タイトルの段階で波乱しか見えない。
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
ミルキーレモン
シリーズにおいて神回率の高い合宿回がついにやってきた。合宿を仕切るひゅーいが言うには「エキシビションでは5人一緒にひとつのプリマジを作り上げてもらう」とのことなので単なる個人戦といはならないようだ。それゆえにこの合宿で一丸となることが必要になるのだろう。しかしみるきはいつもの調子で毒づくばかりだし、れもんは慣れない共同生活にいきなりエクトプラズムを放出しかける始末。始まる前から無事に終わる気がまったくしない。
しかし始まってみると和を乱していたのは最上級生である、ひなとあまねの二人だった。レッスンを無意味と断じて別行動に出る・食事は作らない・共同部屋は散らかすなど協調性の欠片もない。個人的にはひな先輩が中心となって合宿をまとめあげていくと思っていたのでこれは意外な展開だった。ひなとあまねはジェニファーと同様にプリマジを個人の戦いと捉えている部分が強く、今回に関してはそういった考え方が上記のような行動にあらわれてしまっているのかもしれない。
そんな状況の中で奮起していたのが当初は不安な存在の筆頭だったみるき&れもんの二人である。みるきは普段のあざとカワイイ性格に反して料理が大の得意らしく、驚異の手際でまたたく間に全員分の食事を作り上げてしまった。特に野菜に関しては実家の関係で豊富な知識を持ち合わせているようである。八百屋の娘とかだったらそのギャップはあまりにも魅力的すぎると思う。また自分勝手な先輩達に対してカメラ写りを無視して一言物申したところにも好感が持てた。みるき株急上昇である。
またれもんも内心ではこの合宿を成功に導きたいと強く思っていたようで、バラバラになりかけた一同に対して「みんな同じ部屋で一緒に寝るんです!」と珍しく強めの口調で説得に臨んでいた。エキシビションに出場する五人による合宿の意味を誰よりも考えていたのも、れもんである。今回で彼女の健気さと洞察力の高さの両方が垣間見れたように思う。
そんな中で主人公であるまつりはそれなりに空気だったのだが、れもんの「意味がないから青春です!」という発言はまつりの言葉に感化されたものなので一応は大切な役割を果たしていたと言っていいかもしれない。
最終的にはれもんの渾身のライブにより、ひなとあまねの二人も合宿での共同生活に前向きになった様子。みるきはまったく納得していないようだったが気持ちはわかる。とはいえストーリー的にはみるきはまったく報われていない回だったものの、今回でみるきのファンはかなり増えたのではないだろうか。今後訪れるであろうみるき回がかなり楽しみになってきた。
次回、第16話「橙真の『マジ』 ひゅーいの『マジ』」
飴作りの修行に励む橙真の元へ、突然ひゅーいがやってくる。ひゅーいは「願いをかなえてあげる」と言い放つと、”まつりに会いたい”という橙真の無意識の願いに応え、魔法界へと向かう。しかし、その様子を伺っていた怪しい魔女が、ひゅーいが目を離した一瞬の隙をついて、橙真を誘拐してしまうのだった。その頃合宿所では、不穏な動きをいち早く察知したフェニックスが、橙真の危機をまつり達に伝える。すぐに魔法界へ向かい、全員で橙真を捜索していると、ひゅーいとみゃむが魔女の住処を発見する。はたして、橙真を無事助け出すことが出来るのか!?
エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式
予告で言及されている魔女が今回唐突に登場していたウンディーネ(CV:大原さやか)なのだろうか。とりあえず待望の橙真&ひゅーいがメインの回ということで色々な意味で面白くなりそうだ。
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