
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
女神赤ちゃん化の謎
突如として現れた女神の正体は、ジュリィの妹のジャニス(CV:豊崎愛生)だった。彼女の役割はジュリィのサポートをすることであり、その存在は誰にも知られずにこれまでやってきたとのことだ。今回は彼女の口からジュリィが赤ちゃんとなってしまった理由が明かされることとなった。
ジュリィはその“アイドル好き”が高じてしまい、以前からよくプリパラに降り立ってはお忍びでライブを鑑賞していた。それを繰り返す内にいつしか自らも“アイドルになりたい”と思うようになってしまい、そのための方法が女神の自分をリセットして赤ちゃんから成長しなおすというものだったようだ。
その際にジャニスも姉の計らいによって赤ちゃん化してしまい、結果的にちりちゃんに拾われて今に至るというのが事の顛末であるらしい。ちりちゃんがセレブ化してしまったのはジャニスの影響などもあるのかもしれない。
ジュリィとジャニスは姉妹ではあるものの、物事の考え方が全く異なるため色々と噛み合わない。それはまるでらぁらとのんの関係を見ているようであり、のんとジャニスは「ダメ姉」を持つもの同士のシンパシーを感じている様子だった。ジュリィの奔放な性格はらぁらの育児によるものなのかと思っていたが、あまり関係はなく元からそうであったらしい。ただ元から似た者同士の二人だったからこそ仲睦まじい親子関係を築けたというのはあるだろう。
全体的に気の抜けた姉妹喧嘩ではあったのだが、ジャニスが女神の権限を得られるタクトを要求したのをきっかけに少々穏やかではない空気になっていった。結局はまた赤ちゃんの姿に戻ってしまい解散となったが、らぁらはジュリィが最後に言っていた「ママ、私どうしてもアイドルになりたいの。アイドルが大好きなの」という言葉が引っかかっていた様子だ。その訴えかけるような表情は単に私欲で「アイドルになりたい」と言っているわけではなく、“アイドルになることで成し遂げられる何かがある”ことをママにだけは理解してほしかったというように見えた。次にジュリィが成長したときにはこの言葉の理由もわかるのかもしれない。
ウサチャの活造り
最後のグランプリも間近ということで、いよいよウサチャはチーム作りに焦りを抱きだした様子。のん・ちり・ペッパーの三人はウサチャからの「おしょくじかい」の報せを受けてプリパラへ集うのだが、そこにあったのはメインディッシュと化したウサチャであった。喜んでいるのはペッパーばかりで、のんとちりはドン引きである。珍しくのんとちりの気が合った場面と言えるのかもしれない。
それは自身を生贄にすることで三人にチームを組んで欲しいというウサチャの覚悟の現れだった。じゃんけんになぞらえて、のんが“チョキ”、ちりが“パー”、ペッパーが“グー”、という役割をウサチャは三人それぞれに見出しており、それはライバルがどのような手を出しても絶対に勝てることを意味していた。さらに言えばその考えの中には「“パー”のちりは“グー”のペッパーを包みこめる存在になれるはず」という予知も含まれているのだった。2022年におけるノンシュガーの大活躍ぶりを知っているとウサチャの慧眼には感服せずにはいられない。
とはいえ本編においてはちりちゃんもペッパーと同じチームは「おぞましい」とまで言うぐらいにあり得ない話であり、今回においてもペッパーは食欲に釣られて、ちりちゃんはジャニスに言われて仕方なくチームのことを念頭に置いただけなので進展と言えるほどのものではない。やはりチームを組むのであれば心から望んだものであってほしいし、そのきっかけが明確に描かれてほしい。そのときが来るのを待つしかない。
次回、第119話「ほら~!ハロマゲドンにゃ」
次週はお休みのため、3月23日が放送日となる模様。
今年もハロウィンの季節がやってきた!スペシャルゲストはもちろん蘭たん!蘭たんはプリパラ内にできた「かぼちゃ城」でみんなを怖がらせようと、あれこれ手を打つが、みんなは全く怖がっていない様子。見かねたあろまは、とっておきの切り札を蘭たんに用意する。
テレビ東京・あにてれ プリパラ
ラスト蘭たんを堪能したいと思う。『アイドルランドプリパラ』で再登場してくれないかな。
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