【感想記】キラッとプリ☆チャン 第50話「夢のプリ☆チャン、やってみた!」

キラッとプリ☆チャン

本放送日:2019年3月24日

『キラッとプリ☆チャン』アニメ第50話 先行カット・あらすじ到着 | アニメイトタイムズ
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素敵ガールズたちに祝福あれ

運命を分けるスペシャル大会が始まった。この大会でキラッツが敗北すれば、それは同時にアンジュの引退を決定づけることにもなってしまう。それだけにキラッツにかかる期待は大きく、えもはすでにそのプレッシャーに押しつぶされそうである。

勝負はボトルいっぱいの「いいね」を先に集めたほうが勝利となる。先にステージに立ったキラッツが順当にいいねを集めたかに思えたが、それでもアンジュひとりのライブにさえ及ばないという残酷な結果が待っていた。アイランジュでライブをしない舐めプといい、「私も全力で応えるわ!」という台詞といい、やっていることが完全にラスボスのそれである。

そして続けざまに披露されるアイランジュのライブ。今回のあいらはキラッツに対し終始挑発的な言動を繰り返していたが、自分にはキラッツの本気を引き出すためにあえてそうしているように思えた。あいらもやはり本音ではアンジュの引退など臨んでいないのだろう。

今にも満たされそうになるボトル。絶望に打ちひしがれるえもとりんかだったが、そんなチームメイトを立ち上がらせたのはみらいだった。確かにアンジュの実力には遠く及ばないかもしれないが、キラッツのボトルにも多くのいいねが集まっているのも事実だ。その期待に応えようともしないまま敗北を認めるわけにはいかない。ここは3人にとっての「夢のステージ」である。「やってみなくちゃわからない」の言葉を胸に、再びキラッツはステージへと向かう。

そのときステージが暗転し、現れたのがメルティックスターだった。この場面でライバルが現れたということは、やることはひとつしかない。待望だった6人チームの結成である。その名も「Miracle StAr(ミラクルスター)」。往年の展開であり、このシリーズの醍醐味のひとつとも言える。

曲は初代OPである『キラッとスタート』。振り付けがあるだけで全く違う曲に思えてくるから不思議なものだ。また互いのチームの「やってみた」を披露するなどプレミアム感も満載だ。さらにライブが佳境に入ったところで、コーデが「ピュアプリンセスコーデ」へと変化。アンジュを想う6人の心が奇跡を起こしたのだろう。ニチアサに視聴するにはあまりにも濃厚なライブだ。

結果はまさかの大逆転でMiracle StArの勝利。個人的な予想としては良くても引き分けという展開に落ち着くと思っていたため、それだけに驚きの結果となった。

敗北に悔し涙を流すアンジュ。その涙はアイドルとしての夢がまだ終わっていないことも意味していた。引退を撤回し、キラッツ達を包容するアンジュ。心から笑うアンジュを初めて見ることができたような気がする。キラッツたちのライブが、アンジュをトッププリ☆チャンアイドルからひとりの純粋なアイドルに立ち返らせたのだろう。

50話はまさに「やってみなくちゃわからない」という要素が詰め込まれていたように思う。みらいたちが絶望的な状況から勝利できたのは諦めずに行動を起こしたからなのは間違いない。またアンジュに悔し涙を流させたのも、みらいたちから限界を決めずに行動する大切さを学んだからだろう。『キラッとプリ☆チャン』のエッセンスを存分に堪能することができた。

次回、第51話「キラッとお別れ、やってみた!」

いよいよラスボス戦も終わったということで、次回は二期への橋渡し的な回となると予想される。また「あるグループ」が日本から旅立つとのこと。あえてあまり予想せずに待ちたい。

”ネクスト・プリンセス・スペシャル大会”から一夜が明け、対決を振りかえりながらいつもの日常を楽しむミラクル☆キラッツ、メルティックスター、アンジュ、あいら。

すると突然、あるグループが日本から旅立つことが告げられ、動揺する面々。旅立ちに向けて、お別れ会を準備するキラッツだったが……

エピソード キラッとプリ☆チャン|テレビ東京アニメ公式

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