【感想記】プリパラ 第134話「バレンタインは甘くない」

プリパラ

TVアニメ『プリパラ』第134話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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女神の贈り物

いよいよそらみスマイルとノンシュガーの直接対決の日を迎えた。これまでのライブデータではやはりそらみスマイルが有利とされているが、ノンシュガーもその成長の勢いは驚異的で、本番でそらみスマイルを上回る可能性は十分にある。結果は神のみぞ知ると言ってもいいだろう。

そらみスマイルの三人はこれまでのライブをまとめた資料を再確認していた。膨大なデータ量は彼女たちがそれだけ多くのライブをこなしてきたことを意味する。それだけ多くのものを積み上げてきたのは自信に繋がるが、だからこその重圧も感じている様子。

一方のノンシュガーも勢いはあるもののまだまだ場数は踏んでいないということもあり、対決を前にド緊張しているようだ。対戦相手が念願のそらみスマイルということも普段どおりでいられない要因なのかもしれない。

そんな両チームを助けたのは女神のふたりだった。思えばどちらも第3期において女神と特に関係を深めたチームである。公平な立場であるべき女神という立場といえども、さすがにこの対決には心を穏やかにしてはいられない様子だ。特にジャニスの心配する様は完全に母親のそれである。そう考えるとらぁらとジュリィとは逆の立ち位置でアイドルと触れ合えたのがジャニスだと言えるのかもしれない。

再放送日は真夏だが、作中ではバレンタイン当日である。それぞれのチームに見慣れぬ女の子がチョコを渡しに来るのだが、それはアイドルの姿を借りたジュリィとジャニスだった。あっさりとバレてはしまうのだが、それがかえって重圧や緊張を吹っ切れさせることに繋がったようだ。ジュリィとジャニスと心が繋がっているという事実は彼女たちにとって何よりの応援となるのだろう。

涙はキラッキラの星になる

そうして対決本番を迎えた。先攻はノンシュガー、後攻はそらみスマイルとなった。どちらのチームもメイキングドラマを強化させ、最高のパフォーマンスを発揮したと言っていいだろう。

結果は一日の長があるそらみスマイルの勝利となった。ライブを見ていたママが「そらみスマイルには会場のみんなを巻き込む一体感とパワーがあったわ」と言っていたので、それがノンシュガーとの差となり結果に現れたのだろう。

敗北を喫してしまったノンシュガーは三人ともが号泣していた。「悔しさ」や「悲しさ」といった言葉ではあらわせないほどに色々な感情が入り混じった涙だろう。

敗北に際したとき、悔しさを受け止めて前へ進もうとするガァルマゲドンや、まったく意に介していない様子のうっちゃりビッグバンズなど、その反応は様々である。敗北という結果をストレートに受け止めて感情を溢れさせるノンシュガーは上記のチームとはまた違った清々しさがあるように感じた。

最大のライバルに負けたという結果はノンシュガーをまた一回り成長させることだろう。むしろこれを経たことでいよいよ手のつけられないチームとなってしまうかもしれない。

次回、第135話「スマイル0%」

こうして各ブロックの第一試合が終了した。ドレシングパフェはシードで決勝へ進んでいるので、次回は引き続きそらみスマイルと、最強の呼び声も高いトリコロールとの対決となる。『プリパラ』における主人公とラスボスの対決と言ってもいいほどの激アツカードだ。

ついにそらみスマイルとトリコロールが激突!・・・だがプリパラ内のムードはトリコロール一色で、そらみの勝率は限りなく0に等しかった。勝利を確信し、運命の時を余裕を持って迎えるトリコロールと、戦う前から意気消沈するそらみ。この勝負、勝敗の決め手はいったい――。

テレビ東京・あにてれ プリパラ

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