【ライブレポ】『NonSugar 2nd EVENT「ノンスイートホットペッパーチリペッパー!」byプリパラ』

CD・ライブ

2023年4月29日に開催されたNonSugar単独ライブイベント『NonSugar 2nd EVENT「ノンスイートホットペッパーチリペッパー!」byプリパラ』に参加しました。ノンシュガーの単独ライブは2021年以来、約2年ぶりの開催。アニメ作品内のチームが単独ライブを行うだけでも異例中の異例なのだが、それに留まらず二度目の開催にこぎつけるあたりにノンシュガーというチームの圧倒的な人気が伺い知れる。

自分は配信ライブを昼夜通しで視聴したが、単独ライブだからこそ生まれる楽しさや感動が詰まった素晴らしい時間だったように思う。この記事ではライブを振り返りながらその様子を伝えていきたい。

なお本公演は2023年5月14日(日)23:59まではアーカイブで視聴できるので、興味を持った人はぜひチケットを購入してほしい。

※本記事では出演者名は敬称略で記載しておりますのでご了承下さい※

※ライブ画像等は下記の公式レポをご参照ください※

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プリパラ:NonSugar 2年ぶり2度目単独イベント 新衣装で新曲 「Ready Smile!!」カバーも 田中美海「夢のよう」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
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三年ぶりの声出し解禁ライブ

今回は約三年ぶりに発声が許可されたライブということもあり、1曲目の「スパイシー♪ホット*ケーキ!!!」の歌い出しと共にこの日を待ち望んだ観客からは大歓声が沸き起こった。コロナ禍からプリティシリーズのライブを観るようになった自分にとってはその光景自体が新鮮そのものである。あの熱狂を見ると、配信ではなく現地に足を運んでライブを観る人の気持ちも理解できる。

4曲目の「タッ・ピ~ロペ・サパンナ!」では三人が客席に降りてきてのパフォーマンスをするなど、声出しの解禁はライブにおける演出の幅を広げることにもなっていきそうだ。2023年はプリティシリーズのライブが本領発揮をする年になっていくことだろう。

笑いあり涙ありのミニコーナー

単独ライブといえば茶番ミニコーナーの存在も大きな魅力だ。こうした企画にたっぷりと時間を割くことができるのも単独ライブのメリットのひとつだと言えるだろう。

温度差に注意の「朗読劇」

開幕から怒涛の勢いで繰り出される楽曲から一転して開始されたのは、ファンの間ではカオスの温床として名高い「朗読劇」である。昼の部では『ガチャっと☆神アイドル大けんきゅう!』、夜の部では『めざせ神アイドル!ドレッシング・パフェ研究会』という題の朗読劇が披露された。ちなみに脚本家は福田裕子、大場小ゆりというお馴染みすぎる面々である。

台本の自由さに加えて田中美海の妙にクオリティの高い物真似などもあり、いつもの『プリパラ』らしくシュールとカオス満載で劇は進行していく。しかし終盤ではそんな雰囲気も一変し、「神アイドルを目指す」というノンシュガーの目標が再確認され、それを受けるように昼では「Ready Smile!!」、夜では「Growin' Jewel!」というカバー楽曲の披露に繋がっていった。

今回のイベントは「無人島での修行を経て、「甘くな~い!むしろピリ辛!?」なノンシュガー」を見せるというのがコンセプトなわけだが、この朗読劇は神アイドルというさらなる目標に向けた決意表明と言えるものになっており、応援しているファンにとっては感動的な内容に仕上がっていた。劇前半との温度差で感情がハチャメチャになった人も多かったことだろう。

ガチ勝負!「プリ付け選手権」

その一方で終始笑いに包まれたのが「プリ付け選手権」である。その内容は三人がお題にそった催しを行い、その結果を事前予想したアンケートと照らし合わせるというもの。

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特に光っていたのが田中美海のガチ度合いである。田中名人として連打を繰り出す迫真の表情やお手本のようなロングブレスなど、容赦なく勝利を追求する姿が一周回って面白すぎた。それ以外についても三人の個性が光る珍場面の連続であり、ノンシュガーの企画を成立させる力を思い知らされた時間だった。

