【ライブレポ】プリティーシリーズ Crossing Live 2024【感想記】

【ライブレポ】プリティーシリーズ Crossing Live 2024【感想記】
出典:https://jtb-entertainment.net/tour/2024/crossinglive/
CD・ライブ
2024.11.19

2024年11月16日(土)にパシフィコ横浜国立大ホールで開催された『プリティーシリーズ Crossing Live 2024』に配信ライブで参加した。

「Crossing（クロッシング）」という文字があらわすように、今回のライブは「作品の垣根を超えたコラボレーションやかけ合い」が特徴。思えばこれまで各作品が合同でライブをすることはあっても、その作品間の繋がりは（キャストのアドリブを除いて）ほとんどなかった印象だ。反響が大きければ、今後も同様のコンセプトでライブが開催されることが多くなるのかもしれない。またシリーズ初参戦となる『ひみつのアイプリ』のパフォーマンスにも注目だ。

交差する世界線

ライブは『キラッとプリ☆チャン』 ＆『ワッチャプリマジ！』による「キラッとスタート」から幕が開けた。さっそくのクロッシングライブだと言えそうだが、さらに続けてみらい（林鼓子）＆まつり（廣瀬千夏）による「ワン・ツー・スウィーツ」、そしてついに出会ってしまったまりあ（茜屋日海夏）＆みるき（相良茉優）の「シアワ星かわいい賛歌」など、開幕から出し惜しむ気などいっさい感じられない怒涛のコラボが展開されていく。

その一方でキラッツの「ミラクルコースター」、リングマリィの「コトバブーケ」など、いつもどおりに披露される楽曲も存在した。「作品の垣根を超えたコラボ」も魅力的だが、やはりいつものチームでいつもの楽曲を見る安心感も捨てがたい。今回のライブはその塩梅がちょうど良かった印象だ。

コラボやチームの楽曲が入り乱れるなかで、今回も孤高を貫くあまり（飯田里穂）の存在も光っていた。MCでは自分だけソロであることを自虐的に語り笑いを誘っていたが、あまりの相方はもう確約されているから仕方がない。次にクロッシングライブが開催されることがあれば、その隣にはマリオがいるのではないだろうか。

「The Secret Garden」では、あまね（庄司宇芽香）の相方としてシオン（山北早紀）が登場。2人とも高い歌唱力と凛々しい歌声の持ち主ということでその相性は抜群だ。ドロシー（澁谷梓希）がイベントから不在となって久しいが、それだけにドレッシングパフェは今回のライブで恩恵を最も受けていた印象である。シオンはこの後も「My Secret heartbeat」でさら（若井友希）と共に登場し、後半では「CHANGE! MY WORLD」「ラン♪ for ジャンピン！」をドレッシングパフェ＆カルテットスターとして披露した。ここ最近のライブでもシオンとレオナの出番は減少傾向があっただけに、ドレシファンにとっては嬉しい一日となった。

そして後半からはついに『ひみつのアイプリ』のアイプリたちが登場。沸き起こる歓声から、観客がこの日を待ちわびていたことがわかる。驚いたのは、アイプリのキャスト陣が場馴れし過ぎなことである。すでに場数を踏んできた声優陣はわかるが、みつき（平塚紗依）の「シークレット・ドリーム」は可愛すぎてリアルみつきでしかなかったし、ルビー＝ラズリの「Stand Get Up」ではサクラ（日比優理香）の躍動感のあるダンスと力強い歌声が圧巻だった。これで「人生初ステージ」だというのだから恐ろしい。またアイスマイリンの「ネバギバラバー」は曲がライブ映えしすぎるあまり、初披露にもかかわらずコールが完成されているという珍事に。温かい目で見守るぐらいのつもりだったが、まったくの杞憂に終わった。次のライブに期待せざるを得ないステージの連続だった。

ラストスパートでは4作品のキャストが登場。まさかの「オムオムライス 」が披露されたが、アイプリでオムライスコーデが登場したのはこの伏線だったのかもしれない。また普段でも盛り上がり不可避の「ワッチャ！プリーズ！マジック！」は、キャストの多さでいつも以上に賑やかなステージとなっていた。そして4作品の主人公により披露された「プリマ☆ドンナ？メモリアル！」。プリティシリーズを象徴する楽曲と言えるが、そこに『ワッチャプリマジ！』『ひみつのアイプリ』の主人公が加わったことでシリーズの歩んできた軌跡が感じられる。

全員集合のエンディングでは、早くも次のライブや楽曲、コラボを期待する声があがるなど、キャストにとっても充実したステージとなったようだ。また長きに渡ってイベントを支えてきたらぁら(茜屋日海夏)は新たな試みとなった今回のライブを終えて「クロッシングライブという新しいことがまだできるんだ」「みんながキラキラしすぎてこの気持ちを忘れたくない」と感慨深げに語っていた。そして最後は「FRIENDSHIP PALETTE」を全員で大合唱。これまでにはない形式ではあったが、終わってみればプリティシリーズの可能性を広げる素晴らしいライブだったと感じる。

怒涛の3連続特報

夜公演の後には恒例の特報タイムとなったが、3連続となったのはさすがに予想外だった。

まず「プリパラ 10th Anniversary Thank you♡Music Live」が開催されることがアナウンスされた。

プリパラ10周年を記念したライブであり、1日目はチーム曲、2日目はソロ曲＆デュオ曲が中心となるとのこと。

続けて『ひみつのアイプリ』初の単独ライブ「バズリウムライブ」の開催も決定。

今回のライブでのパフォーマンスが印象的だっただけに、早い時期に開催が決定して喜ばしい。現状では少し曲数に不安があるのが正直なところだが、逆に言えばそれを補完するためにここからの本編では新曲ラッシュになるのではないだろうか。

どうやら恒例のウィンターライブは今年は開催されないようだ。少し寂しくもあるが、11月、1月、2月とこれだけの短期間にライブがあればその飢えも凌げそうである。

そして最後に『ひみつのアイプリ』の第2期制作が決定した。

我々はそれまで当たり前だと思っていた第2期が訪れなかった過去を知っている。それだけに会場ではひときわ大きい歓声が沸き起こっていた。喜びもあれば、安堵もあることだろう。来年も『ひみつのアイプリ』と共に歩めることを感謝したい。

セットリスト

昼夜（差分のみ）
01キラッとスタート
02ワン・ツー・スウィーツ
03ミラクルコースター乙女アテンションプリーズ
04スキスキセンサー
05Sweetness×Darkness
06シアワ星かわいい賛歌
07コトバブーケインディビジュアル・ジュエル
08奇跡の降る
09滲む、馨る、
10カオティックハリケーン
11The Secret GardenThe Secret Garden
12天頂のコンフィアンサ
13Starlight!
14寝ても覚めてもDREAMIN' GIRLLa La Meltic StAr
15My Secret heartbeats
16P.O.P.P.Y
17シークレット・ドリーム
18ヒカリノコトバ
19Stand Get Up
20ネバギバラバー
21GIRA GIRA STAR
22トライアングル・スター
23CHANGE! MY WORLD
24We're The World
25Perfect☆STARs
26ラン♪ for ジャンピン！
27HAPPYぱLUCKY
28オムオムライス
29ワッチャ！プリーズ！マジック！ -What's your "Please" Magic?-
30プリマ☆ドンナ？メモリアル！
31FRIENDSHIP PALETTE

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