【感想記】プリパラ 第112話「恋恋ジュルル」

プリパラ
TVアニメ『プリパラ』第112話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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「大切なのは愛!」

新メイキングドラマを制作しているそらみスマイルの三人だったが、ジュルルがもうすぐで立ち上がれそうになるのを見るやいなや「あんよの練習」を公園で行うことになった。女神ジュリィへの成長するのを促すという意味合いもあるわけだが、単に歩くジュルルが見たいという欲望が見え隠れしているような気もする。

案の定、ろくにあんよの練習をせずに微笑ましく遊びまくってしまうらぁら達だったが、草葉の陰にはそんな彼女たちに怪しい視線を送る存在が隠れているのだった。後に判明するがそれは秋子(CV:丹下桜)という中学1年生であり、雨宮そっくりの見た目ではあるが特に雨宮の親族というわけではないものの、恋している対象は雨宮であるという文字にすると非常にややこしい存在となっている。制作陣の中で雨宮のコピーを生み出すのが流行っているのだろうか。そんな秋子さんはパラカッパに隠れていた変態雨宮を見つけて告白をするのだが、言うまでもなく思いは届かずお別れとなった。声優的に今回だけでおさらばとなってしまうのが非常にもったいないと思ってしまう。

また地味ながら今回における大きな意義としてなおの名字が「愛媛」であることが判明したことである。このド終盤で発表したのは何かの事情があったのだろうか。当のなおは告白してきた男子に対して「これからもただのクラスメイトでいましょうね」という一番傷つくタイプのお断りを入れていた。悪気は無いのだろうがえげつない。

今回はふでやす脚本ということもありカオスの温床だったわけだが、そんな光景の中でも天才のそふぃはメイキングドラマの着想を得られたらしい。これには当初の目的がメイキングドラマ作成であったみれぃでさえ驚いている様子だった。なんとなくだがそらみスマイルというチームがどうやって回転しているかがこのシーンでわかるような気がする。らぁらやみれぃが何かに突き進んでいるときに、そふぃは一歩引いた視点で陰ながら二人をフォローしていることが多いのかもしれない。そんな新メイキングドラマは「咲き乱れ恋の風吹く蝶の舞」という名前のようだ。これまでにない和風テイストであり、クール状態のそふぃが中心の構図となっているのが特徴だ。

内容らしい内容の無い回ではあったが、ジュルルと戯れるそらみスマイルの三人がとても微笑ましかった。それだけで良いのかもしれない。

次回、第113回「ちりちりちりちゃん!」

ちりと半年振りに再会し喜ぶらぁら達。しかし、ちりはプリパラへ行くことを頑なに拒んでいた。やっとの思いで、何とかちりと一緒にプリパラの中へ入ることに成功したが、そこで一同はちりの信じられない姿を目の当たりにする。

テレビ東京・あにてれ プリパラ

ちりちゃん帰還! しかし雲行きが怪しい模様。

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