【感想記】プリパラ 第138話「誕生!?神アイドル」

プリパラ
TVアニメ『プリパラ』第138話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

そらみスマイルの出した答え

神アイドルになるには女神との対決に勝利しなければならない。思えばそらみスマイルはジュルルとの繋がりが最も深かったチームである。それだけに神アイドルとなるという想いは一際強いものだったはずだ。しかし今はそのジュリィと戦わなければならない。三人の表情からはさすがに戸惑いの色が隠せない。

まずはジュリィとジャニスのライブとなった。曲は『Girl's Fantasy -Jewlie with Janis Ver.-』。タイトルのとおり、女神ふたりがデュオとなっている曲だ。その評価はあのひびきに「完璧なハーモニー」と言わせるほど。双子でありながら互いの個性を強調するドロシー&レオナとは対極のライブであると感じる。互いが完全にシンクロすることで完璧なライブを実現していると言える。

圧巻のライブを前に誰しもが「無理だ」「勝てるわけがない」といった言葉を口にする中、そらみスマイルの三人だけは違っていた。らぁら・みれぃ・そふぃは、女神の歌に触れられた感謝に打ち震えているように見えた。この絶体絶命の場面すら楽しみに変えることができるその精神性。これこそがそらみスマイルがここまで登り詰めることができた所以なのではないかと思う。

ジュリィとジャニスが贈ってくれた究極の歌。それに応えるには新曲しかない。それが三人が出した結論だった。ぶつかり合うのではなく、女神の歌に自分たちの歌が包まれる。戦いではなく、歌に乗せてこのかけがえのない感情を届ける。それが彼女たちが出した答えなのだと自分は思う。ジュルルを愛するからこそ至った優しい結論だ。

アイドル愛とトモダチ愛

そうしてそらみスマイルのライブの時間が訪れた。曲は『I FRIEND YOU!』。らぁらが「女神が歌ったわたしたち、アイドルへの愛。そんな歌に応えるぴったりの歌」、みれぃが「女神がアイドル愛なら、わたしたちはトモダチ愛」と表現していたように、この曲は「トモダチ」をテーマとしており、女神視点で「アイドル愛」を歌った『Girl's Fantasy』に対応した内容となっている。

テーマは違えど「愛」を歌ってるところに双方の曲には共通点があるわけだが、モブ娘が言っていたように『I FRIEND YOU!』は『Girl's Fantasy』の「続き」の歌でもある。女神の「アイドル愛」を「トモダチ愛」へと昇華させ、継承していく。そんな想いが込められているように感じた。この曲を聞いたジュリィとジャニスは何かを確信したように互いに頷きあい、そしてステージへと姿を現す。

『I FRIEND YOU!』は「組曲フォーエバー☆フレンズ」の「第一楽章」という位置づけとなっており、ジュリィとジャニスの登場をもって「第二楽章」の『LOVE IS FRIEND』へと移っていく構成となっている。

神アイドル

歌とともにステージの中央へと歩み寄っていく両者。それはまるで崇高な儀式を目の当たりにしているような感覚だった。今まさに神アイドルが生まれようとしている。女神の登場はそのときが近いことを告げているかのようだ。

そらみスマイルであれば自分たちの想いを受け継いてくれる。ジュリィとジャニスは『I FRIEND YOU!』を聞いてそれを確信できたのではないだろうか。最後の対決とはいったものの、実力の多寡や勝敗はそれほど重要ではなく、女神の想いにどのように応えるかが大切だったように思う。そしてそらみスマイルの三人は見事にそれをやってのけた。むしろ期待以上のものだったかもしれない。

新しい神アイドルに祝福を!」ジュリィの言葉と共に天空への階段が現れ、それを登った先に広がるのは神アイドルのみが見ることが許された世界だった。神ティアラを頭上に戴いたそのとき、らぁら・みれぃ・そふぃの夢はもう夢ではなくなった。神アイドル誕生の瞬間である。

『I FRIEND YOU!』から『LOVE IS FRIEND』への歌詞は『プリパラ』のテーマでもある「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」を象徴する内容となっており、その曲を背景に神アイドルが誕生する一連のシーンはあまりにも壮大で感極まってしまった。三年間に渡る『プリパラ』の集大成がここにあるのだと実感させられる。

システムの闇

夢が結実し、歓喜に沸くらぁら達。しかしそれは長くは続かなかった。喜びを分かち合おうとジュリィへと近づくらぁらだったが、それをシステムが引き裂く。「ルール違反の罰」をジュリィが受けるときが来てしまった。

女神の権限は速やかにジャニスへと移行され、システムがジュリィを連れ去ろうとする。しかしそれを阻止したのがジャニスだった。「女神パワー」でシステムを突き破り、ジュリィをこちらに連れ戻そうとしたのである。あのジャニスの女神としての最初の行動が「姉を守ること」なのはわりと熱い。ジャニスはジュリィを失う覚悟ができているようにも見えたわけだが、そうでは無かったことがわかって嬉しくもある。

しかしシステムの力は強大であり、結果的にシステムはジャニスもろともジュリィを飲み込んでしまった。システムが容赦なさすぎる。そもそもシステムとは一体。

女神が不在となってしまったプリパラ。何も起きないはずがなく、天空のステージが落下を始める。例によってストーリー終盤の穏やかではない展開になってしまったが、今のプリパラには「神アイドル」が存在する。彼女たちが起こす奇跡に期待しよう。

次回、第139話「愛フレンド友」

ジュリィとその後を追ってジャニスもシステムに飲み込まれてしまった。アイドルを導く女神が消えたことにより、システムが暴走し世界中のプリパラまでもが嵐と雷の被害を受け崩壊の危機にあった。この状況を救う希望の光は神アイドルの「歌」――そらみスマイルは最後の力を振り絞り歌い出すが・・・。

テレビ東京・あにてれ プリパラ

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