「Tasting NonSugar」が届いたので感想

         

フラゲできました。「Tasting NonSugar」はNonSugar初の単独アルバムであり、3月6日の単独ライブで初披露された楽曲に加え、完全新曲も収録されているなど豪華な内容となっている。あらためて考えるとアニメ内の一チームが単独でライブとアルバムを発表するって凄まじいことに感じる。プリパラにおいていかにNonSugarの人気が高いかがこれだけでも理解できる。

オープニングを飾る「ノンストップ・ランナウェイ!!!」はインスト曲であり、最後の曲である「テイスティ☆アラカルト」も同様だ。最初と最後の曲をインストにするのはオリジナルアルバムにストーリー性を持たせるためによく使われる手法であるが、先ほども言ったようにそれをアニメに登場するユニットが用いることが可能なことに驚かされる。もはやNonSugarという存在はアニメという枠を超え、独自の歴史や物語を築き上げているのだと感じさせる。

オープニングの後はお馴染みの「シュガーレス×フレンド」「リザーブ・ザ・リバース!」と続き、4曲目の「DAI!BOM!大冒険だいっ!!」へと至る。ライブにて先行公開されていた楽曲である。その時のライブは「無人島修行」がテーマとなっており、この楽曲はそれを経てパワーアップした三人を表現しているように聞こえる。名前の通りエネルギッシュさが全面に押し出されている曲だ。

5曲目からはここまでのNonSugarのカラーを全面に押し出した楽曲から一転し、「タッ・ピ~ロペ・サパンナ!」「三花三様、夢いろ花舞姫」「ノンピリオド」と三人それぞれのセンター曲へと続いていく。その中でも個人的に印象的だったのは「ノンピリオド」だ。のんがちりとぺっぱーと出会いNonSugarという居場所を作っていくまでの心象風景が描かれており、どこか切なくも温かい気持ちにさせられる。たぶん「エモい」というのはこういう曲のことなのだと思う。

その後は再び三人としての楽曲へ戻り、NonSugar版「かりすま~とGIRL☆Yeah!」から今アルバムで初披露となる「トレジャー♪マイ*ランド!!!」へと続いていく。この曲をひとことで言うなら「無人島」である。『プリパラ』の伝説の回である「ノンシュガー漂流記」から、単独ライブ「約束のてへペロピタですわ!」での無人島修行に至るまで、彼女たちが無人島という極限状態で見つけたものすべてがこの楽曲に閉じ込めれている。無人島密着型アイドルとしての集大成と言える曲かもしれない。

10曲目の「カワイイ・ノンシュジェニック!!!」はアップテンポな曲ながら、これまでのものと比較すると少し落ち着いた印象も受ける。これまでの曲が彼女たちの成長する様子を描いていたとしたら、この曲は成長を遂げた自分たちを信じて前に進もうとする力強さのようなものを感じた。

そして実質最後の曲である「スパイシー♪ホット*ケーキ!!!」から、冒頭でも触れたインスト曲「テイスティ☆アラカルト」でアルバムが締めくくられる。

自分はアーティストの魅力を知るならベストアルバムではなくオリジナルアルバムを聞くべきだと昔から考えているのだが、それは作り手の意思や背景がより色濃く反映されているからである。この「Tasting NonSugar」でもNonSugarの三人のこれまでの軌跡がメロディーや歌詞にありありと描かれており、彼女たちを深く知るうえで非常に充実した内容となっているように感じた。NonSugarというチームの魅力を再確認できるアルバムだった。

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