場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
ひゅーいの行動原理
エキシビション参加者に対して独断で合宿を開くなど意味深な行動が目立つひゅーい。今回は彼がまつりや橙真に協力的な理由に少しだけ迫っていく回となった。
まず魔法界において人間はあくまでもワッチャの源という見方が強いような印象を受けた。フェスリダ学園長はプリマジを「ワッチャを得るための手段」と言い切っていたし、橙真を誘拐したウンディーネに至っては人間のことを「エサ」と呼んでいた(ウンディーネに関してはあえて極端な言葉を用いることでひゅーいの本心を確認しようとした意味合いが強いとは思う)。これまではマナマナとチュッピは友好な関係を築けているのだろうと漠然と認識していたが、実際は単なる利害関係という側面が強いのだろう。オメガコーポレーションについても目的は不明であるものの、プリマジを健全に運営する気などさらさら無さそうに思える。魔法の力を利用して金儲けをしようとか、そんなところではないだろうか。
ただそんな中、ひゅーいだけはプリマジに対して人間に似た感情を抱いている様子だった。「だから知りたい。なぜチュッピを……プリマジを見ていると俺の心は踊るのか……!力になりたいと思うのか……!」とはウンディーネと対峙したひゅーいの言葉だが、彼に芽生えたそれらの感情は人間と全く同じものである。まつりはプリマジを「心がワチャワチャする」と表現していたし、橙真も「プリマジをやるまつりを見ていると頑張れと応援したくなる」と話していた。ひゅーいの行動原理には自身に芽生えるはずのなかった感情に対しての答えを見つけることがあるのだと思う。
一方で橙真に対して特に入れ込んでいる理由は不明な部分も多い。たびたび橙真の前に現れる理由を「君にマジがあるから」と言っていた。ではどうして橙真にマジがあるのかという話になるのだが、それが飴づくりの努力によるものなのか、まつりへの恋愛感情によるものなのか、天性のものなのか、など考えようとすればきりがない。単純にひゅーいが橙真を好きという話でもこちらとしては構わないのだが、おそらくはそれについても次第に明らかになっていくのではないだろうか。
動き出すエレメンツコーデ
その他の点で言えば前回より登場のウンディーネはアクアエレメンツであることがわかった。年始のプリマジ学園でも言及されていたが、今後はエレメンツコーデもストーリーの鍵を握る存在になっていくとのことだ。
次回も引き続き合宿編となるようだがウンディーネ直々にまつり達のコーチを務めてくれるとのこと。フェニックスの登場自体もオメガの思惑からは外れていたようだったので、何種類いるかはわからないがエレメンツという存在はプリマジスタにとって大きな力となってくれそうだ。
次回、第17話「チムム、お世話になりましたチム…」
新たなコーチ、エレメンツコーデ・ウンディーネを迎え、合宿は順調に進んでいた。ある日ウンディーネは、「エキシビジョンで一番輝いたプリマジスタに、私のコーデ・アクアエレメンツをあげるわ」と言い放つ。まさかの展開に色めきたつ一同。パートナーたちも、どうすれば一番輝かせられるかと議論を始める。それぞれ、欠点を補ったり、長所を伸ばしたりと案が出る中、チムムだけは、何も案が出せない。ひょっとして、自分がいなくてもひなは完璧なのでは……自分の存在価値を信じられなくなったチムムは、なんと、ひなのパートナーをやめると宣言するのだった!
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
「特訓はひなの大好物チム!」からの「チムム、お世話になりましたチム…」のテンションの落差が大きすぎる。
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