新作が始まるとき特有のこの緊張感が何とも言えず好きです。
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
あらすじ
陽比野(ひびの)まつりは中学1年生の普通の女の子。普段通り、お気に入りの曲を口ずさみながら学校へ向かっていると、不思議な恰好の女の子が落ちてくる。彼女の名前はみゃむ。自分をマナマナ(魔法使い)だと言い張るみゃむは、「一緒にプリマジやるぞ!」とまつりを強引に誘う。プリマジをやりたい気持ちはあるものの、あと一歩が踏み出せないまつり。一度は誘いを断ったものの、帰宅後たまたま見たTV番組で、憧れのプリマジスタの言葉に背中を押される。やりたいことをやる!そう決意したまつりはみゃむの元へ駆けていくのだった。
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
魔法マジと本気マジ
今作のテーマは「魔法」。それもあって従来よりも世界観においてファンタジー色が強調されているように感じた。これまではありえない出来事を主に「システム」のひと言でゴリ押ししてきたわけなので、いっそのこと魔法という概念が登場するほうが色々と納得できる物事が増えていいのかもしれない。個人的には魔法によってライブの演出などのスケールが大きくなったり幅が広がったりするだろうし、また人間と魔法使いを巡る関係性などによってストーリーにも奥行きが増しそうなので面白いテーマだと思っている。
そんなこれまでとは一線を画したテーマでありながら、一方で原点を大切にしている印象も受けた。主人公の陽比野まつり(CV:廣瀬千夏)はプリマジに憧れるも一歩を踏み出せないでいる少女だが、それは『プリパラ』や『キラッとプリ☆チャン』の第1話を思い出す。また全体的に大人びたキャラクターデザインやイケメンの登場などは『プリティーリズム』三部作に回帰している印象だ。『ワッチャプリマジ!』はプリティシリーズ10周年の記念作品でもあるということで、新しくも原点を忘れないように作られている感じを受けた。
また独特のワードセンスも健在だ。「大予習スペシャル」で紹介された以外の用語も新たに登場したので以下に簡単にまとめる。
- 「マナマナ」
魔法界における「魔法使い」の総称 - 「チュッピ」
魔法界における「人間」の総称 - 「マジ」
魔法のこと
気になっていた「マナマナマジパチュッピ」は上記の単語を繋げたもので、本編ではライブにおける「イリュージョン(『プリパラ』の「メイキングドラマ」、『キラッとプリ☆チャン』の「やってみた」に相当)」のときに使われていた。意味云々よりも掛け声的なものなのだろうか。
「マジ」は魔法のことだが、人間であるまつりは「本気(マジ)」という意味合いでその言葉を使っていた。まつりのキャラクター紹介にも「マジになるとすごい力を発揮する」と書かれていたので、人間の本気は魔法に匹敵するほどの力と可能性を秘めているということがこのアニメにおけるひとつのテーマになっていくのかもしれない。
プリマジとお祭りが大好きな中学1年生!
マジになるとすごい力を発揮する!
キャラクター ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
全体的な感想としては魅力的なキャラクターが多く、またライブのクオリティの高さも感じられたので先を視聴するのが非常に楽しみだ。今回は第1話ということでコンセプトの話に終始してしまった気がするが、先は長いので各キャラの紹介や内容について触れるのは次回からにしていきたいと思う。
次回、第2話「やるぞ!おまつりステージ」
初めてのプリマジを成功させたまつりとみゃむの元に、プリマジの実行委員であるフェスリダがやってくる。「これからもプリマジを続けるざますか?」と問うフェスリダに、まつりは「やめる理由が見当たらない!」と決意を新たにする。翌日、まつりとみゃむは、近所のお祭り会場で行われるプリマジを見に出かける。敵情視察だと意気込むみゃむだが、ステージに立つはずだったかわいい系プリマジスタ・甘瓜みるきがなんとドタキャン!がっかりするまつりの横で、みゃむは「代わりにあたしたちがプリマジをやるぞ」と宣言する。
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
まつりは名前の通りお祭り好きということでテンションが高くなっている模様。各キャラの顔見せも終わったということで日常の回になっていきそう。
コメント