【感想記】プリパラ 第124話「ジュリィとジャニス」

プリパラ

女神って消えるよねー。

TVアニメ『プリパラ』第124話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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ジュリィ再び

神アイドルグランプリへ出場が決定したことを祝し、ノンシュガーの三人とウサチャはささやかなパーティを開いていた。前回の回想では誕生日パーティすら成立していない仲の悪さだっただけに、こうして同じ卓を囲んで食事をする三人を見るのは感慨深いものがある。

一方のらぁら達はいつものようにジュルルと公園で遊んでいた。その際にジュルルはひとりで歩けるようになり、それがきっかけとなったのか再びジュリィへと成長する。

再び現れたジュリィを前に、らぁらは以前に答えを聞けなかった「なんでそんなにアイドルになりたいの?」という質問を再びする(第118話参照)。その答えは「忘れちゃった」というものだったが、ジュリィの表情的にそれが本当に忘れたわけではなく、あえて言わないようにしているのは明らかである。誰よりも心を許しているらぁらにも言えないことなのか、それともらぁらだからこそ言うわけにはいかないのか。その真意を知ることはできないが、おそらくは余程の理由があるのだろう。

自慢の娘ジュリィ

相変わらず天真爛漫なジュリィの要望により、らぁらは一緒にレッスンをすることになった。やはりプリパラの女神の肩書は伊達ではなくその実力はかなりのもの。またジュリィはモブキャラの名前も全員把握しているなど、その知識や精神的な部分についても完璧である。レオナも言っていたように、神アイドルとはジュリィのように誰よりもプリパラを愛し、そして誰よりもプリパラを楽しめる存在なのかもしれないと思った。そんなジュリィを見て育ての親のらぁらや自称父親のシオンは鼻が高そうだ。

前回の降臨時と同様に、今回もママに甘える女神という構図が見られて幸せだった。またのんを「のんお姉ちゃん」と呼んで抱きかかえるシーンも実に尊い。

タクトを渡せない理由

それと同時刻にジャニスも再び女神の姿に戻っていた。この機会を逃すまいとジュリィにタクトを渡すように直談判をしにいったが、ジュリィの返答は「今のあなたにはタクトは渡せない」というものだった。それがどういう意味かはその後のジャニスの言葉を聞いてなんとなく理解できたような気がする。ジャニスは「アイドルとは愚かで不完全な存在」と考えており、だからこそ女神がサポートをしないといけないと考えているようだ。アイドルの手助けをするという点ではジュリィもジャニスも同じ役割なのだろうが、姉のジュリィとしては妹にそのような理由でプリパラを管理してほしくないという気持ちが強いのだろう。

その後に行われたジュリィのライブは、そんなジャニスの考えに対するアンサーとも言えるものとなっていた。ライブ後にジュリィは観客に向かって「アイドルはひとりひとり違った輝きを持ってるの」「みんなで神アイドルになっちゃおー!」と言い放ち、大歓声に包まれる。らぁらを彷彿とさせる考え方だ。やはりらぁらとジュリィ(ジュルル)は出会うべくして出会ったのかもしれない。

この考えをジャニスが理解できるとは現状では到底思えない。ジャニスの考えを知ったちりちゃんは強いショックを受けていた様子だったが、これをきっかけに何らかの状況が変わっていくのかもしれない。

次回、第125話「レッツ・ライブ!主役はもちろん君さ!」

「誰もが神アイドルになれる」そんなジュリィの言葉は全アイドルの心に火を付けてしまったようだ。

雲の上の存在だった女神ジュリィとの距離が縮まり、神アイドルになるという夢は実現可能だと確信したアイドル達は、改めて気合を入れ直し練習に励んでいた。グランプリの出場権であるスーパーサイリウムコーデをゲットするべく、みんながライブをすることでパラ宿のプリパラは大盛り上がり。神アイドルになるスターはここから誕生するのだ!

テレビ東京・あにてれ プリパラ

次回が最後の神アイドルグランプリだが、かなり賑やかなものとなっていきそう。

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