公開日:2017.12.05
もうユメらない……ユメ封印……ユメらない……!ユメ禁止……!!
場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください
ゆめ目のおはか
パパラ宿で待望の初チームが結成されたということで、今回はシリーズ恒例の合宿回となった。この合宿は次のグランプリに向けたものであり、それは同時に打倒・華園しゅうかを意味している。優勝できるかを占う重要な合宿と言えるだろう。
個人的にはあのミーチルが合宿に協力的な姿勢を見せていることが感慨深い。内面的には相変わらずオカルト全開だが、こうしてチームを意識して行動しているだけでも大きな成長を感じさせる。
しかし忘れてはいけないのはこのチームは個性のえげつない三人組で構成されているということだ。そのため初日から合宿の方針で揉めはじめ、ついには「チームを組んだせいで物事がうまくいかない」と判断したにのが合宿所を出ていってしまう。どこかで躓くのは予想の範囲内だが、真っ先に音を上げたのがにのというのは意外だった。その点で言えばミーチルは全員で食べるためにカップ麺を持ち込んでいたりと、むしろ合宿を楽しみにしていた様子を見せるなど健気な一面が見られた。
そしてこの事態を誰よりも重く受け止めていたのがゆいだった。チームが分裂してしまった原因が自身の妄想癖にあると思い込んだゆいは、自らの妄想を封印するべく決死の「夢絶ち」を敢行する。それは自らの「ユメ目」の刺繍を地面に埋めて「ゆめ目のおはか」を作り、それにより妄想と決別するという狂気の儀式だった。これまでのなかでも圧倒的にぶっ飛んだシーンが生まれてしまったわけだが、その一方でゆいの「わたし、にのとミーチルとチームでいたいの。そのためなら夢も我慢する。ううん、夢なんていらない!」という台詞から彼女のチームにかける想いの強さが痛いほど伝わってくるなど、色々な意味で名場面であったと思う。
元を辿ればゆいに原因があったわけでもないのだが、彼女の決死の行動にドン引き心を打たれたにのとミーチルは再びチーム一丸となって合宿を成功させることを決意。それもあって無事に新曲とメイキングドラマの完成へと至った。
この三人は主要キャラではあるが、これまではそれぞれが単独で動く場面が多かった印象だ。しかしチーム結成を経たことで今後は三人での絡みが飛躍的に増えていくことだろう。やはりチーム結成は『プリパラ』における醍醐味のひとつだと実感する。
Believe My DREAM!
合宿成功の勢いをそのままにチーム初ライブも実現した。曲名は「Believe My DREAM!」。「夢」の持つエネルギーでチーム結成に至った三人にぴったりのタイトルである。歌詞にも当然ながら「夢」というフレーズが出てくるが、どちらかと言えば友情をフィーチャーした内容に捉えられる。ゆい・にの・ミーチルの三人のように、夢をきっかけに繋がった絆を歌った曲なのかもしれない。メイキングドラマも躍動感たっぷりで完成度が高い。
こうして初ライブも大成功に終わったわけだが、誰しもが気づいていたようにチーム名がまだ決まっていないことがついに指摘された。次回はどのようなチーム名にするかが焦点となっていきそうだ。
次回、第37話「ホップ・ステップ・グランプリ!」
いよいよグランプリ開催。華園しゅうかにリベンジなるか。チーム名はどうなってしまうのか。
優勝者に与えられる最後の時のコーデの獲得をかけて第4回グランプリが開催となった。しゅうかは改めてゆい達に実力の差を示そうと気迫のライブを披露し、前回王者の格を見せつける。一方ゆい達は特訓合宿の成果を糧に、打倒しゅうかに燃える。しかし、ゆい達はグランプリになぜかエントリーできない事態に陥っていた。
エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式
コメント
前回は感動的な流れからのチーム結成式を見せられ、さすがのしゅうかでも勝ち目は無いと思ったがそれも分からなくなる内容。最終的には素晴らしいチームワークと曲で安心したが展開はかなりカオスに感じられ、あのゆいが「夢なんていらない」というシーンなんかは普通は泣くシーンにでもなりそうなものだが、自分は終始笑って見てしまった。とにかくまだまだ波乱が起きそうで楽しみですね。
放送前から予感していましたが想像以上にカオスでしたね。今後はあの三人が化学反応的にさまざまな出来事を巻き起こしてくれるでしょう。
しゅうかについてもあそこまでの気迫を見せつけられると脅威に感じます。ゆい達にはチームを組んだ意味をグランプリでなんとか見せてほしいですね。