【ライブレポ】『キラッとプリ☆チャン「みんなのいいねで何かがうまれる!?キラッとバーチャルライブ!」』プリティシリーズ × バーチャルライブの可能性!

【ライブレポ】『キラッとプリ☆チャン「みんなのいいねで何かがうまれる!?キラッとバーチャルライブ!」』プリティシリーズ × バーチャルライブの可能性! CD・ライブ

3月26日に開催された『キラッとプリ☆チャン「みんなのいいねで何かがうまれる!?キラッとバーチャルライブ!」』に参加した。「バーチャルライブ」という催しがどういったものなのかが想像もつかず、当日は若干の不安を抱きながら視聴をはじめたのだけれど、結論から言えばこれ以上ないほどに楽しい時間を過ごすことができた。「やはりプリ☆チャンは最高」のひとことに尽きる。

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この記事ではいつもどおりライブを振り返りつつ感想を書いていきたい。なお今回の配信ではスクショの撮影およびアップロードが許可されているため、普段とは違い画像マシマシでお届けする。

光っていた「バーチャルライブ」ならではの魅力

声優陣が出演するこれまでのライブとは違い、バーチャルライブではアニメに登場するキャラクターそのものが喋って歌って踊るという点が最大の違いだ。そこではあくまでもアニメ本編の延長線上の世界としてストーリーが描かれる。それはまるでアニメの世界に入り込み、実際にキャラクターのライブに足を運んでいるかのようだ。作品の世界観への強烈な没入感を得られることがバーチャルライブの最大の魅力と言えるだろう。

下記はTwitterに投稿されていたカウントダウンメッセージがまとめられた動画だが、このキャラクターたちがそのまま歌って踊ると考えてもらえればライブの雰囲気が掴みやすいかもしれない。

『キラッとプリ☆チャン』にもCGライブパートは存在するので一見するとそれと同じに思えるかもしれないが、今回のライブにおいては楽曲のほとんどがフルバージョンで披露された点が大きく異なり、ファンとしては何よりも嬉しい部分だった。なぜならそれは本編では見られない楽曲全体の振り付けを知ることができるからである。本編のライブパートはショートバージョンの曲であることに加え、途中で「やってみた」も挿入される。アニメでは見られない区間にキャラクターがどのような振り付けをしているかを補完できる点で、今回のバーチャルライブの意義は非常に大きいのである。

実際に一曲目の「ワン・ツー・スウィーツ」もフルバージョンでの披露となったが、二番の振り付けは中の人さえも初めて目撃したらしい。ぜひやってください。

またバーチャルライブならではの演出も光っていた。例えばステージを舞う星々や無数のレーザーなどのエフェクトは現状の声優ライブでは実現が難しい演出だし、それとは逆にキャラクターをあらゆる方面から映し出す多角的なカメラアングルはアニメ本編では再現しにくいだろう。リアルとアニメの中間にあり、それぞれの良いところ取りをできるのはバーチャルライブの大きな強みであると感じる。

それを象徴していたのが13曲目の「フレンドパスワ-ド」での早変わりである。この楽曲はアナザーだいあが歌う別バージョンがあるため声優ライブでは昼夜それぞれに分けて披露されていたりしたのだが、今回のライブにおいては間奏(2秒)でだいあからアナザーだいあへと早変わりし、一曲分のなかにそれぞれの楽曲を綴じ込んだ。ラストではだいあとアナザーだいあの双方がステージ上に立つなど、バーチャルライブという特性を最も活かしていた存在だったように思う。

『キラッとプリ☆チャン』の未来を思わせるサプライズの数々

今回は「TVアニメの「みらい」たちのその後を描く完全オリジナル書き下ろしストーリー」ということではあるが、良い意味であの頃とほとんど変わらない光景が見られて実家のような安心感を覚えた。いつも通りにえもとあんなが仲良く喧嘩していて大満足だ。一生続けていてほしい。

そんななかでもっとも反響を呼んだのはサプライズ披露された桃山みらい&緑川さらによる「Play Sound☆」だろう。その直前にみらいが中の人化したときは笑いながら視聴していたが、さらが「二人で一緒にライブしてみるかい?」と言った瞬間にすべてを理解して大興奮してしまった。コメント欄の盛り上がりも凄まじかった。

そして極めつけは『バーチャルミュージカル!?「ハイスクール!キラッとプリ☆チャン」』の発表だ。放送終了したアニメのバーチャルライブが開催され、そこで準新曲が披露されただけでも十分だったのに、それをさらに上回ってきた。「夢を咲かせられるプリチャン」の歌詞は伊達じゃないことを思い知らされる。

現状では「バーチャルミュージカル」がどういったものなのかは不明だが、今回のバーチャルライブを見ればそれが素晴らしいものになると誰もが確信できることだろう。アニメシリーズが一旦終了となってから気落ちしていたが、バーチャルライブを通してプリティシリーズの未来の明るさを目の当たりにしたかのような心持ちになれた。夢のような一夜だった。

おわりに

今回のバーチャルライブはシステム調整によって開始時間が30分遅れてしまい(個人的にはその間にコメント欄を眺めるのも楽しかったが)、配信開始後も何度か映像トラブルが起きるなど、不安要素が散見されたというのが正直なところではあった。

ただ個人的には『キラッとプリ☆チャン』がバーチャルライブという初の試みに臨んだことは「やってみなくちゃわからない。わからなかったらやってみよう!」という作品テーマを体現していて素晴らしいことだと思うし、そういった課題を必ず次に繋げてくれるのがプリティシリーズというコンテンツだと信じている。温かく見守っていきたい。

セットリスト

※フルバージョンの楽曲には末尾に(★)と記載

01. ワン・ツー・スウィーツ(★)
02. キラリ覚醒☆リインカーネーション(★)
03. ツヨキ!ツインテールズ(★)
04. SUPER CUTIE SUPER GIRL
05. 乙女アテンションプリーズ
06. COMETIC SILHOUETTE
07. La La Meltic StAr
08. スキスキセンサー
09. ヒロインズドラマ
10. スペース!スパイス!スペクタクル!
11. My Secret heArtbeats
12. Play Sound☆(みらい&さらver)(★)
13. フレンドパスワード → フレンドパスワード 〜Another World〜(★)
14. MEMORIES FOR FUTURE(★)
15. 寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL(★)
16. ロケットハート(★)
17. キラッとスタート(★)

コメント

  1. 匿名 より:

    作中の適当モブの一人になれた気分!

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