【感想記】アイドルタイムプリパラ 第45話「決戦!ゆいvsしゅうか」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2018.02.13

ユメ目(最終形態)

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第45話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】

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ライバルを倒せ

ガァララが再びの眠りについてしまった。しかも昼夜交代のシステムを捻じ曲げてしまったことにより、以前のファララのようにしばらくは眠りから覚めることはないようだ。そんな状況に居ても立ってもいられなかったのがしゅうかである。「ゆいじゃ頼りないわ」と自らも昼のコーデの獲得に名乗り出る。本来ならばマイドリの三人がコーデを獲得するはずではあったが、古代メガネの提案もあり「ゆいvsしゅうか」のライブ対決で雌雄を決する事となった。古代メガネもこの二人の決着を見たかったのかもしれない。

思えばチームではしゅうかを打ち破ることはあっても、個人で彼女に勝てたものはいない。さらにこれまでとは違い、今のしゅうかには絶対に負けられない理由がある。ゆいは「完全状態の華園しゅうか」をひとりで倒さなければいけないのである。

当のゆいはレッスンの最中でもいつものようにユメりまくってしまい、鬼気迫るレッスンに励むしゅうかと比較すると緊張感に欠けるのは否めない。ただこういった場面でもブレないのが彼女の強みだとも言える。

夢の向こう側

そしてライブ対決当日。「ガァララを目覚めさせる」という夢を得たしゅうかは圧巻のライブを観客に見せつける。その完璧さにはゆいもさすがに動揺を隠せない様子だ。そんなゆいが奮起するきっかけとなったのは、ショウゴからの「ユメってばっかのお前じゃ勝てる相手じゃない」という言葉である。一見すると貶しているようにも捉えられるが、これは“より大きな夢を持たなければしゅうかには勝てない”という兄としての助言だった。

ゆいがユメったときを思い出してみると、その夢の種類は膨大すぎるほどではあるが、それがあっちゃこっちゃに遷移していくため一個としての強さには欠けている。それではしゅうかの「ガァララを助けたい」という確固たる夢には跳ね返されてしまうとショウゴは感じたのだろう。

ライブの最中、そのことに気がついたゆいは「わたしのたくさんの小さな夢。それを集めて大きな夢にすればいいんだ!」という結論へと至る。その夢とは「み~んながユメ幸せなプリパラ」を実現することだった。スケールの大きい夢だが、パパラ宿のプリパラはゆいの夢によって発展してきたわけだし、きっと実現することができるだろう。ゆいの夢はもはや自分の内側に留まるものではなく、人に分け与えるものに変化したのかもしれない。

みんなが幸せなプリパラには当然ながらガァララも含まれる。ゆいの目指す力強い夢に共感したしゅうかは潔く敗北を認め、マイドリにその後を委ねた。敗北こそしたものの、夢を得たことが今回の圧巻のステージに繋がったわけだし、ゆいの夢の素晴らしさも理解することができた。大きな成長だろう。最後のアイテムである「ジュエルの鍵」は彼女の財力によって買い戻すことができたし、そういった協力の仕方ができただけでも一応は報われた気はする。

ちなみに最後のメガネは雪男(女)さん(CV:土田玲央)が持っていたというオチ。

次回、第46話「時をこえてマイドリーム!」

すべてのピースは揃い、ついに古代プリパラへ。欠陥システムを変更することはできるのか。

時をさかのぼれるコーデを手に入れたゆい達は、その力を使い古代プリパラへと向かう。古代プリパラは荒れ地と化していたが、ゆい達はファララとガァララの問題を解決する力を持つジュエルを懸命に探し始める。一方で、パックは眠ってしまったガァララを救えるのは自分一人しかいないと、ガァララの元へ向かっており・・・

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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