【ライブレポ】「プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2023」

CD・ライブ
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冬の風物詩であるウィンターライブに今年も参加した。今年は過去最大となる総勢44名のキャストが出演し、披露された楽曲も全40曲と、今年を締めくくるにふさわしい大規模なイベントとなった。

開幕から披露された「ワッチャ!プリーズ!マジック!-What's your "Please" Magic?-」を皮切りに、2曲目からは“プリマジパレード”と銘打った怒涛のメドレーがスタート。ソロ楽曲を披露しながら、客席の間に敷かれた通路をプリマジスタ6人が練り歩くという演出で会場を大いに盛り上げてくれた。

ソロ楽曲がひととおり披露されると、ステージ上にはみゃむ・チムム・きゃろんの“マナマナ―ズ”と、キラッCHU・メルパン・ラビリィの“ゴーゴー!マスコッツ”が同時に登場し、予想外のコラボが実現。こうしたクロスオーバーが描かれるのも合同ライブの魅力だ。

プリマジ組は有観客でのライブは初ということで、全力で楽しんでいる様子がとにかく印象的だった。またあの朗読劇を経たことでアドリブ面にも磨きがかかったように感じる。来年は単独ライブが行われることを期待したい。

マスコッツの登場からは『キラッとプリ☆チャン』の楽曲へと突入。「寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL」のイントロと共にメルティックスターの三人が通路に登場すると、客席からは悲鳴にも近い声援が上がっていた。その後もミラクル☆キラッツ・だいあ・リングマリィ・ALIVEが立て続けに登場し、5周年を迎えた本作にふさわしい豪華なステージを披露していく。

『プリパラ』では「夢川きょうだいのクリスマスメドレー -兄妹共演ver.-」の初披露を始め、WITH&レオナの「Giraギャラティック・タイトロープ」、ガァルマゲドンの新衣装など、特にプレミアム感の強いパートだった印象だ。『アイドルランドプリパラ』からはあまり&ポォロロの「ポォロン♪あまやどりのうた」も披露され、第9話以降のストーリーにも期待を膨らませる。

そしてライブもいよいよクライマックスへと突入していく。作品ごとのまとまりがあったここまでとは一転し、プリマジスタ、プリ☆チャンアイドル、プリパラアイドルが入り乱れる怒涛のステージが展開。そらみスマイルが披露した「I FRIEND YOU!!」ではバックモニターに三作品それぞれのライブ映像が同時に映し出されるなど、シリーズのファンとしては感動せずにはいられない演出も見られた。

最後は出演したキャストが全員集合し、それぞれの作品にかける想いが語られた。振り返れば今年は終幕を迎えた三作品が、色々な形で“復活”を遂げた年だったように思う。それもあってか“次なる夢を叶えたい”という希望に満ちた言葉の数々が印象的だった。

このままいつもの曲で解散……かに思われたが、さらなる新曲のサプライズが告げられ、会場は歓喜のどよめきに包まれる。披露された「FRIENDSHIP PALETTE」は「私たちプリティーシリーズのアイドルが作品の垣根を越えて、応援してくださる皆さんと一緒に、これからもずっと歌いつないでいきたい」という想いが込められた楽曲であるということだ。会場にいる全員をそれぞれ違ったカラーを持つ絵の具に見立てたこの楽曲は、プリティシリーズの根本にある「み~んなの夢を応援する」というコンセプトを思い起こさせる。会場全体で大合唱の余韻が冷めやらぬなか、圧倒的なボリュームで展開されたウィンターライブは幕を閉じた。

プリティーシリーズ新作始動決定!

夜公演の後にモニターに映し出された下記の映像。プリティシリーズの歴史をなぞる内容からすぐに察してしまい、涙と鼻水を止めることができなかった。

ライブ、筐体などのあらゆる媒体で新たな展開を見せるプリティシリーズに安心感を覚えつつも、やはりアニメが無い日々に物足りなさを感じていたのが正直なところだった。「アニメがパワーアップして帰ってくる日を自分は待ちたい」と綴ってから一年。それを実現してくれたプリティシリーズに感謝の念しかない。

3月のバーチャルライブで情報が解禁されていた『ハイスクール!キラッとプリ☆チャン』もいよいよ配信日が決定。「ハイスクール入学プロジェクト!」と称したクラウドファンディングについても12月9日(土)より開始されるらしい。新シリーズ開始までの期間もイベントが盛りだくさんで何よりだ。

ライブ前は新曲が発表されれば十分ぐらいに考えていたが、結果としてはこれ以上ないほどに充実した内容のライブとなった。穏やかな気持ちで2024年を迎えることができそうだ。

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