【感想記】アイドルタイムプリパラ 第49話「誕生しちゃうぜ! 神アイドル!?」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2018.03.13

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第49話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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女神降臨

らぁらを救うべく、ジュリィ&ジャニスが降臨した。ジュリィは二度と実体を持てないものと思っていたが、ママのピンチを前にそんなことも言っていられないのだろう。こうして再び姿を見ることができて嬉しい限りだ。またジャニスもノンシュガーとひさしぶりの対面を果たしたことで満面の笑みになっていて微笑ましい。ちなみにファララ&ガァララは彼女たちの姉にあたる位置づけになっているようだ。

二人が現れた理由。それはライブによってらぁらを救い出すためである。女神二人の圧巻のライブによってパックの時計の針はふたたび大きく動き出す。しかしそれも虚しく、ギリギリのところでまたしても巻き戻されてしまった。どうやら、らぁらを救うためには根本的な問題があるらしく、二人はそれを確認することが目的であったとのこと。ライブを終えると、ジュリィとジャニスは懐かしの赤ちゃんモードになってしまった。こうして姿を表す段階でルールを破りまくっていたらしく、コントロールが効かなくなってしまったとのこと。赤ん坊の姿でキリッとしているジャニスを見ると今でも笑ってしまう。

神アイドルがいないなら、ゴッドアイドルになればいい

外部からはパックの心に声が届かないため、塔の内部からパックに呼びかける必要がある。しかし並大抵の力では塔の窓を破ることはできない。それが可能なのは「神アイドル級のチームライブの力」を持つ存在とのことだ。しかしらぁらが窮地に陥っている現状ではそらみスマイルは本来の力を出せない。そこで古代プリパラに存在した神アイドルに匹敵する称号「ゴッドアイドル」を誕生させるという手段を取ることになった。ジュリィ&ジャニスはそれを認定する権限を持つため、今この場でも条件が揃えばゴッドアイドルの誕生は可能であるらしい。

各チームが名乗りをあげすぎて混乱気味のなか、あのひびきに「真中らぁらを目覚めさせるにはあのチームしかいない」とまで言わしめて登場したのがドレッシングパフェの三人だった。重責を担うこの状況ではあるが「(らぁらを救うのは)切磋琢磨してきた自分たちしかいない」と言い切る三人の表情は晴れやかだ。みれぃが「ドレッシングパフェなら、なれるかもしれないぷり」と語っていたが、ドレッシングパフェの歩みをここまで見守ってきた視聴者も同じ意見だろう。

しかしゴッドアイドルへの道はそう甘くはない。仮に認定ライブに失敗すれば「持っているプリチケがすべて消滅」──つまりは「プリパラに二度と入れない」というペナルティが科せられる。あまりにも重い代償に、一同はさすがに動揺を隠せない。しかしそのことを意に介さない様子でステージへと向かうシオン・ドロシー・レオナの後ろ姿にはもはや神々しささえ感じた。そこにはらぁらを必ず助けるという強い意志と、自分たち三人なら絶対にゴッドアイドルになれるという絶対の自信の両方があるように思うのである。これだからドレッシングパフェは最高なんだと声を大にして言いたい。

DressingPafé

この場面において新曲以外はあり得ないだろう。曲名は「Get Over Dress-code」。振り付けや歌詞が過去のドレシの楽曲を踏襲したものとなっており、まさにこのチームの集大成と言える曲となっている。これほどまでのライブを見せつけた彼女たちがゴッドアイドルになれないわけがない。ゴッドアイドル・ドレッシングパフェの誕生である。大役を見事に果たし、塔の窓を破ることにも成功した。

ドレッシングパフェというのは個性の尖った三人がそれぞれ相乗効果を発揮している本当に奇跡のようなチームであり、『プリパラ』という作品の魅力は彼女たちがいなかったら半減すると言っても過言ではない。展開的にそらみスマイルが神アイドルになるのは仕方なかったにしても、これほどにまで魅力的なチームが敗北者のままで最終回を迎えるのは個人的にもいたたまれない気持ちが強かった。今回で「ゴッドアイドル」という称号を獲得し、またライバルであるらぁらの窮地を救うという大きな役割を持たせてくれたことに、自分を含めて救われた気持ちになった人も多かったのではないだろうか。

次回、第50話「夢のツバサで飛べマイドリーム!」

ドレッシングパフェが切り開いた道を行くマイドリーム。やはり最後は今作の主人公たちに決めてもらいたい。

パックの中に突入するゆい達。しかしパックの中はアイドル達の負の感情で埋め尽くされていた。一方、眠り続けるらぁらは夢の中でパックとアイドル達の悲しみを溶かすために闘っていた。アイドル達の本来の夢を取り戻し、パックの悲しみを溶かすべく、ゆい達はライブの力を信じてもう一度マイクを握る。

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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