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男性アイプリ・七浦すばる登場
今、アイプリバースでは男性アイプリ・すばるが大人気。すばるは過去にはライブも行っていたというが、現在はなぜか行っていないようだ。配信でリスナーからそのことについて尋ねられても「どうかな」と言葉を濁すばかり。どうやら何らかのひみつがそこにはあるようだ。
その頃、パラダイス学園1年A組には七浦すばる(CV:小林竜之)が転校してきた。当然ながら彼の正体はアイプリのすばるなのだが、例によってこの世界ではそのことに気がつくような目ざとい人間はいない。ただ彼の正体が気づかれないのは、アイプリとは違うその寡黙な態度が原因でもあるだろう。転校生と仲良くなりたい周囲は積極的に声をかけるが、すばるはほとんど口を利かず、むしろ距離を取ろうとする。その近寄りがたい雰囲気に、クラスメートのじゅりあとえるも困ってしまうのだった。

そんなとき、ひいろは廊下を歩いていたすばるとぶつかってしまう。迫真の表情のすばるに悲鳴をあげてしまうひいろだったが、落とし物を拾ってくれたことでその本性が優しい人物であることを知る。しかしその現場を見ていたひなたは、すばるが妹を怖がらせていると誤解し、サッカー勝負を申し込んでしまう。

わけもわからず困惑するすばるだったが、ひなたの「逃げるのか!?」の言葉で表情が変わり、勝負を受けることに。ただこの勝負はひいろがすぐに誤解を解いたことでおあずけとなった。またこれをきっかけに今朝の態度は緊張していただけだったことが明らかとなり、じゅりあ達への印象も和らいだようだ。もともと誤解を生みやすいタイプということなのだろう。
その後、ひまりとみつきに偶然出くわしたすばる。彼自身がアイプリということもあり、スターアイプリの二人には畏敬の念を抱いているようだ。自身も「アイプリのすばる」であることを明かし、それによって彼の背景が少しだけ見えてきた。すばるのアイプリ活動はすべてが「おとP」こと七浦おとめ(CV:大森綺星)によって生み出されたもののようだ。彼自身もアイプリバースでの姿を「おとPの作った俺」と言うなど、その性格の乖離には少し戸惑いもある様子。またすばるは「いろいろあってうまく歌えなくなって……」と語っており、それがライブを離れた原因となっているようだ。パラダイス学園に転校してきたのも、おとPから距離を置くためだった。そんな自分が許せないため、すばるは「逃げる」という言葉に敏感に反応してしまうのだろう。
うまくいかなくても楽しい
ひまりとみつきのライブを見て心が動いたすばるは、勝負の続きをするためにひなたへと挑む。結果は敗北となったが、「うまくいかなくても楽しい……」と語るすばるの表情は晴れやかだ。すばるがライブから離れた理由は現状では語られていないが、結果に関係なく彼にとってアイプリのステージとは特別なものだったのだろう。
そうして再びアイプリのライブステージへと立ったすばる。曲名は『Piece Of Dream』。ただ今回はその一部が披露されるにとどまり、またバズリウムチェンジも発動はしなかったようである。ただスバルとしてはひさしぶりのライブが無事に終わり、何よりも安心する気持ちが大きかったようだ。
ただ気になったのはプリともから「声が変わった」「前と違っている」というコメントがあったことだ。もしかするとすばるがうまく歌えなくなったのは、声変わりが関係しているのかもしれない。マイケル・ジャクソンや三浦大知など、少年の頃から一線で活躍するボーカリストには変声の問題がつきまとう。仮にすばるもそうだとすれば非常にリアリティーのある問題を描くことになっていきそうだ。
その後、アイプリ部に入部するなど、再びアイプリとしての一歩を踏み出したすばる。その一方で、プロデューサーであるおとめはモニター越しに見るすばるの姿に戸惑っている様子だった。すばるの悩みは一応は解決したように見えるものの、おとめが関わっていない以上、まだまだ本質的な部分は見えてこない。すばるがスペースバズリウムチェンジを発動させたとき──それこそが真に彼の問題が解決したときだと言えそうだ。
次回、第61話「たったひとつのひみつ」
すばるの件はいったん置いといて、次回はみつきがメイン。みつきはアイプリとしての成長のため、海外へ行くかどうかの選択に迫られているようだ。
海外の有名な歌の先生が、みつきをプロデュースしたいと言ってきた。チャレンジしたい気持ちがありながらも、ひまりを置いていくことが心配なみつきだが…。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
コメント
自分は以前はゴーストシンガーが歌っていたのでは、とか考えたんですけど確かに声変わりのほうがしっくり来ますね
中1だもんね……