【ライブレポ】「プリパラ&キラッとプリ☆チャン&ワッチャプリマジ! Winter Live 2022」

CD・ライブ

冬の風物詩であるウィンターライブが今年も開催された。今回の特徴は何と言っても総勢41名が出演する過去最大のライブであるということ。2022年もプリティシリーズのライブは複数回行われたものの、参加者が揃わずソロ曲やデュエット曲を駆使してセットリストが組まれていた印象だ。それだけにほぼ全員参加と言ってもいい今回のライブには興奮を禁じえない。

自分は配信ライブにて昼夜通しで参加しました。その中で特に印象に残った部分について今回も感想を書いていきたいと思います。画像等は下記の公式レポをご参照ください。

※本記事では出演者名は敬称略で記載しておりますのでご了承下さい※

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【アニメイトタイムズ】
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待望のライブ

最も話題をかっさらったのはやはり初出演の青野紗穂のライブだろう。経歴からも明らかなように歌唱に関しては彼女はゴリゴリのガチ勢であり、生歌を聞ける日を個人的にかなり楽しみにしていた。

そしてそんな期待を大きく上回るライブだったと言える。「Lux Aeterna」から「Believe」への流れは本編のストーリーを踏襲しているかのようだったし、それらの楽曲を圧倒的な歌唱力で歌い上げた彼女はあの完璧な“ジェニファー”そのものだった。黄金のサイリウムで輝く観客席を最終回の“ジェニファーがまつりに見せたかった景色”に重ねた人も多かったのではないだろうか。その直後のMCではまつり(廣瀬千夏)、ひな先輩(内田彩)はあまりの感動で泣いてしまっていた。それほどに圧倒的なステージだったのである。

また楽曲で言えばついに『ワッチャプリマジ!』のデュオ曲が披露されたことも大きな特徴だろう。タイミング的には前回のライブで披露されてもおかしくはなかっただけに、心待ちにしていた人も多かったはずだ。

プリマジ勢は披露された楽曲がすべて初披露という豪華な内容となっており一際盛り上がりを見せていたが、それ以上に印象に残ったのは出演陣の楽しげな表情だった。プリマジの楽曲がライブで披露されたのは去年のウィンターライブが初めてだったが、その際は出演陣の表情がガチガチだったことを思い出す。そんな彼女たちも一年を経たことでリラックスしつつパフォーマンスができるようになったと思うと感慨深い。またそれはこれまでのソロ曲とは違い、相方がいるというデュオ特有の作用もあるのかもしれない。

今回は『ワッチャプリマジ!』が放送終了してから初めてのライブでもあったわけだが、そんな雰囲気を微塵も感じさせないような明るいステージだった。特に6人版の「ワッチャ!プリーズ!マジック!」は最高にライブ映えしていた。プリマジ勢には今後もプリティシリーズの一員としてライブを盛り上げてくれることを期待したい。

待望の新曲

サプライズで新曲が発表されるのもライブの醍醐味である。今回はトリコロールから「L'amour en Tricolore ~ラムール・アン・トリコロール~」が新曲として初披露された。トリコロールは作中最強レベルの実力を持つチームでありながら、結成のタイミングが遅かったこともあって楽曲数が少ないのが惜しい部分だ。そういった理由もあって今回の発表は「トリコロール新曲」がTwitterのトレンド入りするほどに話題を呼んだ。

華やかさが特徴の「Mon chouchou」、力強さが目立った「Neo Dimension Go!!」と比較して今回の楽曲はまた雰囲気が変わり、ゆったりかつムーディな曲調となっている。また歌詞には三人をモチーフとしたワードが散りばめられており、トリコロールというチームを象徴した内容となっているのもポイントだ。

またドレッシングパフェの単独ライブで披露されていた「Breaking Bloom!!!」も今回のライブで取り入れられるなど、いつものことながら定番の中にも新鮮さに溢れており満足感が高かった。振り返ってみるとここ数年のライブだけでも数多くの楽曲が発表されてきただけに音源化が待ち遠しい。

未来を感じさせるライブ

先程も言ったように今回のライブはテレビシリーズの連続放送終了が発表されてから初めてのライブとなった。そういったタイミングもあり、観客も出演者も程度の差はあれど心のどこかに不安を抱えた中で当日を迎えたのではないだろうか。

そんな空気を誰よりも敏感に察知してパフォーマンスに繋げていたのが芹澤優だったように思う。「ヒロインズドラマ」の合間では客席に向けて「みなさまの想いがある限りプリティーシリーズは終わりませんわ〜!」と言い放つなど、彼女なりにプリティシリーズの未来を憂いていたのが見て取れた。芹澤優は声優陣の中でも特に長くシリーズに携わっている存在である。そんな彼女だからこそ、この状況で何かしらの行動をせずにはいられなかったのかもしれない。ドレシが曲の合間に語った「夢」という言葉に感極まっている姿も印象的だった。

もちろん芹澤優だけではなく、他の出演者も遠回しに“プリティシリーズのこれから”について語る場面が多かったように感じた。プリマジの放送終了後からは空虚感に襲われていたが、今回のライブはそんな心を埋めてくれるようなエネルギーに満ちていたように思う。

各種新情報について

三度の延期を経たアプリ「アイドルランドプリパラ」だが、2023年春にサービススタートすることが正式に告知された。今度こそ本当だと思いたい。それに伴って公式チャンネルではライブで流されたPVのロングバージョンも公開されている。早く自分もアイドルになりたい。

『アイドルランドプリパラ』ゲームPVロングVer

また『ワッチャプリマジ!』からはサントラの発売が発表された。「PUMPING WACCHA!」で音源化されていない楽曲も当然ながら収録されるため非常に楽しみだ。

プリマジからは多数のコラボ情報の発表もあり、アニメは終了したものの活気に満ちていて何よりに感じた。ひな先輩がASICSとコラボしたシューズはデザインも無難で購入してみようかと思ったが、調べてみると子供向けのシューズらしい。大人であることが悲しい。

おわりに

例年通りに新曲や新情報ありで大興奮のライブだった。今年開催のライブは総じて欠員が多かったが、そんな鬱憤をふっ飛ばしてくれるほどに豪勢な内容だったように思う。

それだけに直近で唯一のイベントが終わってしまったことが今はとにかく寂しい。もうすぐ今年も終わりだが、来年にまた胸を踊らせるライブが開催されることを願いつつ過ごしていきたいと思う。少しだけ話題にあがっていたそらみスマイルの単独ライブが開催されたりしないだろうか。

コメント

  1. 匿名 より:

    読み手にもライブの熱が伝わる愛のこもったレポートで大満足!
    芹澤優のところで感動していたのに「早く自分もアイドルになりたい」に全部もっていかれたw

    アプリ、プレイしたらそれもブログに書いてほしいです!