる・アイドルタイム!』と、無事に間に合ったにのの『あっちゃこっちゃゲーム』の二本立て。両者のライブが終了すると、突如として「神チャレンジライブ」を彷彿とさせるようなステージが登場。兼ねてから気になっていたファララ(CV:佐藤あずさ)がようやく本格的に登場した。パパラ宿のプリパラの初代優勝者はゆいに決定し、レアコーデを入手することとなった。

ファララはまだまだ謎の多い存在である。ボーカルドールに近い存在なのか、女神に近い存在なのか。めが兄ぃさえも存在を認知していないようなので、今後の回を追うごとに全貌が明らかになってくるだろう。

次回、第13話「レッツゴー!パラ宿」

次回は懐かしのパラ宿へ行くことになった。なんと第102話以来にメカ姉ぇが再登場することに。あの惨劇が繰り返されそうで不安しかない。とはいえ前期のアイドルたちのライブを久しぶりに拝めることができそうなので楽しみにしよう。

パラ宿のプリパラに遊びに来たゆいとらぁら。ゆいは憧れのパラ宿のみんなと会い大感激。らぁらも久々にみんなと再会し喜び合っていたが、突如メカ姉ぇが現れ、自爆装置のカウントダウンがスタートした!自爆を止めるにはライブでメカ姉ぇを感動させることが必要だが、メカ姉ぇの心の琴線に触れるライブは出来るのだろうか!?

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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