
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
血を分けた姉妹
前回の最後にて、みらい達が落ちた穴の先はプリ☆チャンランドの地下だった。引き続きルルナとイブの元へ向かう途中で、ソルルはついに過去の記憶を思い出す。それは主にイブとアリスの出生に関わることだった。まずアリスとイブは双子の姉妹であり、一応はアリスが姉にあたるらしい。そしてふたりが生まれると同時にソルルとルルナがそれぞれのマスコットを任せられたということだ。ここまでは予想通りという感じだろうか。
そしてアリスだけが親元から離れてしまった理由だが、それは元を辿ればルルナの野望が関係しているらしい。これまでのルルナの行動はすべて「全世界をマスコットが支配する」というとんでもない計画を遂行するためだった。急にSFディストピア小説みたいな展開だ。
そんなルルナの考えにソルルは当然ながら猛反対。その際のふたりのいざこざに巻き込まれるような形でアリスはサーカス団の車が運搬していたキリンの背中に落下してしまい、ソルルも同時に記憶を失ってしまったようだ。
記憶を取り戻したソルルはすべてをアリスに伝えるが、意外にもアリスは嬉しそうな様子。すっかり仲良くなったイブのことをもはや姉妹同然に思っていたようで、むしろ本当に血の繋がりがあったことの喜びが勝っているようだ。家族というものに対する憧れなどもあったのかもしれない。またその後に唐突に事実を告げられたイブも、その直後にアリスを「お姉さま」と呼ぶ適応ぶり。全体的に順応能力が高すぎる。
イブからも自身の計画を否定され完全に窮地に陥ったルルナ。ソルルの導きもあってふたりは一緒にライブを行うことになった。やはりプリ☆チャンのライブは特別。
バスタープログラム発動
曲名は『アドリブ・デスティニー』。終盤に相応しくいかにも荘厳な曲調である。またこのふたりだからこそ左右対称の振り付けが最高に映える。
このライブを見ていたルルナは何故か苦悶の表情に。というのは元々はこの曲はルルナが作ったものであり、さらに「ふたりに迫る危機を打ち消す」という効果が用意されていた。つまり今のルルナはふたりにとっての危機と認識されており、しかも自らの曲によって計画を妨害されているという皮肉すぎる状況となってしまった。ついにはルルナは跡形もなく滅ぼされてしまう。個人的にはルルナは少し間違っているだけで完全なる悪では無いという認識だったので、この結末は少し驚いたと同時に悲しかった。
とはいえもちろん完全に消し去るなんてことをするわけはなく、ルルナは力を奪われたことでちんまりとしてした姿になってしまっていた。今後はこのチビルルナが定期的にちょっかいを出してくるような展開になったら微笑ましい。それに何よりもまだソルルとのペアライブを見ていないので滅んでもらっては困る。
予想ではルルナとの決戦はもう二週間ぐらいは続くと思っていたので、今回であっけなく終わったのは少し拍子抜けした。ただ今回で早めに決着はつけておいて、今後の回でイブとルルナの拗れた関係を修復する展開に充てる可能性があるのかなと思ったりした。
次回、第142話「とりかえっこ! イブちゃん、お店はじめるッチュ!」
ルルナの騒動から一夜明け、アリスとイブは2人でカガヤキコーポレーションの社長をしていくことに。
アリスを探す為に世界中を飛び回っていた両親も帰国し、感動の再会となる。これからの事を考え、両親はアリスとイブに、店長と社長を入れ替えることを提案する。持ち前の明るさで社長業をそつなくこなすアリスだったが、イブは初めてのお店、初めてのプリ☆チャン配信がうまくいかず……
エピソード キラッとプリ☆チャン|テレビ東京アニメ公式
本当の姉妹と認識した後の日常回というのが良い。
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