【感想記】おねがいアイプリ 第14話「わたしのハイセンス!」

おねがいアイプリ
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有能なナナ

アイプリフェス振り返るなかで、おねがいかなえ隊のリーダーがあおいに決定。そんなとき、ハイセンス学園の生徒・松崎かなた(CV:長縄まりあ)からのおねがいが届く。彼女は小学校のときはあおいとぐみの同級生だったが、卒業後は離島にあるハイセンス学園に進学をしたそうだ。学名どおり、個人のセンスを養っていく学校なのだろう。

しかしかなたがおねがい町を訪れたのは、デザイナーという夢に挫折し、自身の本当の夢を知りたいからだった。そんな彼女を追ってきた熱海ナナが一同の前に登場。彼女はハイセンス学園の「トップオブトップ」と呼ばれる存在であり、生徒からは畏敬の念を抱かれている存在のようだ。

ナナは夢に悩むかなたに対し「誰かに頼ったりせず、ひとりでどうにかしなさい」と突き放すような言葉をかける。それに対して「誰かに頼りたくなるときもあると思うんです」と珍しく熱くなるおりびあ。この作品の根本テーマに触れているかのような会話だ。確かにおねがいかなえ隊の活動は素晴らしいものだが、一方でナナの独立独歩の精神も厳しくはあるが正しい。どちらもそこには優しさがあるように思える。

実際、ナナは生徒のひとりが悩んでいるだけでわざわざおねがい町まで足を運んできており、かなたに対し叱咤激励までしている。厳しくありながら相手を思いやる言葉をかけるのは現状のメンバーにはできないアプローチで、そんな彼女にしか叶えられないおねがいもあるのではないだろうか。

デュオの可能性

あおいが言うには、かなたは「もう本当の夢を見つけてる」とのこと。そう思う理由は、一年前の彼女がまったく同じ状況であったからだそうだ。あおいは「夢」を信念とするアイプリだが、一方でそれに対して何かわかだまりを抱えているような描写がこれまでにもあった。今回もその過去について全貌は明かされなかったが、フォーチュの応援でアイプリになれたと語っていることもあり、彼女がなぜおねがいかなえ隊を結成したのか、その一端は見えてきたように思う。

なおも悩みをかかえるかなたのために、まずはおりびあが出陣。デビュー以降、彼女の出番が多めだが、「勇気」という属性の汎用性の高さもあるように思えてならない。そしてデザイナーの夢を諦められないという想いを自覚したかなたに向けて、立ち上がったのはあおい&ぐみのデュオだった。

ストーリー的にはふたりがデュオを組んだのは、かつて同級生だったかなたを応援するのにぴったりの存在だったからだろう。ただ個人的にデュオの相手は固定だと思いこんでいたため、意外過ぎる展開だった。こうなると組み合わせがかなり広がってくるため、今後も例えばいのりとおりびあのデュオの披露などもあるのかもしれない。ただやはり新曲が最善だというのは否めない。

夢をあらためて自覚したかなたは、ナナに向かって堂々とデザイナーになると宣言する。そんな彼女を、どこか嬉しそうに迎えるナナ。やはりわざわざ島から出向いてきたのは、かなたを心配してのことだったのだろう。ナナは高圧的なお嬢様であることに間違いはないが、その一方で言動に嫌味らしさがまったくないことが印象に残った。現状ではまだ彼女のすべてを把握できたわけではないものの、少なくとも今回だけで個人的に非常に魅力的な存在になったのは間違いない。

また今回はリーダーとなったあおいがおねがいかなえ隊としての「夢」を再確認するなど、気がつけば彼女がメインとも言える内容となっていた。おりびあに貰った謎のヘアバンドを嬉しそうに装着するなど、仲間の増えた現状は彼女にとって何よりも充実しているのだろう。

次回、第15話「情熱のアイプリ」

ナナはすでにアイプリだと勝手に思い込んでいたが、まだデビューを控えている存在であったらしい。彼女がどのようなステージを見せ、いのりたちの仲間となっていくのかに期待したい。

熱海家のお屋敷からおねがい町を眺める人影が…。熱海ナナとその兄・サンゴだ。サンゴは「ナナもアイプリになって、おねがいをかなえることができるかな?」と尋ねる。

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