【感想記】劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!

【感想記】劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!映画(プリティシリーズ)
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劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!』は劇場版の第四作目にあたる作品である。公開日は2017年3月4日だが、これはテレビ放送では最終回直前の時期である。それを受けて今作品は『プリパラ』とその続編である『アイドルタイムプリパラ』の橋渡しとしての役割を持った内容となっている。

劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!- 本予告 -

今作も完全オリジナル(カオス)ストーリー

前作と同様に、今作も完全オリジナルの内容でストーリーが展開されていく。また森脇真琴とふでやすかずゆきの凶悪タッグも引き続き実現してしまっており、『プリパラ』の魅力であるシュールギャグがこれでもかと展開され息をつく暇がない。

前作の『映画「プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』では「ファルルの救出」というそれなりにシリアスなテーマが根幹にあったものの、今作はそもそものストーリーが「プリパラ太陽系の惑星をめぐって、プリパラの素晴らしさを広めよう!」というふんわりした内容ということもあり、いつも以上に容赦なくカオス展開が詰め込まれているのも大きな特徴だと言えるだろう。

この映画をしばらく見ていてまず抱いた感想は「本編よりやばい」である。例えるなら『プリパラ』でも屈指のカオス回と名高い第102話をさらに無秩序にしたような感じだ。急展開と超展開の連続はある意味では『プリパラ』の集大成を感じさせて圧巻である。

また三期終盤の放映ということで、キャラクターやライブ曲が充実していることもシリーズのファンとしては見逃せない。どのキャラにも必ず見せ場が存在するのでどのチームのファンでも満足することができるだろう。ライブとともにストーリーが展開されていくのが劇場版の特徴だが、その中にトリコロールやノンシュガーといった魅力的なチームが含まれているのはそれだけで嬉しいことだ。

美麗作画も健在

また劇場版は美しい作画を堪能できることも大きな魅力である。以下は本編の導入にあたる部分の映像だが、この短時間でもその質の高さが理解できる。

『劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!』解禁映像

前作でも作画の美麗さは目立っていたが、今作ではそこにさらに磨きがかかっているような印象を受ける。ありがちな言い方をするなら「どこで止めてもかわいい」というやつだ。特にガァルマゲドンはライブ前の恒例の前口上部分のアニメーションにかなり気合が入っており、ガァルマゲファンは必見となっているので是非とも視聴していただきたい。

ファンが見たかった世界線

そして今回もルート分岐は健在である。「らぁらのコース」「ひびきのコース」「みれぃのコース」の3つのコースが存在し、それぞれにオリジナルの展開とライブが用意されている。

引用元:ストーリー|劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン☆スターライブ!

詳しい内容に触れるのは避けるが、今作は舞台が「ぷちゅう(プリパラ内の宇宙空間)」ということで、それぞれのコースでは各キャラの「あったかもしれない別の世界」──つまりはパラレルワールドが描かれている。

各コースの内容は非常に充実しており、そこにはファンが待ち望んでいた光景が広がっている。その一方でそれらは制作陣が本編で描きたかった世界のようにも思える。本編で伏線はあったものの、尺の都合などが原因で描きたくても不可能だった展開もきっと多いことだろう。本編では叶わなかった試みが実現する場所というのも劇場版の大きな魅力なのかもしれない。

『プリパラ』の締めくくりにぴったりの映画

ストーリー? そんなもんいらねえんだよ!」と言っているかのような攻撃的な映画だった。大暴れするだけして、嵐のように去っていった。一応は『プリパラ』における最後の劇場版ということで普通なら締めくくり的な内容も用意しそうだが、そんな感傷的な場面は一切無く、むしろ逆方向に振り切れてしまっている

ただこうして全力で悪ふざけをしている感じがまさに『プリパラ』に求めるものだと個人的に思う。ある意味ではこのシリーズの締めくくりに最も相応しい内容の映画と言えるのかもしれない。

この映画を視聴し、カオスの激流にその身を任せてみてほしい。その後にはどこか心地よい感覚が残っているはずだ。

コメント

  1. 匿名 より:

    最高の映画を見てくれてありがとうございます。
    僕はぷりぱら☆ラランがプリパラの曲の中で一番好きです。

    • zoo より:

      コメントありがとうございます。
      『ぷりぱら☆ララン』はライブはみんな可愛いですし、歌詞も意味がわからないようで実はプリパラの本質を突いているので自分も名曲だと思います。

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