【感想記】ワッチャプリマジ!第43話「勝ちたい! 届け、このマジ」

【感想記】ワッチャプリマジ!第43話「勝ちたい! 届け、このマジ」ワッチャプリマジ!

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TVアニメ『ワッチャプリマジ!』第43話 先行場面カット・あらすじ公開! | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】2021年10月3日(日)から、テレビ東京系6局ネットにて好評放送中のTVアニメ『ワッチャプリマジ!』(以下、本作)。2022年8月14日(日)放送の第43話「勝ちたい! 届け、このマジ」より、先行場面カット・あらすじが到着しました!本作は、『プリパラ』や『プリティー...

場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

「勝ちたい」と「楽しい」

今回はひな先輩回、ではあるものの、冒頭はフェスリダ学園長とマツリダ夫人の口論のシーンから始まる。明らかに反りが合わない感じのふたりではあるが、その様子は幼い姉妹が喧嘩をしているようでどことなく微笑ましい。フェスリダ夫人は現状では味方とは言い難い存在ではあるが、れもんの啖呵に押されてしまったりとどこか憎めないところがある。

そんなフェスリダ夫人だが、れもんのヘブンズ化成功を前にしてもユーフォリアレビューに賛同する様子はない。それだけにあまねも言ったように「次は大事なプリマジになる」ことは明らかだ。連続でヘブンズ化に成功すれば、さすがのフェスリダ夫人も考えを改めざるを得ないだろう。一方で失敗すればユーフォリアレビューを「夢想」と断ずる彼女の考えを後押しすることになってしまう。次のプリマジの結果は今後の展開に大きな影響を与えるはずだ。

そんな難しい立場を背負ったのがひな先輩だった。むしろ難しい立場だからこそ周囲からの期待を察知し、それを率先して引き受けることにしたように見えた。特にあうるは今回の一件について責任を感じており、明らかに気負っている様子である。ひな先輩としてはそんな後輩を見過ごせなかったのかもしれない。

ヘブンズ化に必要なもの。それは自分の中の「マジ」を見つめ直すことだ。れもんとは違い、ひな先輩にとってそれは難しいことではない。「勝ちたい」という気持ちが自身を突き動かしてきたことを理解しているからである。

しかしひな先輩の表情は浮かない。それはユーフォリアレビューの成り立ちそのものに理由があった。伝説によれば女神ユーフォリアは喜びの舞によって人々に「楽しい気持ち」を思い出させた。それは自分の中にある「勝ちたい」という感情とは違う性質のものなのではないか。ユーフォリアが目指したものと異なるのであれば、ヘブンズ化は失敗してしまうのではないか。そのことにひな先輩はモヤモヤしているのだった。また目標であったジェニファーがあのような状態になっていることへの戸惑いもどこかにあるのかもしれない。

「勝ちたい」は「楽しい」

そんなひな先輩にとって転機となったのは、例によって修羅場となっていた陽比野家での出来事だった。ジジイとオッサンの喧嘩を中学生女子が仲裁するという情けない構図となっていたが、当のひな先輩はこの一件で心のモヤモヤが晴れた様子だ。栄吉と道人は喧嘩こそしているものの、その奥底にあるのは「家族を守りたい」という感情である。一見すると違うように見えるものでも、実は同じ方向を指し示していることもある。それがひな先輩の悩みを解決するヒントとなっていた。

またひな先輩は過去にも似た経験をしていた。それはあの合宿編を経て行った5人センターでのプリマジである。まったく違う個性を持つ5人がひとつになったからこそあの爆発的な力が生まれた。それは「マジ」についても同じことが言えるのではないだろうか。誰よりもあの合宿で成長したひな先輩だからこそ、そのことに気がつけたのかもしれない。

ひな先輩はやはり自身の「マジ」が「勝ちたい」ことだと再確認するも、その中にはそれ以外の様々な感情も存在していたことに気がつく。そこには「悔しい」「辛い」といったものも含まれていたが、だからこそ「楽しい」と思っている自分もいた。「勝ちたい」から「楽しい」。ひな先輩のプリマジも、女神ユーフォリアの喜びの舞も、異なるようで同じものだ。そのことに気がついたとき、ひな先輩の表情からは迷いが消えていた。

ひな先輩マジ男前

今回のひな先輩は悩んだりはしていたものの終始達観した雰囲気を醸し出しており、精神面で彼女も大きく成長していることを感じさせる。ヘブンズ化など余裕だと確信させる雰囲気が今のひな先輩にはある。

曲はもちろん『Starlight!』だが、公式では「ヘブンズバージョン」として区別されていくようだ。通常版では比較的落ち着いた進行だったダンスが、今回のヘブンズバージョンでは冒頭からかなり激しいものとなっている。それに合わせて揺れるフレアエレメンツコーデの眩さが美しい。この堂々とした雰囲気は迷いを吹っ切った今の弥生ひなにぴったりだと思う。

当然ながらヘブンズ化には成功したわけだが、相変わらずフェスリダ学園長はユーフォリアレビューに賛同する様子は無い。理不尽極まりなく感じてしまうが、ここでもひな先輩は「それもひとつの考えだからじゃん?」と尊重する姿勢を見せる。プリマジスタ側とフェスリダ学園長の意見は揃わないが、その根底にある「ジェニファーを止める」という考えは同一である。ひな先輩は自身の「マジ」を見つめ直したことで、そういった考え方もできるようになったのだろう。今回はひな先輩の人間性が輝きすぎていて眩しい。栄吉が思わず「ひな先輩」と呼んでしまうのも頷ける。

難しい立場を背負ったひな先輩だったが、結果的には抜群の安定感で見事にヘブンズ化に成功するなど、頼れる先輩としての「弥生ひな」の魅力が存分に詰まった回だったと言える。ひさしぶりにカッコいいひな先輩が見られて自分としても大満足だった。

一方でいくつか気になるシーンもあった。ひとつは珍しくシリアスな表情で「みんなのプリマジ。あたしのプリマジ」とみゃむが独白していた場面だ。彼女がステージに立つ伏線と考えるのが普通だろうか。もうひとつはフェスリダとマツリダを取り巻くタントちゃんの存在である。タントちゃんが群がるから二人には特別な何かがある、ということなのだろうが、そうなると「じゃあそもそもタントちゃんって何者なんや」ということにもなりそう。

次回、第44話「みるきぃどり~む♡めしあがれ(ぺこり)」

謎のイケメンが登場していると思いきや、みるきのエレメンツであるらしい。それだけならまだしも、髪色を黒に戻せと要求しているようだ。ピンク髪を愛する人間としてそれは許せん。

れもん、ひなとヘブンズ化を成功させたのを見て、みるきは自分が失敗するのでは、と焦りを覚える。そんな中、はにたんによって呼び出されたブライトネスエレメンツのルークスは、ヘブンズ化したければ、自分の好みに合わせて黒髪に戻して欲しいとみるきに要求する。ルークスに対してみるきの本質を見誤っているとれもんは憤慨するが、みるきは自分が黒髪に戻す事で、ヘブンズ化出来るのであれば、と決心する。まつりは、そんなみるきに迷いを感じ、好きな自分自身の姿でプリマジをすべきだ、とみるきを諭すのだった。

エピソード ワッチャプリマジ!|テレビ東京アニメ公式

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