【感想記】プリティーオールフレンズセレクション #11「涙の友情」

プリティーオールフレンズセレクション

予想が完全に外れてまさかのオーロラドリームでした。

簡単に見つかるオアシスは蜃気楼。熱せられた砂を掘り、指先の痛みを耐えて見つけた湧き水だからこそ、魂を潤し止まりかけたキャラバンの背中を押した。やがて君たちは星に導かれ、真のスタァとして漆黒の闇に光を放つことを……俺は約束する。

今回は『プリティーリズム・オーロラドリーム』第21話の放送。例によって前後の展開を全く覚えていないので調べてみた。元々はみおんとあいらのデュオで大会に臨もうとしていたが、みおんの策によってあいらとりずむのデュオに変更になったということらしい。ストーリー的にはこれまで遠い存在だったみおんが仲間になりつつあったり、またライバルである「せれのん」が登場していたりとかなり盛り上がってきている感じを受ける。

あいらたちの前に立ちふさがる西のプリズムスターデュオ、城之内セレナと藤堂かのんペア。一癖も二癖もある大胆不敵なライバルの登場に、優勝を目指して心を一つにする三人。あいらのコーデ、りずむのジャンプ、そしてみおんのアドバイス。自分たちの考える最高のダンスを踊るため、お互いがお互いをフォローし合い、絆を深めていくあいらたち。そしてついに、揃いの衣装に身を包み、絶対の勝利を確信して決勝の舞台へと上がる二人。はたしてサマークイーンカップを制し、ピュアホワイトウェディングを手にするのはどちらのデュオか。

あにてれ:プリティーリズム・オーロラドリーム

万全を期しているはずのあいら&りずむなのだが、終始織り交ぜられる負けフラグの数々によっていやが上にも視聴者は嫌な予感がしてくる。ここまで顕著なフラグも今となっては珍しいのだが、だが個人的には女児向けアニメの捻らずにど真ん中直球の展開で勝負していくその姿勢が好きだったりする。

また今回のテーマに繋がるような「完膚無きまでの敗北」を残酷に描いているのも印象的だ。だからこそ三人の涙は心を打つものがあるし、そこから成長していく彼女たちの姿を見たくなる。この容赦なさもまたシリーズ全体に共通する魅力のひとつと言えるだろう。

真面目に見ても思うところの多い回だが、一方で「低い!」「まーまーだね」など一部の人々に長きに渡って用いられていく語録が登場したり、また今回の章題でもある純さんの名言っぽい迷言も飛び出したりとツッコミどころが多く楽しめる回でもあった。当時はそれほど印象に残ってはいなかったものの、こうして改めて視聴するとセレクションに選ばれたことに納得がいった。

次回、#12「雨のあとに虹がでる」

レインボーライブ 第26話「虹を呼ぶハッピーレイン」だと思われる。これはさすがにわかった。

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