甘さを残しつつピリ辛な魅力も

8曲目には新曲として「NonSugar × Age」が新衣装と共に披露された。曲も衣装も大人っぽい雰囲気をまとっており、これまでのノンシュガーには見られないピリ辛な魅力に溢れていた。MCでも語られていたがプリティシリーズのライブではサプライズ的に新曲が発表されることが多く、もちろんそれだけでも嬉しいのだが、それに伴って音源化されていない楽曲が溜まってきているのでそろそろアルバムでも出してくれると本気で助かるので偉い人お願いします。

その後、クライマックスに向けてのMCでは田中美海が感情を爆発させて「ノンシュガーとしてユニットを組んで、山下七海・大森日雅・田中美海がこうしてここにいるってのが奇跡! ミラクルな友情なんです!」と語るなど、イベントを迎えられた喜びや三人の絆の深さ、そしてノンシュガーのさらなる未来へと向かう意気込みが感じられた。リハーサル前にわざわざ三人で集まってお茶をするエピソードが語られていたが、ノンシュガーの息の合ったパフォーマンスや軽妙な掛け合いはそういった仲の良さや信頼関係から生まれているのかもしれない。

そして12曲目の「カワイイ・ノンシュジェニック!!!」をもってライブも閉幕……と思いきや、「でもあたい、もっと歌いたーい!」「わたくしも歌いたいですわ!」「じゃあみんなで歌っちゃおっか!」と再び1曲目の「スパイシー♪ホット*ケーキ!!!」が開始され客席は大盛りあがりに。曲の最中にはペッパーが用意した骨付き肉(ぬいぐるみ)が客席に向けてぶん投げられるなど、知らない人が見たらどういうライブなのか困惑するような光景が繰り広げられた。そんなノンシュガーらしい自由奔放な光景を目に焼き付けさせ、イベントは大盛況のなかで幕を閉じた。

ノンシュガーの快進撃は続いていく

セットリストは「Tasting NonSugar」の全楽曲を網羅したものとなっており、ノンシュガーの魅力を余すことなく感じることのできる内容となっている。冷静に考えるとライブで2時間を持たせられる楽曲数がすでにあることがそもそも凄い。そしてそれらをフル尺で堪能できるのも単独ライブならではと言える(合同ライブでは尺の都合で曲によってはショートバージョンになることも多い)。

それに加えてこれまでとはテイストがガラッと変わった新曲も披露されるなど、今回のイベントはノンシュガーの今後の方向性を広げていく役割も担っていた印象だ。ライブにおける規制が解除された今、彼女たちを止める障壁はもう何もないだろう。今後もノンシュガーの快進撃に期待していきたい。3rdイベントも開催される前提で楽しみに待つとしよう。

セットリスト

※7曲目は「昼の部 / 夜の部」となっています。

01. スパイシー♪ホット*ケーキ!!!
02. DAI!BOM!大冒険だいっ!!
☆MC(グッズ紹介)
03. 三花三様、夢いろ花舞姫
04. タッ・ピ~ロペ・サパンナ!
05. ノンピリオド
06. シュガーレス×フレンド
☆ミニコーナー「朗読劇」
07. Ready Smile!! / Growin' Jewel!
☆ミニコーナー「プリ付け選手権」
☆MC(新衣装会議)

08. NonSager × Age
09. トレジャー♪マイ*ランド!!!
10. かりすま~とGIRL☆Yeah!
11. リザーブ・ザ・リバース!
☆MC(エンディングに向けて)
12. カワイイ・ノンシュジェニック!!!
13. スパイシー♪ホット*ケーキ!!!

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