腕時計の電池交換を自分でやってみた

おすすめツール

数年前にスカーゲンの腕時計を貰ったのだが、気がついたらまったく動かなくなっていた。こういったとき、これまでは時計屋さんに直してもらっていたのだが、ふと自分でやってみたいと思ったのでチャレンジしてみた。

故障か電池切れなのかは不明だが、とりあえずは電池交換をしてみることに。問題の時計は「SKAGEN HAGEN」のSKW6446。電池はAmazonで2個入り300円ぐらいで買った。

そして今回の主役である腕時計工具セット。数年前にこのロマンあふれる工具の数々に釣られ、壊れた時計も存在しないのに購入してしまったが、それがついに日の目を見る時が来た。

①ネジを外す

どうやら背面はネジで留められているようなので、まずはこちらを外していく。

使用するドライバーがこちら。先端を交換することができて、大きさや種類を変えることができる。ネジはかなり小さいので、それに適合しそうなサイズのプラスドライバーに交換した。

ネジを外すだけの作業なのだが、意外にも工程のなかで最も緊張する作業だった。ネジがちゃんと回っているのか、滑っているだけなのかが判断しづらい。かといって力を込めるとネジ穴を潰してしまいそうで恐ろしいのである。また先端を滑らせて背面を傷つけたくないため、かなり慎重な作業が求められた。

外したネジがこちら。あまりに小さすぎて失くしたら終わりだと思ったので、工具セットの中に一次避難させておいた。

②裏蓋を外す

ネジをすべて外せたら、次はこの「裏蓋こじ開け」を使う。名前の通り、先端を隙間にすべりこませて裏蓋をこじ開ける道具だ。

無事に裏蓋がズレたので、取り外すといかにも「時計」という感じの機構が現れた。電池を取り外しにかかる。

③電池を交換して完了

思ったよりもがっちりとハマっていて苦戦したが、ピンセットでカリカリやってたらなんとか外すことができた。

新しい電池をカチッと音がするところまでハメれば、後はここまでの作業を逆再生するだけなので一安心だ。

電池交換は簡単

電池交換をした後の時計がこちら。どことなく満足気に見える。ご覧のように秒針がない時計のため交換直後は動いているのかまったくわからなかったが、翌日にしっかりと時間が進んでいることが確認できた。

これに1,000円ほどの代金を払っていたのが馬鹿馬鹿しくなるほどには簡単な作業だった。今回は裏蓋が特に簡単な「ネジ式」ということも幸いしていたが、この工具があれば他の種類の裏蓋でもひととおりは外すことができるらしい。時計屋さんには申し訳ないが、今後の人生は時計の電池交換は自分でやっていくことになるかもしれない。

コメント

  1. 匿名 より:

    zooのこういう凝り性なところが好き