【感想記】ひみつのアイプリ 第43 話 「ダークカルテットスター」

ひみつのアイプリ

【公式】アイプリちゅ〜ぶ」にて最新話が無料配信中!
アニメ『ひみつのアイプリ』第43 話あらすじ&先行カット公開!
株式会社タカラトミーアーツのプレスリリース(2025年1月31日 17時00分)アニメ『ひみつのアイプリ』第43 話あらすじ&先行カット公開!

あらすじ&場面カットはリンク先をご参照ください

ひまりに必要なもの

突如として姿を現した「ダークカルテットスター」。ダークチィとは敵対関係にあるとのことで、それぞれが共闘するようなことはない様子。ダークカルテットスターが求めるのは「熱い力と力のせめぎ合い」とのことで、強者を倒すことに存在意義を見出しているようだ。勝利を渇望している点はダークチィと同じだが、そこに崇高なものを感じるのは元の人格を少なからず反映しているからなのかもしれない。

ダークカルテットスターを倒せなければアイプリバースは終焉を迎える。しかしカルテットスターはチィと同様にバースインすることができなくなっていた。焦ったひまりがつむぎを助けに行こうとするが、サクラは「その思いだけではダークカルテットスターには勝てない」と制止する。その言葉の意味を見いだせず、またみつきが躊躇していたこともあり、一旦は解散することとなった

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

その頃、アイプリバースではダークカルテットスターが向かってくるアイプリを「ぬるいアイプリ」と一蹴し、次々にカードのなかに閉じ込めてしまっていた。ライブ対決すらしないまま強制収容はあんまりにも思えたが、彼女たちと他のアイプリにはそれほどの実力差があるということでもあるのかもしれない。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

その頃、ひまりの父親・友希は仕事のために学園へと訪れていた。落ち込んでいるひまりを見つけた友希は、気分転換に一度家に帰ってくることを提案。一方のみつきはひまりを止めてしまっていたことを気に病んでいたが、八雲とひなたにそのことを相談しているのだった。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

自宅でひさしぶりに家族と再会したひまりは、ひいろの純真無垢な応援や、母からの「ひまりはみんなを笑顔にしたいんでしょ?」という言葉で原点へと立ち返ることができたようだ。またみつきはダークカルテットスターに敗北したときのことを考えるあまり、一歩を踏み出せないままでいた。しかし「大事なのは勝ち負けじゃない」という八雲の言葉で決心がついたようだった。

戻った寮の部屋で、これまでの歩みを振り返るひまりとみつき。迷いを吹っ切ったひまりは改めてみつきにつむぎの救出を懇願する。焦っていた先ほどのひまりとは違い、その表情や言葉には“みんなの笑顔を取り戻したい”という覚悟が込められているように見えた。またみつきも「友達の笑顔のため」という自身のアイプリの原点に立ち返り、ひまりと共にアイプリバースへ向かうことを承諾。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

サクラがひまりを静止したのは、彼女の最大の魅力であり強みでもある「みんなを笑顔にしたい」という気持ちが欠けていたからなのだろう。またそれこそが強さのみにこだわるダークカルテットスターへの対抗策だとも感じていたからなのかもしれない。

ジョーカー

アイプリバースでダークカルテットスターと退治するひまり&みつき。これまでとは異なり、勝負を許されたことが二人の実力を証明していると言えそうだ。そんなひまり&みつきのライブはサクラが「これこそ私たちが目指すアイプリの姿」と感嘆するほどの仕上がりだった。しかしひまりとみつきがこうして最高のパフォーマンスを発揮すればするほど、この後に控えるダークカルテットスターのライブが恐ろしくなってくる。

そんなダークカルテットスターのライブは、完全新曲で幕を開けることとなった。曲名は『ニュースタージョーカー』。ヘビィメタルを彷彿とさせる曲調と、四人をトランプに見立てた歌詞が特徴となっている。生徒会としての「規則」や「規律」といったものから解き放たれた四人が、さながらジョーカーのように自由奔放に振る舞っていく。ダークカルテットスターの強さがあらわれた歌詞だと言えるだろう。個人的には“とんでもねえバケモンが生まれちまった”という気分だ。

結果は呆気なく、ひまりとみつきの敗北となった。名勝負に湧くプリともたちだが、そんな歓声を「黙れ!」と一蹴するダークサクラ。一方のひまり&みつきはプリともたちの応援の力でカードにされるのを免れるなど、まさに対照的だと言える。この両チームの戦いは、友達の笑顔を第一とするひまり達と、実力至上主義であるダークカルテットスターの異なる思想のぶつかり合いとも言えるのかもしれない。

敗北しても折れないひまりとみつきに、ダークサクラは再びのチャンスを与えた。つむぎ救出の猶予が訪れることとなったが、次に敗北すればアイプリバースはダークカルテットスターの手に堕ち、さらにつむぎは永遠に目覚めないという残酷な事実を告げられる。

そのような重責にひまりとみつきはどのように立ち向かうのか、そしてどのように成長していくつもりなのか。そもそもパパの仕事は何なのか。いろいろな懸念を抱かせつつ、今回は終幕となった。

次回、第話「バレンタインとプリうさ姫」

バレンタインしとる場合なんか。

2月14日、バレンタインデーの日。パラダイス学園の生徒は、パラダイス幼稚園へ絵本の読み聞かせのボランティアに行くことになっている。今日の授業は、その練習。『プリうさ姫と宝石の森』という絵本の読み聞かせを始めるひまり。その内容に、アイスマイリンの『ネバギバラバー』を感じ取った。クラスメイトたちが読み聞かせの練習をする中で、様々なライブを連想するひまり。楽しくなり、どんどん絵本の世界にのめり込んでいって……。

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

コメント

  1. 匿名 より:

    どんなに緊迫した展開でも学校行事には抗えない中学生の悲しみ