場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
Miruki Kawaii Daisakusen
センターの座は五人が互いに票を入れて決めることとなった。絶対にセンターになりたいみるきは「みるきかわいい大作戦」を決行して票を自分に集めるための工作活動をすることに。個人的には今回の合宿で最も働いていたのはみるきだと思うし、まつり達もそれは理解しているはずなので何もせずともそれなりの確率でみるきはセンターに選ばれそうに思う。ただみるきは人一倍センターの座にこだわっているため万全を期したいのだろう。
「みるきかわいい大作戦」の内容は例によってあざとさ全開ではあったが、まつり達は特に疑問に思う様子はない。むしろ作戦通りにみるきの評価が上がっていっているようだった。あらためて考えるとみるきを除けば他は天然寄りのキャラしかいない。そのためみるきが仕掛け側に回ってしまうとほとんど彼女のなすがままになってしまうのが致命的でもあり面白いところだ。みゃむがツッコミに回らざるを得なくなり、相対的に常識人に見えてくる。
みるきのあざとさに業を煮やしたみゃむは、ゴミ置き場で彼女の作戦書を見つけたのをきっかけにみるきを逮捕する。そしてすぐさま裁判も開廷されることとなった。罪状は「エキシビションのセンターになりたいがため、ありとあらゆるあざといポイント稼ぎを決行した罪」。全体的にまともに展開してきた合宿編だが、ここにきて濃厚なギャグ展開が残されているとは思いもしなかった。またこの様子はいつも通り外部に配信までされていたようで、橙真はそれを見て「何が起きてるんだ?」と言っていた。こっちが聞きたい。
かわいい賛歌
そんなみるきだが、みゃむから「あざといかわいいはニセモノ」と言われたことで一転してシリアスな表情に。ここで色々と気になっていたみるきのバックグラウンドが明かされることとなった。やはり最大の驚きはトレードマークのピンク髪が地毛では無かったことだろう。ただこの世界では髪色の変化程度は割とよくあることらしく、クラスメートにはむしろ好評な様子だ。また八百屋の娘というのも予想通りだったが、そこで描かれたのは“ワケありの野菜を可愛くアレンジしたことでお客さんの目に止まるようになる”というエピソードだった。つまりみるきにとって「かわいい」は現状を打破するための魔法の言葉であり、そこには彼女なりの確固たる信念があったことがわかる。センターの座に誰よりもこだわっていたのはその信念を世の中に認めさせたいという思いがあったからのようだ。このような熱い部分まで見せられたことで、自分の中のみるき株がまた一段と上昇してしまった。
最終的な評決の結果、センターはみるきとなった。ただこれは「みるきかわいい大作戦」に効果があったわけではなく、彼女が誰よりもセンターに相応しいと四人が純粋に認めたからだろう。合宿が始まる前はみるきがセンターになるなど夢にも思わなかったが、今となってはこの結果に何の文句もない。むしろエキシビションがより一層楽しみになったぐらいだ。センター決定の報はその後のジェニファーの会見によってかき消されてしまったようだが、オチまでしっかり付くのも彼女の魅力だろう。
まごうことなき神回だったが、今回でふと気になったのはエキシビションでの新曲公開の可能性についてである。ひゅーいが言っていたようにエキシビションは五人でひとつのプリマジを作るということなので、仮のチームではあるが『ワッチャプリマジ!』における初の大集合ライブとなる可能性はそれなりに高いのかもしれない。
次回、第21話「アイ・アム・ジェニファー!」
今回のラストにてジェニファーがライブを開催することが発表された。
ジェニファーのライブ開催の一報に、世間は色めき立つ。まつりとれもんも大喜びするが、ひなはやや複雑な心境。そんなひなを心配するあまね。そして、みるきはいうと、自分がセンターに決まったニュースが完全にかき消され、憤慨していた。翌日、そんな5人の前に、ジェニファーが現れる。なんと、ライブの勘を取り戻すため、しばらく一緒に合宿に参加するというのだ!トレーニング中、さすがの動きに感嘆する一同と楽しそうなジェニファー。しかし、ライブが直前に迫ったある日、ジェニファーはひゅーいに、自分は本当にまたプリマジをしていいのか、と悩みを打ち明ける。
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
ライブが見られるところまで行ってほしいが、ジェニファーの場合はパートナーもいまだに明らかになっていないし難しいだろうか。
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