【感想記】おねがいアイプリ 第15話「情熱のアイプリ」

おねがいアイプリ
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ナナのやり方

兄・熱海サンゴに“アイプリになれるか?”と問われ、アイプリになることを決意するナナ。一方、おねがい町では生徒会のメンバーが郊外ボランティアで提供するためのスイカが手に入らないと嘆いていた。そんなふたりのために、ライブをして応援するおねがいかなえ隊の面々。根本的な解決にはなっていないものの、やる気を取り戻した生徒会は、スイカの代わりとなるアイデアを見つけようと前向きになれたようだ。

一方、そこに割って入ってきたのがナナだった。ナナは持ち前の財力でスイカを大量に用意し、またたく間に生徒会のおねがいを叶えてしまう。圧倒されるいのりたちに対して「あなたたちの仲間になってさしあげますわ」と歩み寄るナナ。しかしそんなナナを、フォーチュは「ナナのやり方じゃココロのまんなかに届かない」とメンバー入りを拒否してしまう。

おそらくフォーチュが重視しているのはおねがいを叶える過程であり、だからこそナナのやり方に反発したのだろう。生徒会メンバーはスイカを手に入れるという根本的な解決には至らなかったが、最終的には自らの力で前向きな心を取り戻していた。手に入らないものをアイデアで解決していくという経験は、彼らの未来にとって大きな財産にもなっていくに違いない。そしてそれはナナのやり方では得られないものなのである。

ナナはお金持ちのお嬢様で、おそらく生まれたときから欲しいものはすぐに手にしてきたのだろう。そんな彼女がフォーチュの意図を理解できないのはむしろ当然とも言える。

第14話でナナが見せた厳しさのなかにある優しさは、おねがいかなえ隊にとって必要不可欠なピースであることは間違いない。ただ現状は、彼女が「おねがいを叶える」ということの真の意味を理解できていないのだろう。

プリティシリーズ名物

フォーチュにその実力を証明するため、アイプリバースで初ライブへと臨むナナ。曲名は『TOP POWER』。真っ赤に染まったステージが美しく、まさに彼女を象徴するようなライブだと言える。中の人的にもその完成度が高いのは見る前から明らかだった。

しかしそんな彼女に突きつけられたのは、バズリウムチェンジ未発動という残酷な結果だった。フラグがビンビンだったため残念ながら当然という感じの展開ではあるが、過去作の傾向的にこういう目にあうキャラは必ず視聴者に愛される存在になっていく。個人的にもライブ後の彼女の曇った表情が最高にプリティシリーズしておりテンションが上がったのが正直なところ。

気の毒なことになってしまったが、ナナの今後については特に危惧してはいない。夢を取り戻した後輩に笑顔を向けていた彼女が、おねがいかなえ隊に不適格なはずがないからだ。熱海ナナであれば容易く超えられる壁だろう。

次回、第16話「情熱のトップ・パワー」

次回も引き続き、ナナにスポットが当てられた回。予告を見る限りはもがき苦しみながらも、意外と元気そうで安心した。

ナナは何度もライブをしているが、いまだバズリウムチェンジを成功させられていなかった。そんな時、届いたおねがい。それは、おりびあの弟・れおんからだった。

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