【感想記】アイドルランドプリパラ #02 「あまりにもプロミス!」

【感想記】アイドルランドプリパラ #02 「あまりにもプロミス!」 アイドルランドプリパラ

本編映像

兄と妹

やはり今回の最大の見所はショウゴの兄としてのカッコいい姿だろう。ゆいはアイドルランドのゲートを維持するために依然として眠りについたままであり、そのためには「キラキラ」を集めるのが必要不可欠となっている。そんな妹のためにショウゴは三時間半ぶっ通しでライブを行い、その後にももう一曲追加でこなそうとするなど明らかにオーバーワーク気味である。

#00でゆいが眠りについてしまった際、親友であるらぁらは意外にも落ち着いた表情をしていたが、それは“ゆいなら大丈夫”という信頼と“絶対に助ける”という強い意志がそこにあったからに思う。ショウゴとてらぁらと同じように思ってはいるだろうが、それでも取り乱してしまうのはやはり血を分けた妹のピンチだからこそなのだろう。血縁関係が友人関係を必ずしも上回るわけではないだろうが、やはりその間の隔たりは大きいはずだ。例えばらぁらものんが同じ状態になったら気丈な態度を貫けるかと言えば、おそらくは無理だと思うのである。

『アイドルタイムプリパラ』でのショウゴとゆいのエピソードは基本的には微笑ましい関係性を強調するものが多かったため、妹のためにこうまで躍起になり、余裕を失っているショウゴの姿はこれまでには見られなかったものである。夢川兄妹の絆の深さとショウゴの良き兄としての魅力がそういった描写から伺い知れるのが第2話だと言えるだろう。

またそんなショウゴを諌めるでもなく、温かく寄り添おうとするアサヒとコヨイからは「WITH」の繋がりの強固さを感じことができた。すでにダンプリからは複数の新キャラクターも発表されているように、彼らの活躍も『アイドルランドプリパラ』の目玉のひとつだと言える。ここから彼らがストーリーを大きく盛り上げてくれることを期待したい。

キラキラを集めよう

「キラキラ」は楽しむことでも集めることができるということで、らぁら達はあまりちゃんにアイドルランドを紹介しつつ遊びまくることにした。そこで紹介された「プロミス」はおそらくアプリ版にも実装される要素なのだと思う。イベントに参加したり、自分で作ったりできるシステムとのことだが、これがどのようにアプリに落とし込まれるかが楽しみだ。本編ではノンシュガーやドロシー&レオナがお店を開いていたり、ちあ子とコスモさんが一緒にメイクしていたり、ファララがシオンといろはの囲碁を観戦したりしており、眺めていてかなり幸せな光景だった。

キラキラを集めることはゆいの救出に繋がり、しゅうかを始めとした“プリパラを忘れてしまった女の子たち”を助けることにもなる。しゅうかがこのような事態になってしまったのは少しショッキングではあるが、一方で彼女が今後の鍵を握っていることを示唆しているようにも思える。しゅうかが華麗に復活を遂げ、その勢いのままにエヴァ―ゴールドの初ライブ。そんな未来を勝手に描きつつ楽しみにしたいと思う。

ちっちゃいことは気にするな

今回はあまりちゃんとWITHが同時にライブを行ったということでキラキラもたくさん集まり、ゆいがいよいよ復活となった。ただタッキーから出てきたり、以前よりかなり小さくなっていたりと予想外過ぎた。そんな状態にもかかわらずあまり気にせず普通に喜んでいるのが”プリパラ”らしい気はする。ただショウゴが目を潤ませている表情は感動的だった。

しかしゆいは現段階では3分間しか復活することができないらしい。一応の復活ということで朗報ではあるのだが、その代わりに“上空に浮かぶユメ目”という狂気のオブジェがアイドルランドに爆誕してしまった。それこそがゆいのユメ目パワーの源であるとのことなので、あれを消し去るには彼女に完全復活してもらうしかなさそうだ。

その後、エンドロールで脚本を確認したところ妙に納得してしまった。おかえりなさい。

次回、#03 「サブタイトル?どーでもいいぜ!」

ダイジェストが公開されていました。

シンヤ・ウシミツ・マリオといった面々がいよいよ本格的にストーリーに絡んでくるようだ。またWITHの新ライブも披露となりそう。

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