語尾シリーズ完結編
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
努力の方向性が迷子
うっちゃりビッグバンズとの対決を前に、ひびきは順番決めのくじ引きで先攻を取るための特訓を行っていた。ひびきは対戦相手のライブをその目で見ることを流儀としているのだが、あの三人の語尾だらけのライブを見ることは自身の死に直結する。そこで先にライブをやってしまえば何の問題も無いと考えたわけである。先攻になるためには「1」と書かれたくじを引かなければならない。そこで「1」に対する感受性を磨くため(効果があるのか無いのかよくわからない)訓練に明け暮れてきたのだった。行動力が明後日の方向へ行くのは相変わらずだ。
なお、当日は気を利かせた? ファルルが先にくじを引いてしまい、無事にトリコロールは後攻となった。こんなことがあってもひびきがファルルを怒ろうともしないのは偉い。
完璧 VS 無秩序
ジャニスはトリコロールとうっちゃりビッグバンズの対決を「ロイヤルとアバンギャルドの戦い」と表現していたが、まさにプリパラにおいて対極に位置するであろうこの両チームの戦いは実はかなりの好カードなのではないかと思えてくる。名実ともに限りなく完璧に近いトリコロ―ルと新進気鋭かつ前衛的なうっちゃりビッグバンズという対決構図にはジュリィも興奮を隠せない様子だ。
先攻のうっちゃりビッグバンズのライブを三重シールドと共に鑑賞するひびきだったが、それも空しくサイリウムチェンジのタイミングで限界を迎えてしまい、ひびきは緊急搬送されてしまった。生死の境を彷徨うひびき。もしかすると「語尾の彼方」とはひびきが足を踏み入れかけているであろうあっち側のことなのかもしれない。
この事態によってようやくひびきが「語尾嫌い」であることを知ったあじみはショックを受けつつも、意外にもこれまでの自身の語尾乱舞を反省し、今後は語尾を控えることを約束する。こうして見るとあじみは狂っているだけで根は良い子なのだろう。狂ってはいるが単純にくるくるちゃんとお友達になりたいだけなのである。
その後、語尾禁止の約束を聞いたことで生きる気力が湧いたのか、かろうじてひびきは復活。無事にライブへと臨むこととなった。
ライブが始まる前から観客を魅了させる。それがトリコロールの真骨頂である。前口上で観客のボルテージを最高潮へと誘い、そのままの流れでライブ。優勝候補筆頭の実力を見せつけてくれた。結果はやはりトリコロールの勝利となったが、その差はわずが11センチ。うっちゃりビッグバンズもかなり善戦したと言えるだろう。負けてなお堂々としているのも彼女たちらしくて清々しい。
ちなみにあじみが語尾を体内に留めるのはやはり無理があったようで、対決後に即解禁となった。ひびきも何とも思っていない様子だったので、最初から期待はしていなかったというところだろうか。
次回、第134話「バレンタインは甘くない」
次回はいよいよそらみスマイルとノンシュガーの直接対決。のんの長い旅路がこのときのためにあったと思うと感慨深い。
バレンタイン当日を迎え、にぎわいを見せるプリパラタウン。浮足立つ女の子たちを横目に、そらみスマイルとノンシュガーは緊張感を持って決戦を迎えようとしていた。特にのんは、プリパラデビューする前から打倒らぁらを目標にしていたこともあり、一段と気合が入っていた。アイドルの超頂点に駒を進めるのはどっち!?
テレビ東京・あにてれ プリパラ
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