【感想記】アイドルランドプリパラ #08「しゅうかを収穫するがいや!」

【感想記】アイドルランドプリパラ #08「しゅうかを収穫するがいや!」 アイドルランドプリパラ

プリティーシリーズ復活ッッ

来年以降はブログ執筆がまた捗りそうです。
引き続きよろしくお願いいたします。

しゅうかを収穫するとき

真夜中のアイドルランドでひとり佇むマリオ。あまりちゃんに存在を否定されたことに対し、普通にショックを受けているようだ。そんな彼のもとに現れたのがガァルルだった。孤独と向き合ってきたガァルルであればマリオと対話できるかもしれないと期待したが、そんなガァルルに対してマリオは「歌もダンスもど下手くそで、お情けで受け入れてもらってる落ちこぼれ」という辛辣すぎる言葉をぶつける。まったく動じずに「慣れてるガァル」と答えるガァルルが痛ましくもあるが、一方でそういった自身の境遇に向き合ってきたからこそ現在のガァルルの強さがあるのかもしれない。

翌日、プリパラでは一刻も早くゆいを元に戻すための話し合いが行われていたが、あまりちゃんの提案もあり、らぁら達はいよいよしゅうかの記憶を取り戻すために動き出すことになった。「新しいライブのパワー」が求められている現在では、しゅうかのライブは何よりも大きなエネルギーを生み出すことだろう。ミミ子も加わり、ひさしぶりのアボカド学園でしゅうかの記憶を取り戻す方法を模索することになった。

しゅうかはいつもの口癖もただの「タイムイズマネー」になってしまっており、プリパラの記憶を失ったことでただの節約好きの女の子と化してしまっているようだ。また現実世界のゆいも夢を忘れたことで「普通」と「ご飯」を愛するただの美少女になっていた。そんなしゅうかの記憶を呼び起こそうと試みるらぁら達だったが、やはり「プリパラ」というワードを出せないという制約が想像以上に重くのしかかり、らぁら・にの・みちる・ミミ子は途方に暮れて泣き出してしまう。普段は輝かしいアイドルではあるが、こういった姿を見ると彼女たちも中身は普通の小学生であることを実感する。

そんな状況に慌てた高校生のあまりちゃんは、ノープランにもかかわらず「大丈夫!あたしがしゅうかちゃんの記憶をすぐに取り戻してみせるから!」と約束してしまう。調子に乗ってしまった自身を悔やむあまりちゃんだったが、ガァルルが見せたハートの強さに鼓舞されたこともあり、ギターで「Miss.プリオネア」を演奏する作戦を思いつく。自分の楽曲を聞けばそれが呼び水となり、しゅうかの記憶を呼び起こすことができるのではないかと考えたのである。

しかしあまりちゃんのギタースキルは素人同然のため、深夜まで練習してもなかなか上手くいかない。それでもあまりちゃんが諦めないのは「トモダチだから力になりたい」という理由に加え、しゅうかが幼少期からの憧れの存在だったということもありそうだ。あまりちゃんがキラキラした目でしゅうかのライブを見ている描写は第1話にも登場する。プリパラで得た大切なトモダチのため、そしてそんなプリパラに憧れるきっかけとなったしゅうかのためという想いがあまりちゃんを駆り立てているのだろう。

夜通しでギターの練習をしていたあまりちゃんだったが、遠い昔に同じように徹夜をしていた日々を思い出していた。それはマリオの設定をノートに書きなぐっているときである。余り者として辛い青春を送っていたあまりちゃんではあるが、ノートと向き合っている時間はそのことを忘れることができた。マリオにとってあまりちゃんは自身を定義するうえで重要な存在ではあるが、あまりちゃんにとってのマリオもまた似たような存在なのかもしれない。

そして当日、再びのアボカド学園でしゅうかを待ち受けるらぁら達。あまりちゃんの演奏は誰が聞いてもそれが「Miss.プリオネア」だとわかるほどの上達を見せていた。ギターの音色を耳にしたしゅうかは一度はそのまま通り過ぎてしまったものの、何かを確かめるかのようにあまりちゃんの元へと戻り、歌を口ずさみだす。それは紛れもなく「Miss.プリオネア」の歌詞だった。その瞬間、しゅうかの中に眠っていたこれまでの記憶が溢れ出す。「わたくし、随分時間を無駄にしていたようですわね。タイムイズマネー……いえ、アイドルタイムイズマネーだがね!」『アイドルタイムプリパラ』の放送終了から5年、今作の配信開始からは2年経ってしまったが、華園しゅうかが今ここに帰ってきた。

黄金時代の幕開け

ミミ子とガァララとの感動の再会も終え、やるべきことはもうひとつしかない。エヴァーゴールドは『アイドルタイムプリパラ』最終話で結成されたチームであるだけに、そのライブを見られる日が来るとはほとんどの人が思わなかったのではないだろうか。

曲名は「リープ・トゥ・ザ・ゴールデン・イヤー!!!」。冒頭から繰り出されるアラビアンな曲調と伝統のガニ股ダンスに目を奪われるが、サビからは雰囲気がガラッと変わっていく。またチーム名に「いつまでも黄金のように輝きあうトモダチでいられるよう」という願いを込めた彼女たちらしく、その歌詞では三人の黄金の友情が描かれている。エヴァーゴールドというチームを象徴した楽曲となっているが、個人的にはこれだけではまだまだ満足することはできない。この楽曲がエヴァーゴールドのスタートラインとなっていってほしいところだ。

ライブ後、集まったキラキラはマリオにかき消されることもなく、ひさしぶりにユメ目へと到達する。しゅうかに続いてゆいも完全復活するかに思われたが、結果的には少しのサイズアップと少しの時間延長をするに留まった。とはいうものの、あのひびきやノンシュガーもユメ目にキラキラを供給することはできなかったわけなので、やはりしゅうかの復活は非常に大きな意味を持つと言えるだろう。そして間接的にではあるが、そのきっかけを作ったあまりちゃんの功績も大きい。

しゅうかの復活をきっかけにリッチヴィーナスも再オープンするなど、プリパラには明るい雰囲気が広がっていた。しかしその一方で、冒頭から姿を見せなかったマリオはシンヤを手玉に取り、闇プリを制圧するなどそのパワーをさらに蓄えていたようだ。マリオの微笑から不穏なものを感じさせつつ、第8話は幕を閉じた。

次回、#09「超大型新人爆誕!はずかちー!」

次回はいよいよポォロロがプリパラへ襲来する模様。プリパラ史上最大のアイドルのデビューが描かれるようだ。曲はウィンターライブで一足先に聞けたが、それがCGではどのように表現されるかを楽しみにしたい。

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