「No.1アイリッシュウイスキー」と銘打っている『ジェムソン スタンダード』ウイスキーを買ってみた。値段に惹かれたのは言うまでもない。
特徴・歴史
ジェムソンは1780年にアイルランドの首都・ダブリンで創業。

19世紀には世界的に高いシェアを誇るも、一方で最大市場であったアメリカの禁酒法制定、スコッチウイスキーの台頭などで衰退の憂き目も見ている。しかし1966年にアイルランドの主要ウイスキーメーカーが合併し、ジェムソンもその傘下に。製造拠点がミドルトン蒸留所に集約されたことによりコスト削減と品質向上の両立が図られ、それ以降、“世界で最も売れているアイリッシュウイスキー”という地位を確立していったようだ。
3回蒸留
一般的なスコッチウイスキーが2回蒸留なのに対し、ジェムソンは3回蒸留を採用しているそう。公式いわく、これにより「ジェムソンの特徴的な滑らかさが生み出されます」とのこと。ちなみに4回だと駄目らしい。
原材料
ジェムソンウイスキーに使われる原料は、すべて蒸留所の半径50マイル(約80km)以内の地域から調達されるらしい。アイリッシュウイスキーの定義として最も重要なのは「アイルランド内の倉庫で3年以上熟成させること」であり、原料の調達場所はそれほど重要ではない。ただここからジェムソンのコスト削減努力や、アイルランドに根ざそうとする信条が見て取れそうだ。
試飲と総評
飲んだ印象をひとことで言うなら「淡麗」。ウイスキーに求める味の深み・香り・スモーキーさが限りなく薄い。では不味いのかというとそういうわけでもなく、りんごのような甘みがほのかに感じられて飲みやすくはある。
このすっきりとした飲み口はノンピート大麦を使用していることに理由がありそうだ。一般的なウイスキーは泥炭(ピート)を使用してスモーキーなー香りを付与しているが、「ジェムソン スタンダード」で使用する大麦はその工程を経ていないのである。
公式が書いているようにソーダ割りで飲むのが最も適しているように感じる。またレモンやライムなどの柑橘類などと合わせると、ジェムソンのキリッとした味わいをより引き立ててくれそう。
3回蒸留されたジェムソンのスムースな味わいは、ソーダ割でシンプルに愉しむのがおすすめです。
https://www.jamesonwhiskey.com/ja-jp/our-whiskey/jameson-irish-whiskey/

“ウイスキーらしいウイスキー”を期待すると肩透かしをくらう。ただ色眼鏡を外すとさっぱりとして飲みやすいお酒で、人によっては一般的なウイスキーよりも「ジェムソン スタンダード」が向いているかもしれない。「No.1アイリッシュウイスキー」であるのは、こういったオールマイティさが評価されているのだろう。





コメント