【感想記】プリティーオールフレンズセレクション #16「こころの煌めき」

【感想記】プリティーオールフレンズセレクション #16「こころの煌めき」 プリティーオールフレンズセレクション

今回は『プリティーリズム・レインボーライブ』第50話「煌めきはあなたのそばに」からの放送。実質的な最終回となりました。セレクションに最後も何も無いかもしれないけど、こうして視聴当時を思い出しながら感想を書く楽しさもあったので寂しくもある。

あらすじ

世界に再びプリズムの煌きを取り戻すため、それぞれが今の自分が持てる力の全てを出し切り、最高のショーを披露してきたあん、いと、べる、わかな、おとはたち5人。そんな仲間たちの最後の1人、そしてオーバー・ザ・レインボーセッションのラストを飾る、なるの出番がいよいよ迫る。しかし、ひときわ大きな声援を送る彼女の両親や、3人肩を並べて見守るコウジたち、そして会場中の注目が集まる中にあって、なるはなかなかステージに姿を見せない。その頃、控え室では集まったハッピーレインとベルローズに、衝撃的な事態が告げられていた。

テレビ東京・あにてれ プリティーリズム・レインボーライブ

プリズムの煌きは消えない

消滅しかけているジュネを救うため、りんねは自らの肉体をジュネに貸すことを選んだ。しかしその代償としてりんねの存在が消滅してしまい、またプリズムワールドの使者である彼女がいなくなったことに伴って世界からプリズムの煌めきが失われてしまったというのが前回までに起きたことらしい。RLの終盤はジュネとりんねを巡る展開が込み入っており、記憶を呼び覚ますこととそれを理解することの両方に苦戦してしまった。

プリズムの煌めきが失われれば、当然ながらプリズムショーを行うこともできない。それを知った一同が涙を流しているシーンが印象的だった。プリズムショーというのは単なる興行の枠を超え、舞台に立っている人たちにとっても失い難い存在となっているのだろう。一方でそんな極限状態にありながらひとりで舞台に立つことを選んだなるの姿は一際輝いて見えた。本来ならりんねと親しかった彼女がこの場面では一番悲しいはずだ。

まともに機能しないステージで悪戦苦闘しつつ、最終的にプリズムの煌めきを取り戻すシーンはいつ見ても感動的だ。またその後のジュネが加わってのプリズムライブは最高に熱い。RLは物語の王道を丁寧に描いてくれるから面白いのだと改めて感じた。

この回がセレクションの最後に選ばれたのは「プリズムの煌めきは人々の心の中にあり、それは決して消えることはない」ということを表現しているからだろう。改めて考えると「プリズムの煌めき」って何だという話だが、各作品で象徴的に扱われているものがそれにあたると個人的には思っている(『プリパラ』における「友情」の概念や、『アイドルタイムプリパラ』の「夢」など)。作品ごとに色々な特徴があるプリティシリーズではあるが、一方で前述の「プリズムの煌めき」のように一貫した部分もあり、それを軸にこのシリーズは長きに渡って続いているのだと今回を視聴してしみじみと感じることができた。

次回、『「ワッチャプリマジ!」 スタート直前!大予習スペシャル』

セレクションでプリティシリーズの魅力をたっぷり感じることができたということで、次回はいよいよ『ワッチャプリマジ!』の直前放送となった。全力で楽しむためにもしっかりと予習していきたい。

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