こういうのでいいんだよ!
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
これからもよろしくきゃろっと☆
デュオの期待度調査で☆1.5という悲しい数字を叩き出してしまったみるき&れもん。その原因としては「水と油」「不仲説」などがネット上に流れていることにあり、あげくの果てには「楽しく話しているところが想像できなくて草」とまで書かれている始末。視聴者としてはみるきとれもんをずっと追いかけているので相性の良い部分があることを知っているのだが、知らない人からすればそのように考えるのがむしろ自然な気はする。
そんな折、れもんからみるきへ唐突にデートのお誘いが来る。人見知りのれもんからのお誘いとあれば色々と疑問を抱きそうなものだが、みるき本人は待ち合わせ場所に30分前に到着するなど完全にノリノリの様子でシンプルに尊い。
デートはれもんの用意した「クエスト」をクリアしていくという内容だった。実際にはほぼ予定通りにはいかず、激辛ピザを食べる、ボートで陸に突っ込むなどカオス極まりない状況に。それでもなんだかんだでお互いに楽しそうではあったのだが、実は今回のデートがひな先輩の提案だったことを知ったことでみるきのご機嫌が一変。未攻略のクエストを残して喧嘩別れとなってしまった。みるきとしてはれもんがデートプランを自分で考えてくれたと思っていたからこそ嬉しかったのだろう。喧嘩内容が完全にラブコメ漫画のそれである。
ここからは当然ながら仲直りの流れとなっていくのだが、その過程にはこの二人の成長の証が詰まっていたように思う。怒らせてしまったみるきに対して「謝らないと」と言って家を飛び出したり、「(ひな先輩のアドバイスとは関係なく)友だちになりたかった」としっかりと伝えられたのは以前のれもんからは考えられないことだったように思う。
みるきがゴールのプリズムストーンに足を向けたのも心の中ではれもんとのデュオを成功させたいという想いがあったからだろう。そのように他人に期待するというのは合宿以前のみるきには無かった考え方ではないだろうか。あの共同生活はみるき本来の質実剛健さが強調されてはいたが、彼女もあの合宿の中でチームが生み出す爆発力を学んでいたのかもしれない。
(だ・い・す・き)
「友だちになりたい」というれもんの言葉に対するみるきの答えは、自身のライブだった。
説明するまでもないかもしれないが、「イワナイ」の歌詞は好きな相手に対して好きだからこそ本音を言えないし、好きだからこそ「言わない」という駆け引きをしているという実に女の子らしいものとなっている。
「友達になりたい」というれもんの言葉に対し、返答としてみるきが「みるきのプリマジ、見て?」と言ったということは、つまりそういうことである。「イワナイ」はみるきが男性ファンに媚びるための曲という認識だったが、それが今回においてはれもんに対しての感情となっているのはこのアニメの非常に上手いところだと思うし、シンプルに尊い(2回目)。その気持ちはちゃんとれもんに伝わったようで、それがラストの悶絶シーンへと繋がるわけである。
前回の予告で「みるれもデート」のワードが出た段階でこうなるのはある程度は予測できてはいたが、互いの成長した部分を示しつつ歩み寄りまくる丁寧な展開は素晴らしいものがあった。可能性に溢れるまつり&あうる、高水準のひな&あまねなど、プリマジにおける期待値ではみるき&れもんは劣ってしまうのかもしれない。しかし今回で他のデュオには無いものが彼女たちには存在することを示せたのではないだろうか。デュオ大会の期間のみならず、みるれもが末永く尊ばれることを自分は心から期待したい。
次回、第38話「かつ目でござる! これが私らのデュオだお!」
デュオ本番が翌日に迫り、練習をせねばとあせったれもんは、みるきの家に押しかける。焦ってとんちんかんな行動に走るれもんをよそに、店のあまりものでスープをつくるみるき。よく煮込まれたスープを、やさしい味とほめるれもんだったが、みるきは「この味はインパクトに欠けている」と評する。自分たちの関係をスープの味に重ね合わせたれもんは…。
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
楽しみすぎるよもう。
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