【感想記】プリパラ 第86話「つかめ、春のグランプリ!」

【感想記】プリパラ 第86話「つかめ、春のグランプリ!」 プリパラ
テレビアニメ『プリパラ』第86話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】 2014年7月より放送中のTVアニメ『プリパラ』。本作は、キッズ向けアーケードゲームと合わせて展開されてきたTVアニメ『プリティーリズム』シリーズを継承した作品となっています。そして、2015年10月より放送時間が、...

場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

パルプスのマーガレットも美しい

グランプリを直前に控えた一同だったが、らぁらは持ち前の元気が出ない様子。今回はある意味ではひびきを思いとどまらせることが目的なわけだが、そんなひびきに対して友達として親身になれるかどうかを不安に感じているようだ。みれぃはそんならぁらに対し、この短期間で成長できたのは紛れもなくひびきのおかげだし、今度はこちらがお返しをする番だという自分なりの考えを話す。ひびきから最も手痛い仕打ちを受けたはずなのにそのような考え方をできるのは立派すぎる。らぁらもそれを聞いて少し安心できたようだった。

一方、ふわりは怪盗に扮してファルルの元を訪れていた。ファルルはひびきが自分と同じボーカルドールになることは嬉しいことだと考えている様子だ。ファルルにとっては人間がボーカルドールになるということの意味がよくわからないだろうし、単純にプリパラ内で一緒に過ごせる友達ができるというぐらいに思っているのだろう。

ふわりはファルルが手に持っているマーガレットの鉢に気がつくと「私の故郷(ふるさと)パルプスでも草原にたくさん咲いているのよ」「あなたにも見せてあげたい。パルプスでどこまでも自由に咲き乱れる花たちを。あなたのマーガレットに劣らない美しさよ」と意味深なことを話しだす。つまりここで言うマーガレットとはひびきのことであり、彼女がボーカルドールになることは外の世界で咲き誇る自由を失うことに他ならないということだろう。狭い植木鉢の中で咲くことが花のすべてでは無いと言ったところだろうか。それを聞いたファルルは少なからずショックを受けた様子だった。

プリパラの答え

そしてスプドリ当日。それぞれの思いを乗せたライブが始まった。曲は『アラウンド・ザ・プリパランド!』。個人戦とは聞いていたものの、まさか両チームで同じ曲をやるとは驚きである。さらにエアリーチェンジを経ると唐突に謎のレースゲームが始まった。どうやらエアリーチェンジではコーデが光らなかったため、先にチャームベルに辿り着いた人が勝者というルールになったらしい。さらには武力行使もありといよいよ滅茶苦茶なことになってきた。

そんな中でひびきに追いついたファルルが涙ながらに訴えるシーンは感動的だった。ファルルはひびきのことを本当の友達と思っているからこそ、自分と同じようにプリパラ内に閉じ込められることがあってはならないと考えたのだろう。私欲に走らず人を慮るファルルの優しさがわかるし、またそれを気づかせるきっかけを作ったふわりの功績も大きい。

そんなファルルの涙で奮起したのがらぁらだった。ひびきがファルルの友達なら、その友達のらぁらにとっても友達である。そうしてできた大きな友達の輪こそがらぁらの言う「み~んなトモダチ」という信念であり、それを思い出したらぁらにもはや迷いはない。ひびきとファルルに出現した「プラチナエアリー」のさらに上位互換である「ファイナルエアリー」が発現し、ひびきより先にチャームを鳴らすことに成功した。個人的には「らぁらが勝った」というよりは「プリパラがらぁらを選んだ」というほうが近いような気がする。

ありえないはずの敗北に茫然自失のひびき。それと同時にシステムの権限がめが兄ぃに戻ったが無茶な変更を繰り返してきたプリパラのシステムは限界に達しており、暴走状態になってしまうのだった。

次回、第87話「語尾の果て」

スプドリの決着と同時にプリパラのシステムが暴走し、セレパラは砂のように崩れさる。そして目を覚ましたらぁらの目の前に広がるのは昔通りのプリパラの風景だった。以前と変わらない街並みとアイドルたち。しかし何かが違っていた…

テレビ東京・あにてれ プリパラ

真面目なのかふざけてるのかわからないタイトル。ちなみに来週は放送が無いため7/21が更新日となります。

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