聖徳太子が持っているあの謎の棒はなんなのだろうと唐突に気になった。『ギャグ漫画日和』だと駄菓子屋で買った巨大なアイスの棒だとされていたが、実際のところはどうなのだろうか。
調べてみたところ、あれは「笏」と呼ばれるものらしい。その用途は意外なものだった。裏側に紙(「笏紙」と呼ばれる)を貼り付けて、それに一日のスケジュールなどを書いておくらしい。今で言うTodoリストのようなものだろうか。特に重要な儀式や神事のときに用いられたので、次第にそれは権威の象徴としての意味合いが強くなっていったようだ。そう言われてみると現代でも神主が持っているのをよく見かける気がする。
話は変わるが最近だと聖徳太子が実在しなかったかもしれないという説が浮上しており、教科書でも聖徳太子に関する項(「十七条の憲法」や「冠位十二階」など)を無くす動きもあるようである。学んできたことを否定されるようで残念な気持ちはあるが、歴史的な事実とされていたことが今もなお覆される可能性があるのは面白みを感じてしまう。
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