【感想記】プリパラ 第111話「子連れ怪盗まほちゃん」

プリパラ
TVアニメ『プリパラ』第111話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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かわいそうなまほちゃん

いまだにスーパーサイリウムコーデを入手できていないことでひびきは不機嫌な様子。ジュルルに対しても「ポンコツ女神」と罵るなどまったく大人気なし。ひびきとパラ宿はとことん相性が悪いのかもしれない。気を使った一同はひびきにジュルルの世話を任せてみるも、まるで効果があるようには思えない。泣き出したジュルルに対してその説明を追求するぐらいなので一ヶ月この状態を続けても無意味な気がする。

そんなひびきはプリパラミュージアムに展示されている「黄金のおしゃぶり」に目をつける。ジュルルを泣き止ませつつ機嫌も取れて一石二鳥というわけである。しかしめが姉ぇによれば展示物は売ることはできないというわけで、ひさしぶりに怪盗ジーニアスとなって盗んでしまうことになった。育ちがいいはずなのに手癖が悪すぎる。

結局は黄金のおしゃぶりは単なる指輪であることが判明し、罰が悪くなったひびきは遁走。セレパラ時代のあの貴公子的な雰囲気はもう二度と帰ってはこないのかもしれない。とはいえ怪盗ジーニアスのおかげでプリパラポリスのライブもひさしぶりに見られたので視聴者的には感謝すべきだろうか。ジュルルもマキシに乗れたことで楽しんでいたようなので、仲良くなるというミッションは少しだけ成功していたと言えるかも知れない。

ゼロからラブへ

精魂尽きたひびきはファルルとのデュオでライブをすることに。曲は『0-week-old』。ライブ中はファルルは目覚める前の姿に戻っており、それに習ってかひびきの目からもハイライトが消えている。そしてサイリウムチェンジを経て目覚めた後の姿となる。歌詞についてもサイリウムチェンジのタイミングで0ゼロから0ラブのバージョンに変化する仕様となっている。このデュオ楽曲ひとつでボーカルドールの誕生から目覚めが表現されていると言っていいだろう。今回でしれっと公開された楽曲ではあるが、ストーリー性が濃くて非常に味わい深い内容に溢れている。また裏設定としてプリパリで公演されているミュージカルの劇中歌だとか、仮にひびきがボーカルドールになった世界線を表現しているとかの話をどこかで聞いた気もするが、そういった視点で見るのも面白いかもしれない。

しかし現実は非常であり、スーパーサイリウムコーデを入手したのはファルルのみであった。こうなるともはやドロシー以下である。我慢の限界に達したひびきはプンスカとどこかへ去っていった。こうなるともう温情でもいいからコーデをあげてもいいんじゃないかとさえ思えてくる。

こうなると逆にひびきの中の何が変化したら神チャレンジライブが発動するのかが気になる。パフォーマンスについてはトップクラスなのでこのままで問題ないだろう。そうなるとやはりらぁら達も言っていたように内面の問題だろうか。とはいえ赤ん坊に迎合するようなひびきなんて見たくない気もする。ひびきにどのような変化が訪れたときに女神が微笑むのか。それを今後は注目していきたいところだ。

次回、第112回「恋恋ジュルル」

ジュルルをジュリィに成長させるために必要なのは『歩くこと』、そして『愛』――早速、ジュルルを歩行器にのせて『あんよ』の練習をさせるらぁら達。公園内をご機嫌で暴走しはじめるジュルルの傍らには、『愛』について思いを巡らせる人物が…。果たして、みんなの愛は大切な人に伝わるのか――。

テレビ東京・あにてれ プリパラ

あらすじからしてもうよくわからない。

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