【感想記】単独ライブ「キラッとプリ☆チャン スペースシップアドベンチャー」【ライブレポ】

CD・ライブ

2024年7月21日(日)に開催された「キラッとプリ☆チャン スペースシップアドベンチャー」に当然ながら参加した。今回は会場が地元・埼玉県にある「大宮ソニックシティ」ということで初の現地参加も考えたが、連日の灼熱地獄に即断念。配信で昼夜通しでの参加となった。

今回のライブは春に配信されたバーチャルライブの内容を受け「宇宙」がテーマ。それを受けて開幕は『ロケットハート』からスタート。その後も『スペース!スパイス!スペクタクル』『シアワ星かわいい賛歌』『プラネタリウムの殻』と宇宙を連想させる楽曲が続き、会場もその意図するところを理解しはじめていく。MCでは今回のライブは会場を宇宙空間に見立て、キャストと客席が一緒に冒険してくコンセプトであることが明かされた。プリ☆チャン特有の無駄に壮大な世界観が反映されているが、むしろそのことに安心感を抱くようになった自分に気がつく。

続く『キラッとプリ☆チャンランド』ではマスコッツが通路へと降り、客席からは大きな歓声が起きた。目の前で繰り広げられるパフォーマンスに笑顔を見せる人もいれば、尊すぎて顔が引きつっている人などもいてその反応は様々だ。その後は先ほどとは異なり『sunshine smiles』『My Secret heArtbeats』『夢色エナジー』とソロ楽曲が続いていった。

その後、静まり返ったステージ上に銀河さだめ(本泉莉奈)がライブ初登場。バーチャルライブにおいて銀河さだめはかなり風変わりな存在だったが、本泉莉奈の迫力のある演技で彼女をステージ上に見事に再現していた。『Face your Fate』に続いて披露された『レディー・アクション!』でもキレのあるダンスを披露しており、ポテンシャルの高さを感じさせる。

その後は『アドリブ・デスティニー』『Merry Merry Fantasia!』『ファイナルイルミネーション』など、これまでとはまた打って変わってチーム楽曲が中心となっていく。ストーリー終盤の曲が中心であり、最終回までの展開を追体験しているかのようでもある。

最後にはもはや恒例となった『ダイヤモンドスマイル』を披露。キャスト挨拶を挟み、集大成の楽曲である『ドリーミングチャンネル』をオールキャストで歌唱し、大盛況のなかで幕を下ろした。

今回で単独ライブは4回目を迎えたそうだ。MCでも語られていたが、プリ☆チャンの単独ライブの歴史は完全無観客の配信ライブで幕を開けている。その翌年の「Welcome to プリ☆チャンランド!」で有観客にはなったものの、まだ声出しはNG。そして去年の「プリ☆チャン ファンファーレ!2023」でようやくの制限なしの単独ライブが実現した。

去年までは取り戻したものを喜ぶばかりだったが、4回目となる今回はようやくステージのみに集中できるようになったと実感する。そのなかにバーチャルライブで披露された曲など、新たな要素がいまだに盛り込まれていることに感激するばかりだ。来年の単独ライブも、そしてそれ以降も『キラッとプリ☆チャン』はひたすら走り続ける作品であってほしい。

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